志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

「民謡で今日拝なびら」上原直彦さんのロングラン・ラジオ放送ですがー。

2017-07-01 09:12:22 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

      (20代の頃、料亭那覇で糸数カメさんから歌や踊りを学んでいたころの幸子さん)

普段テレビを見ないし、ラジオも聞きません。でも博論の中で一部民謡について取り組むことになって以来、民謡が気になっています。

1672年に琉球王府に遊郭らしきものが設立されるのですが、それ以来あるいはそれ以前から多くの芸妓たちが存在し、歌・三線に馴染んでいたのですね。あれから今年で345年です。普通の常識を越えて、女性芸能者、歌者の存在が大きかった琉球・沖縄です。戦後だれでも歌三線にたしなむことができるようになったのでしたね。戦前までは女性は芸妓【ジュリ】が主でしたね。

論稿は【民謡を媒体した「辻遊郭」と民謡に表象された「ジュリ」】としてネットにUPしています。(まだ一部修正して博論の出版を予定しています。)

そこで話は変わりますが、先日ある女性から上原直彦さんのラジオ番組に30枚以上葉書を書いてリクエストしても全くラジオで放送してくれないということに、驚きました。直彦さんの二番目の奥様の伊波貞子さんの歌はよく流れるのだけれど、リクエストした曲はまったく採用されないのですよ、とのことです。それが事実ならば、由々しき問題なのでここで取り上げますね。

リクエストしたのは「弾」多嘉良和枝作品集の中の大城幸代(幸子)作詞・作曲の「恋路花」と同じく大城幸代(幸子)作詞の「片糸の恋」です。片糸の恋の作曲は多嘉良和枝になっていますが、オリジナルの作曲は幸代(幸子)ですね。

いずれにしても上原直彦さんが、リスナーのリクエスト曲を放送しない、ということが分りません。30枚ものリクエストの葉書をチリ箱に捨てたのでしょうか?

どうか何回でも大城幸子【幸代】さんの作詞・作曲の曲をラジオから流してください。大城幸子さんは小さい頃から耳が不自由な中で、かつガンの手術を乗り越え、闘いながら今新作民謡ほとんど10作品を生み出している女性です。彼女の創作を知ったのは今年に入ってからですが、その「創作のエネルギー」と「思い」に驚いています。

甲状腺ガンを患い、通院しながら喉を鍛え、作曲しています。彼女の少し大きめのミニ・コンサートを今年は開催したいですね。ご協力お願いします。作詞・作曲・歌唱です。



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