そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

謝罪の姿を、ブラントと鳩山と阿倍に見る

2015-08-13 | 安倍晋三
韓国を訪問している鳩山由紀夫元首相は12日、ソウル市内にある西大門刑務所歴史館(旧刑務所跡)を訪れ、ここは日本による植民地時代に抗日独立運動家らが投獄されていた場所であるが、鳩山氏は独立運動家への拷問など過酷な行為を行ったことについて、跪き合掌し頭を下げて黙とうした。
「独立運動家らをここに収容し、拷問というひどい刑を与えて命を奪ったと聞いた」とした上で、「心から申し訳なく思っている」と謝罪した。
元首相のこの行為を、好ましくないと思っている日本人も少なくはないであろう。韓国風の謝罪であるが、日本的には土下座に見える鳩山の謝罪は、嫌韓風潮もあって攻撃を受けている。事実ネットでは、鳩山に対する非国民的攻が多く見受けられる。日本の主要なメディアは、これまでのこともあり、多分報道すらしないであろう。
鳩山の侵略国家としての懺悔は当然と言えば当然である。立場や肩書はこの際関係ない。
翻って、上のモノクロ写真はドイツのブラント首相が1970年にワルシャワの歴史博物館で、ドイツ・ナチスが行った非人道的行為に対し、跪き謝罪するものである。
戦争犯罪への謝罪は、ドイツを見習えとよく言われるが、こうしたドイツの日常的行為はヨーロッパ各国との軋轢をなくしていることは、日本は大いに学ぶべきなのである。
嫌悪感から、鳩山を批難してはならい。
下は、先日の長崎の原爆投下の日に平和祭の写真である。黙とうして誰もが頭を下げているのに、安倍晋三だけは、目をつむっているだけである。黙祷などではない。鳩山を非難する人たち、鳩山の姿に違和感を持つ人は、安倍晋三のこうした非人間性を知るべきなのである。この男に平和を語る資格もなければ、近隣諸国への謝罪する気持ちもないのである。この男が首相談話として何を語っても、虚言である。


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