ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

NHKへの期待

2017-04-03 22:48:43 | 徒然の記

 四月から新年度が始まり、報道各社の番組が、装いを新たに出発致しました。私は何気なく、九時からのNHKの番組、ニュース・ウオッチを見ました。

 ニュース・ウオッチは、先月までニュース・ウオッチ・ナインという名前だったと記憶しています。「NHKが、やっと日本の会社に戻りつつある。」・・、画面を見ながら、胸に迫るものがありました。

 報道していたのは、自衛隊によるスクランブル発進の現場からの映像でした。冷戦時代から今日まで、国籍不明機が、どれくらいの回数で日本の警戒空域に侵入していたのか。冷戦後に激減したスクランブル発進回数が、現在再び増加し、ついには冷戦時代の回数を上回ってしまったのはなぜか。

 増加の原因は、冷戦時代に皆無だった中国機の侵入だということが、棒グラフで示されました。スクランブル発進するパイロットは、若い自衛隊員たちです。「相手を刺激しないこと。」「冷静な対応をすること」・・、この二つを日々心に誓いながら、彼らは侵入機と向き合っていました。

 軍国主義の日本、人殺しの自衛隊などと言われていますが、このニュースで、反日の野党の言葉の空疎さを国民の多くが理解したはずです。「東京を一瞬で廃墟にする。」「日本人に、思い知らせてやる。」と、中国軍人の言葉がときどき新聞で紹介されます。それだけに対応する自衛隊員の冷静さが、感謝なしには見られませんでした。

 気負い立つこともなく、怒りで動くのでもなく、隊員たちは職務を遂行していました。反日教育を受けた隣国の兵は、憎悪と憎しみで操縦桿を握っているパイロットたちです。一触即発の危険な任務は、死の覚悟が要ります。自分の息子よりもっと若い彼らに、心の中で感謝し頭を下げました。

 本当の保守、国の守りをする愛国者とは、彼らのような人々をいうのだろうと思います。街宣車に乗り軍歌を流し愛国を叫ぶ右翼と、自衛隊員を一緒にしてはならないのです。今日のニュースをみた人は、きっとそれが分かったはずです。愛国を絶叫する者や、拳を固めて忠君を押しつける人間は、自衛隊員の寡黙さを見習ってもらいたいものです。

 「百聞は、一見にしかず。」・・、これが今晩のNHKのニュースでした。中国や韓国や北朝鮮のように、捏造のニュースを国民に伝えなくていいのです。大げさな身振りや、表情過多の喋り方をせず、事実を日本中の家庭に届ければ良いのです。さすれば「お花畑の花」も枯れ、バカな評論家たちも退場していきます。

 「中国の脅威なんて、どこにあるんですか。妄想ですよ、妄想。」

 都知事選に立候補した、鳥越氏のテレビでの発言ですが、こんなバカな人間も、これからは小さくなって生きるしかできなくなります。左に傾きすぎていた羅針盤の針を、NHKがほんの少しだけ中心へ戻していると、その兆しを今晩の報道で感じました。右へ振れる必要はありません。中心へと少しNHKが戻るだけで、日本が変わります。

 期待せずにおれません。

 

コメント (4)
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