見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

ヤブツルアズキの薀蓄

2015-10-25 22:21:32 | 自然農業

 昨日は、黄砂の影響だったでしょうか、濃い霞がかかっていましたね。


 一転、今日は気持ちの良い秋晴れ。ただ、特に午後からは日向にいても寒いくらいで、もう一枚着込んで農作業。

ヤブツルアズキの薀蓄 
 今日は、ヤブツルアズキの収穫作業や収穫済みのものの選別作業も。そのヤブツルアズキの薀蓄。
 ヤブツルアズキってご存知ない方が多いと思いますが、、、今日も隣の畑を借りた方とお話ししましたが、へえ!でしたね。

 作るきっかけは、有機農業の先駆者で京都大学名誉教授の西村先生。今でこそ、ぐうたら農法で著名ですが、当時は変人扱い。
 話を聞いたのは一昨年。たまたま、知人宅にお邪魔したら、線路脇の畦畔にアズキらしい花を発見。きっとヤブツルアズキだ!と実がなる頃にもう一度行ってみました。草刈りしてあり、帰りかけると、いや刈り残しがありました!
 昨年初めて畑に種まき。ワクワク、収穫を楽しみに育てました。鞘が黒くなると収穫の目安。乾くと鞘が弾けるので、弾けないうちに収穫するのがコツと言えばコツ。結構手間ものです。

あちこちに自生するアズキの原種
 そんな訳で、昨年は、こまめに収穫しました。が、途中でびっくりポン!な、な、なんと、畑の脇の堤土手に自生しています。
 そう、ヤブツルアズキは、アズキの原種ということで、あちこちに自生しているんですね。というわけで、今年は、作付けを縮小。
 併せて、無施肥無農薬の環境農業に取り組む野津先生から選抜した大きい種を頂きこれを播種。

 選抜されたヤブツルアズキ、写真のように自生しているものに比べて二回りくらい大きい。
 ただ、不思議なんですが、株の育ち方が全く違うんですよね。そもそもヤブツルと言うくらいですから、蔓性で草とか近くにある背のあるものにやたら巻き付く性質があります。
 今年は、ちょっぴり楽して収穫しようと考え、全ての株に支柱を立てました。ところが、支柱はほぼ役に立たない!?

普通のアズキとの交雑種?
 50本くらい支柱を立てたのに、支柱に巻き付いたのは、3~4株。よく見ると、これは、昨年の種が落ちた株のようです。
 二回りほど大きな実をつけている株は、ほとんど蔓がありません。性質は、普通のアズキのようです。
 ???不思議です!収穫した実をよく見ると色の違う実があります。しかもそれが多い。頂いた種はそんなことなかったのに、、、下の右の写真の右側が自生の実。左側が選抜した種からの実。普通のアズキとの交雑種?(写真では色がいまいちですが)


 最後に、味ですが、普通のアズキより固いけどコクがあるように思います。ただ、あんこやぜんざいは普通のアズキが良さげ。
 僕は、玄米を発芽させてヤブツルアズキと一緒に炊き、発酵させて食べていますが、断然こっちがうまい!
 ただ、小さい分手間は大変です。あなたも試してみますか?

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一箱古本市

2015-10-25 21:26:57 | 本や図書館

 昨日、BOOK在り月で一箱古本市に出店。イベント会場、午前中の人出はいまいちでしたが、午後は大賑わい。
 そんな中、不思議なもので、というか当たり前ですが、自分の思い入れがないものは人にも魅力を感じてもらえません。
 ざっと整理だけはしていましたが、スリップも手抜き、本についても予備知識なしに並べただけ。しかも、教育関係の本が中心だし。ということで、出店料をかろうじてクリア。
 お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。

 ちょっぴり残念だったのは、ビブリオバトルの一般の部が開催されなかったこと。
 ある方が、幼児に絵本を見せたら、次のページを見ようとページの上を指で横に撫でる仕草をしたのを見て、子どもと絵本を結ぶ運動をしている方の話をしてくださいました。
 時間的にも無理があっただろうと思いますが、社会人の間でも広がりを見せている中ですから、島根でもその楽しさを体感できる人が増えて欲しいものです。

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