京都の長岡京市会議員の小原明大(おはらあきひろ)です。九小・三中・西乙・神戸大卒。ツイッター・FBもお願いします。
おっはー!



14日付のワシントン・ポスト紙に、「従軍慰安婦」の強制はなかったとする日本人「識者」の意見広告が出されたそうです。

その中に、民主党京都3区、泉ケンタ氏も名前を連ねているー成宮さんの演説で聞いて驚きました。

ついでに京都では、2区の山本朋広氏(自民)、4区の北神圭朗氏(民主)もだそうです。



この意見広告は、「THE FACTS」(真実)というタイトル。

米下院の「慰安婦」決議案が、「日本軍による若い女性への性奴隷の強要」などと指摘していることに対して、「故意の歪曲だ」と主張しています。

さらに、「日本軍による強制を示す歴史資料は見つかっていない」などと述べています。



残念です。

実は私、泉ケンタメルマガの愛読者でして、「感じのいいメルマガの書き方」の参考にしていました。


●泉ケンタ氏は、HPでこんなふうに書いています。

◆アジア各国に真摯な謝罪と尽くすべき誠意を尽くし戦後処理を終結させます。

泉健太は2001年4月〜5月、若手政治家で創る「アジア21世紀ネットワーク」メンバーとしてフィリピンと中国を訪問。ルソン島の奥地にまで建てられた日本軍戦死者の慰霊碑や神風特攻隊発祥の地であるフィリピン、各地に抗日記念施設がある中国。しかし次世代の若い青年同士の交流の中で、後ろ向きの批判ではなく、21世紀の平和を構築する前向きな話し合いをすることができました。今後もアジア各国を中心に青年の交流を促進していきます。



●そして、「東アジア地域の次世代交流」といって、韓国も何度も行かれています。

いったい何を聞いてこられたんでしょうか。


●また、国会でも、従軍慰安婦問題で質問されています。

(下村官房副長官の「従軍慰安婦」否定発言について)
私自身は、やはりこういう発言というのは、非常に物議を醸すというか、他国にはなかなかそのまま正確に伝わる性質のものではないというふうに思っておりまして、その辺の大臣の御認識、この発言についての御感想をまずいただきたいと思います。

この後、大臣の見解をただ聞いただけで、自身の見解は述べられてませんでしたが、こんな見解だったとは・・・・。



いったいどこの誰が、自ら好きこのんで、体を壊すまで、兵士の性の相手をするというんでしょうか。



以前、従軍慰安婦の強制が戦争犯罪であることを、民衆の手で裁こうと開かれた、「女性国際戦犯法廷」の報告会に参加しました。

被害女性が、証言の途中で気も狂わんばかりになる姿を見ました。男性兵士の勇気ある証言も見ました。


あのとき、自分が「男性」であることに、初めて恐怖のようなものを感じました。

自分がその現場にいたら、どうしているか・・・考えたとき、自分が「男性」であることは、すでに何かを背負っている存在なのだと思いました。


でも、従軍慰安婦の事実を、あっさり否定できてしまう「男性」に対しても、恐怖を覚えざるをえません。


このエントリでは、私は従軍慰安婦の強制を証拠づけることは何も言っていませんが、とにかく自分の感覚を書かしてもらいました。

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日本共産党長岡京市会議員団がつくっている「議会だより」で、重大な誤りがありました。次の号で訂正記事を出しますが、それまではこのブログのトップで訂正をお知らせいたします。

3月議会での「ほうれんそうの会」(おざき百合子議員、小谷宗太郎議員)の一般会計予算への賛否は、「反対」でした。反対理由は、こちらで掲載されています。

「議会だより」は会派でつくっているのですが、誰も気づきませんでした。市民のみなさんに誤った情報をお伝えし、申し訳ありませんでした。



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さて、阪急新駅の話と予告してましたが、公約違反します。
水道についてです。


18日、乙訓水道経営健全化検討会(京都府、向日市、長岡京市と学識者)の第2回が開かれ、傍聴に行ってきました。

京都新聞にはこのように書いています。

「大山崎町は参加しなかった」

「大山崎町について、『入ってこないと議論に迫力が出ない』『町も含めた合理化案は検討できないか』と参加を期待する意見が目立った」




京都新聞さん、ホンマいいかげんにしてくれませんかね
これでは大山崎町がゴネて、それに向日市・長岡京市も困っているというふうにしか見えません。



実際はこうです。(注:以後、カギカッコ内は意訳であり、正確ではありません)

府副知事「私どもは誠心誠意努力している。しかし大山崎町は一方的に申込書を郵送してきた。一方的なやり方ではなく協議すべき。白紙に戻しての検討が望ましい。」

府企業局長「我々は白紙に戻して議論してくれませんかと言ったが、町長は取り下げない。本日は残念ながら参加いただけない状況。」


すなわち、京都府が大山崎町に基本水量変更の申込書の取り下げを迫り、それを参加の条件にしたわけです。大山崎町は、呼ばれもしませんから、参加しようがありません。


京都新聞が報道した、「町が入らないと迫力がない」(向日市)などの意見は、実は京都府の“いけず”な姿勢に対して向けられたものなのです。




さらにこの検討会、「はあ~?」て感じでした。

検討事項として、①浄水場の統廃合 ②地下水と府営水とのブレンド率見直し ③府営水道単価の見直し などあげられていたのですが、それについてのやりとり。


向日市「何とか基本料金が安くならんかとの思いがある。(統廃合などの)広域化よりも先に単価引き下げの見通しをつけたい。それが思いです。」

府企業局長「単価の見直しは、府営水道経営懇談会でやるものだが、府がどれだけ汗をかいているか、この場で極力報告していく。また意見もちょうだいする。」


つまり、京都新聞2月8日付で大々的に報道された、「検討会で府営水道単価引き下げをめざす」というのは願望にすぎず、この検討会には単価を引き下げる権限はないのです。

検討会の眼目は、乙訓2市が地下水使用をやめて100%府営水にしていくことを、一つのケースとしてでも示していくことにあるのではないかと思います。

府としたら、市が地下水使用をやめて府営水をたっぷり買ってくれたら経営が安心なのです。



だとしたら、京都新聞の報道は危険です。

「コスト1割超削減へ」
「水道料金の値下げも視野」


このような言葉、情報を先行させてしまうと、市民の期待が広がります。
しかし、ふたを開けて出てくるのは、「水道料金は下がるかもしらんけど、そのときは地下水廃止やで」という結果です。


京都新聞は(ていうか書かせている京都府は)、目先の府議選や大山崎町議会、向日市議選をにらんで偏った報道をしているわけですが、どれほど乙訓住民の心をもてあそび、踏みにじっているか、認識すべきです。




そして、長岡京市も、そろそろ目を向けるべきことがあると思います。


市長は、6月議会で、府営水道の基本料金を「ダム使用料のようなものだから変えられない」と言いました。

その市長の考えに立てば、乙訓の2市1町は、同じダムの使用料を払っていながら、負担割合は平等ではなく、大山崎町に特に厳しい負担をさせていることになります。(基本料金支払いの根拠になる水量と、実際に使用している水量との差が最大)

その負担に「耐えられない」と、大山崎町が見直しを求めているときに、比較的軽い負担で済んでいる長岡京市は、見放していることにならないのか


大山崎町が町民みんなで負担している水量は、乙訓環境衛生組合(向日市・長岡京市と合同で運営しているゴミ処理場)で使うつもりで積算し、結局使っていない水量も含んでいるのです。

長岡京市が「ワシャ知らん」ではなく、大山崎町とともに根本原因の解決、府営水道の基本水量削減を求めることを強く要求します。

22日(金)13時~、KBS京都で府議会中継。乙訓の水問題を梅木府議が追及します。

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「ラピュタ」をまた観てしまったよ・・・・いったい何回目やろ。


今日は宣伝カーを回していたんですが、散歩のおっちゃんと国防をめぐって大論議に。

なんかビール片手やし、てきとうに「いや、でもね、~ですわ」とかしゃべってたら、なにやら不自然に小指が短くていらっしゃるような・・・。しかもシャツの襟元から肌色と違う色がチラリと見えるような・・・。

しかし今さらソフトな口調に切り替えても手遅れやし、最後まで同じテンションでしゃべってたけど、いったいどういうお方だったのかしらん。

まあ、「共産党」というのもあるイミ代紋かもしれんし、国防をめぐる論議で簡単に退いてしまっては、命がけで戦争に反対してきた先人に失礼というものです。



さて、一般質問の内容は気が向いたら報告しますが、こちらで名指しでご紹介があったので、その部分について解説しておきます。



本市で計画進行中の「阪急新駅」は、1月の市長選の争点になってまして、市長は推進だが、他の2候補は「凍結」か「白紙撤回」でした。市長は勝ったものの、過半数は取れませんでした。

3月議会で、「市長は凍結や白紙という声をどう受け止めたのか」という質問があり、市長は「反対ということではなく、判断基準になる情報提供を求める声と考える」と答弁しました。

そこで私は、それを引用し、「市長は市民に対して『ご理解』だけではなく『判断』も求めているとすれば、歓迎すべきことです。私はこれまで新駅に懐疑的な質問をしてきましたが、今後は市民の『判断』の機会を広げる立場で質問していきます」と言いました。


まあ実際は市長の独断であるため、市民に求めているのは『ご理解』にすぎないんですが、精いっぱいの皮肉とともに、「あんたこんな答弁してるんやさかい、ちっとは市民の声ききや」という釘サシをするつもりで言ったわけです。


・・・・・・・・。

なんか「今のギャグはどこがおもしろいかとゆーと・・・」ってな話をしているようですが、「釈然としない」と批評をいただいたし、それだけでなく「緻密な論理構成」とホメてもいただいているので、あえてエントリを立てて解説をさせていただきました。


にしても阪急新駅、事業費35億円という数字が初めて出ました。次のエントリでは駅について今のところの考えをまとめて(まとまるかな?)書きます。たぶん。

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おひさしぶりです。
あさっての一般質問の、原稿がようやく書けました・・。
生みの苦しみというか、マリッジブルーというか、また更新が滞りすみません。

出番は13日(水)の11時すぎくらいからかと思います。
テーマは

1.のらねこ等の対策について
2.地下水保全策について
3.阪急新駅・阪急長岡天神駅周辺整備の枠組み、進め方について

聞くだけや批判するだけにとどめず、提案すること。対案のための対案ではなく、自分なりに考えた提案を・・・と心がけています。
お暇があればお聞きください。



さて、世の中いろいろ起こりすぎて何書けばいいか悩みますが、自分にしか書けないのは大山崎町問題なので書きます。


9日付で、また京都新聞がやってくれた。

「大山崎町 水道料金 府と対立」

大山崎町がゴネているようにしか聞こえないタイトル。
「京都府 水道料金 大山崎町と対立」と書いても同じ意味ですが、受け止め方がまったく違いますよね。


大山崎町が、府営水道の過大な水量契約を、府の条例にもとづき今年度は削減して申請したのはすでにお伝えしました

条例には、「市町は1日の最大受水量=基本水量を申請し、府は協議の上これを決定する」(大意)とあります。

なのに京都府は、申請を受け取りもせず、まさにゴネています。

そして、協議どころか、「協定にもとづき、昨年どおりの水量で手続きを進める」と文書を送りつけてきました。

協定というのは、以前に、府と町で、「受水量は7300トンでいく」との協定をしたことを指しています。

<しかし正確にいうと、府に払う料金算定のもとになる「基本水量」は、条例では変更可能となっています。府が協定で決まっていると主張する「受水量」は、「基本水量」のことを指すとは協定文面からは読み取れず、むしろ現在2600トンしか受水していない実態からみれば、すでに協定よりも現状を優先した運用をしているといえるでしょう。>



用語がややこしいですが、大事なのは何でしょう。
今の町民のくらし(=府民のくらし)です。

大山崎町は、一日2600トンしか府営水道を使わないのに、7300トンの契約で基本料金をとられています。
使ってもいない水量に課せられる料金は、年間1億6千万円(町民一人当たり1万円)です。
だからバカ高い水道料金にもかかわらず、水道会計は大赤字なのです。


府は「協定にしたがい・・」というが、町民のくらしを破壊してる現実が目の前にあるのに、それでも協定うんぬんをふりかざすんですか。

だいたい、条例では「水量を変えられる」という建前にしておきながら(他の県でもやってるのだから当然です)、協定という縛りを別枠で市町にかけようとすること自体、スジが通っていません。


京都府は「ダムの建設費を払うのだから当然。他の市町の府民に負担させるのか」といい、公明新聞にいたっては「共産党の衆愚政治」というが、ダムをつくるのも府政の経営であり、必要性、経済性をみきわめていくのは知事の経営感覚です。

市町村に全額負担を押しつければ済む商売なら、府には何のリスクもなく、それこそ「親方日の丸」です。



ホントに京都新聞の書き方、気になる。
町は条例をたてに、「早く協議に入りたい」と主張するが、府は「従来どおりの水量で申し込み直してほしい」と話す

やっぱりこの書き方では、町がゴネてるようにしか見えない。府の横暴さが見えない。



京都新聞のねらいは、府と、府いいなりの町議会「オール野党」を援護することです。というか、府が京都新聞にそうさせているのだと思いますが・・。


町議会「オール野党」(自民系・公明・民主系その他)は、3月議会で予算案を否決し、その意見をうけて組みなおされた予算案を、先月またも否決しました。

「汗をかいていない」「みずから動く姿勢がみえない」「町長選の公約を守っていない」
・・・こんな理由で。


職員は、「具体的に議員から指摘のあったものは修正した。政治姿勢など抽象的なものは修正しようがない」と途方にくれています。

京都新聞はこれを、「共産町長、議会と対立 住民生活に影響」と書きました・・・。ハァ~。



このブログからも、少しでも側面支援していきたいと思います。


友人からメールで支援の要請がきました。

岩国新庁舎募金の会「風」

岩国市長が、住民投票の民意にもとづき、米軍再編による基地強化に反対しています。
ところが政府は、米軍再編に協力した自治体にだけ「振興策」をばらまく法をつくり、しかも岩国市がすすめている新庁舎建設の補助金をストップさせたというのです。アメとムチです。

これにめげずに、ほんなら自分で金集めたるわい!という運動が「風」です。ぜひごらんください。

大山崎町と、何となく似てると思い、紹介しました。
お互い、あきらめずにがんばることが、すごく大事なことのように思います。


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