面河山岳博物館へようこそ!

石鎚山系と久万高原の自然、博物館の活動などを紹介するブログ

分散もそろそろ終わるクサギカメムシたち

2017-05-04 17:13:14 | 昆虫
久万高原町ではジャコと呼ばれているクサギカメムシ。

その臭さと見た目からとても嫌われています。

秋に越冬のため建物の中にはいってくる厄介者。

春には越冬場所からの分散がはじまり、家の中や周りでウロウロするので、また嫌われます。

5月初旬には分散もほぼ終わり、森の中で交尾をして産卵、7月~8月に新成虫が現れます。




ちょっとした刺激ですぐにニオイを出すと思われていますが、そーっと触れば大丈夫です。

もし、家の中で出会ってしまったとき、わざわざ指に登らせるようなリスクを背負う必要はありません。

進行方向に紙くずでも置いて、その上に登った時に持ち上げて外に捨てる、これでバイバイです。

(矢)
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体長2㎜のカメムシ、マルグンバイ

2017-04-23 17:43:42 | 昆虫
今年の夏の特別展は「巨大昆虫・微小昆虫」をテーマにします。

現在、複数の博物館から巨大昆虫標本借用のための手続きを、微小昆虫は身近な場所で採集・撮影を進めています。

今日採集したのは体長2㎜もない小さなカメムシ、マルグンバイです。

マルグンバイは別名コケグンバイとも呼ばれ、その名の通りコケに依存して暮らしています。

あまりに小さいので一般に知られることはありませんが、低地から山地まで広く見られます。

背面にはレース編みのようなアミアミがあり、私はこれがとても美しいと思っています。
人によっては真逆に気持ち悪いと感じるかもしれません。

このようなレース編みの構造をもつカメムシの一群がグンバイムシ科(Tingidae)です。
国内からは74種ほどが知られています。

ホスト(寄主植物)が判明していない種、これまでほとんど標本が得られていない種も多く、まだまだ研究の余地があります。

今回の特別展ではできるだけ多くの日本産種を展示したいと思います。
すべて数ミリしかありませんが。

そんなの誰が喜ぶって?

ま、見てのお楽しみということで。

(矢)
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夏の石鎚山 その4

2015-08-06 11:54:13 | 昆虫
土小屋からの山頂にかけての登山道沿いのお花畑には、アサギマダラが「ふわり、ふわり」と優雅に飛んでいました(5日)。




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巣だけでもなんか怖い-キイロスズメバチの巣撤去-

2015-01-14 09:57:44 | 昆虫
久万高原町の二名地区で、民家の屋根裏にできた巨大なキイロスズメバチの巣の撤去をおこないました。
一部は標本として残すつもりでしたので、「回収」するのが目的です。

秋の終わりには働き蜂たちはすべて死んでしまいます。
女王蜂のみ巣を離れ、今は土や朽木の中などで冬越しをしているところ。

ですので、この時期の撤去作業中に刺される心配はありません。
専用の防護服やカッパなどを着込まなくてもいいので楽ちんです。

屋根裏の梁にくっついていたのは高さ90㎝程の大物です。
梁の構造から、残念ながら無傷での回収はできませんでした。
でも、一番胴回りが太い部分からは直径50㎝の巣盤を手に入れましたので、今後の展示や観察会などで利用できそうです。




最初に、秋の終わりで働き蜂は全滅、と言いましたが、実は巣の中でごく少数が生き残っている場合もあります。

今回の作業中には1頭だけ発見。
サナギや幼虫も数頭いたのは驚きです。
春に成虫になれるとは思いませんが、、かれらがどうなってしまうのか興味深いところです。


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キュウシュウエゾゼミ

2013-08-17 21:53:08 | 昆虫

面河渓ではよく鳴いていますが、モミやツガの大木の遙か上の方にいるので手が出ません。

高知の虫屋Bさんが大野ヶ原で採集した個体をもってきてくれました。

本当に美しいセミですね。

標本にするとこの翡翠のような緑は黄色に変わります。

Img_7016

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