そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

まるで漫才のような党首討論

2015-06-19 | 安倍晋三
一昨日の、党首討論である。岡田克也民主党党首の、「重要影響事態があって、そこで自衛隊が警察行動はやっている。海上保安庁もいる。そういう中で、プラスアルファ何が加わったら、存立危機事態になるのか。(中略)それは具体的にどういうことなのか。朝鮮半島有事のその例で、どういう時に存立危機事態に総理は認定するのかということを聞いている。お答えください」

これに対して、安倍晋三は、(以下逐一の文字興しである)
「そこで、そこで、よろしいでしょうか。そこでですね、まさに、どういう事態になるかということは、その事態が起こってさまざまな状況を判断をしなければならない。今、あらかじめ、こうしたこうしてこうした事態があるということを今ここで申し上げるということはいかがなものかと思うわけである。つまり、そうならなければ、いわば、そうならなければ、われわれは武力行使をしないということは、これが明らかになってくるわけである。
そこで、その上で、その上で申し上げれば、いわば朝鮮半島で、朝鮮半島で有事が起こる中において、米艦船がその対応にあたっていく。これが重要影響事態に当たれば、われわれは後方支援を行う。
その中において、某国が東京を火の海にする発言をどんどんエスカレートさせていき、さまざまな状況が、日本に対してミサイル攻撃するかもしれないという状況が発生してくる。
その中において米艦船、あるいは、その米艦船がミサイル防衛に関わる艦船であった場合、それを攻撃するということは、その攻撃された艦船を守らないということについては、これはやはり3要件に当たる可能性があるわけだ。
しかし、そういうことをケース、ケースで私が述べていくということは、まさに日本はどういうことを考えているのか、どういうことでなければ、武力を行使しないために政策的な中身をさらすことにもなるから、これは国際的にもそんなことをいちいち全て述べている海外のリーダーというのはほとんどいないということは申し上げておきたいと思う」
全く意味不明の言葉の羅列で、岡田氏の質問に答えていない。小川委員長は簡潔ない回答するよう促している。

これに先立つ、「どうしてこれまでの憲法解釈を変えるほどの、安全環境の変化があったのか?」という質問にしても、
「まさにどの国も一国のみで自国の安全を守ることできないという中において、国際社会がより協力しなければいけないという状況にあるということだ。」
更に
「日本の石油は八割、ガスも多くがあそこを通ってくる。」と歩ホルムズ海峡の重要性を語った。
これは変化ではなく前からそうであるが、変わったことの説明を求めているのに、全く異なる回答をしているのである。
アホである。
報道はかみ合わない党首討論と解説するが、答えていないのである。かみ合わないという表現は、安倍晋三にとって有難い。カンペのない党首討論は、関係ない話にはぐらかすことで乗り切った。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ごめんなさい私もごまかしました (唐松)
2015-06-19 23:41:41
 党首討論などの大げさな論議はないにしろ、小生はマジメになって以来、論議に真っ正面に取り組んできた気がします。

 論議をはぐらかす手法はいくらでもあります。若い頃は鸚鵡返しをし相手論理の弱点を指摘。ボッチャマはその点は通過しています。次に、賛同者がいなくても忍耐のうえ同じことを頑なに大きな声で繰り返します。

 写真では原稿にふりがなが見えるけど、首相原稿なのでしょうか?
返信する
その通りです (そりゃないよ獣医さん)
2015-06-20 08:58:39
原稿には仮名がうってあります。字も大きくして見やすいようにしてます。
岡田氏はきっちりと理由をにべて説明を求めているのに、答えないようにしています。
昨日の辻元氏の質問が断然面白い。徴兵制度を導入合憲論者だけが、集団的自衛権三栄論者だったとはねぇ。。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。