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石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

またまたモモンガが巣箱に入りました。

2010-03-01 12:06:13 | 調査研究

28日はモモンガクラブの活動で、面河渓の巣箱の見回り。
昨年11月に続き、またまたモモンガ2頭の巣箱利用を確認しました。

2日前の予備調査では、巣箱入口から糸状に細かく裂かれた樹皮が飛び出しているのを確認していました。
これまで2例このような巣材が入っている巣箱を見ていますが、両方ともモモンガが利用していたので、今回も中にいる可能性が高いとは思っていました。

そっと近づき、巣箱を仕掛けたスギの木に梯子をかけたその時、ズバッと2頭が飛び出してきました!
1頭はそのまま木の高いところまで上っていったため見えなくなりましたが、もう1頭が巣箱の1mほど上で静止。
写真はその時のものです(中央に小さく映っています)。
その後、メンバー全員が5m以上巣箱から離れると、2頭とも巣箱の中にスルスルと戻っていきました。
そうやら私たちの手作り巣箱を気にいってくれているようです。

調査開始から2年を経て、ついにメンバーの前に野生のモモンガが姿を現しました。
(前回の確認は、学芸員単独での調査時でした。)
モモンガが入りやすい場所や時期など、なんとなく条件が分かってきましたので、今後の調査方針を練り直しているところです。(Y)

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