仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

クヒオ大佐

2009年10月30日 | ムービー
ユナイテッド・シネマ札幌で、『クヒオ大佐』(2009年/吉田大八監督)を見た。
物語は、「カメハメハ大王の末裔を父に持ち、エリザベス女王の妹の夫のいとこを母に持つというアメリカ空軍特殊部隊パイロットのジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐(堺雅人)。"私と結婚すれば軍から5000万円の結納金が支給される"、"ウェディングドレスはダイアナ妃のドレスも手がけたデザイナーに依頼して製作してもらう"等という話で、弁当屋の女社長・永野しのぶ(松雪泰子)をその気にさせるが、実は彼は結婚詐欺師。そして、彼が新たなターゲットとして選んだのは、学芸員の浅岡春(満島ひかり)と銀座でホステスをしている須藤未知子(中村優子)の2人だった。巧みな言葉(?)で彼女達の心の隙間に入り込もうとするクヒオ大佐ではあったが・・・」という物語。
何ともでたらめな展開でも、演じる役者が上手だとふざけた話にならないので、面白く見られる。
主役の堺雅人という人は今迄知らなかったが、上手な役者さんだ。
『ゆれる』(2006年/西川美和監督)に出演していた新井浩文(永野達也役)もナカナカ良い。
見終わってから知ったのだが、ナントこれは実話を元にした物語なのだそうだ。
こういった経歴やでたらめな話で実際に騙された人がいたとはホント驚かされる。
劇中の永野しのぶの感覚は最後までマッタク理解できなかったので、余計にそう思ったのだった。
それにしても、『沈黙の艦隊』って・・・。
(^o^)