温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

あつみ温泉 正面湯

2013年02月27日 | 山形県
 
前回に引き続きあつみ温泉を巡ってまいります。今回は観光客にもお馴染みの「正面湯」です。山形県では湯田川温泉にも同じ名称の共同浴場がありますが、「正面湯」という名前は庄内地方においてその地の中心的な公衆浴場を意味する独特の表現なのかもしれませんね。


 
冬季の凍結防止のためか、正面に設置されている飲泉所は止まっていました。


 
ウッディでぬくもりが感じられる脱衣室。下足場に設置されている協力金箱へ200円を投入します。


 
タイル貼りの浴室には洗い場と1つの浴槽が設けられている、ごく一般的なレイアウト。浴槽は4人サイズ。浴室入ってすぐの位置に洗い場が左右に分かれて配置されており、男湯の場合は右側にシャワー付き混合水栓が、左側にはシャワーのない混合水栓が、それぞれ2基ずつ設けられています。



浴槽の左側に段々になっている湯枡があり、上段の中央底から上がるお湯が下段へと落とされ、更に湯船へと流れ込んでいました。ステップを落とすことによって熱いお湯を入浴に適するような温度へ冷まそうとしてるいるのでしょうか、実際に訪問時は加水しなくても入れる湯加減でした。尤も、熱いお風呂が苦手な方は加水も可能。
前回の「下の湯」同様に混合泉が引かれており、見た目は無色澄明、薄い塩味のほか、石膏っぽい硫酸塩の存在を思わせるような匂いと味が感じられました。「下の湯」で見られた浮遊物はこちらでは見られませんでしたが、その違いは何によるものなのでしょう…。
シャキっと熱めのお湯は、知覚面こそ癖は無さそうですがそこに秘めたるパワーは強力であり、湯上りはしばらくダウンジャケットが邪魔になるほど体の芯からポカポカと温まりました。


5号源泉・6号源泉・7号源泉
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉 56.5℃ pH7.3 蒸発残留物2360mg/kg 溶存物質2312mg/kg
Na+:636.2mg, Ca++:174.1mg,
Cl-:876.3mg, SO4--:407.9mg,
H2SiO3:8.4mg,

JR羽越本線・あつみ温泉駅よりあつみ交通の路線バスで「神社前」バス停下車、徒歩1~2分
(時刻などの検索は庄内交通HPを参照)
山形県鶴岡市湯温海  地図
あつみ観光協会HP

6:00~23:00(9:30~12:00は清掃)
200円
備品類なし

私の好み:★★

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