文化関連部局の担当者が文書を仕上げるのだが、実際にご自分で書かれるという伝統芸能の会長は、直に袖触れ合った方ではないので、書けないとの事だった。正直な方だが、それは俳優協会の会長もそうだった。 しかし、リサーチをして、祝辞担当者は書いている。臨場感は弱いかもしれないが~。研究者ではないのは事実だが、実演家の生の体験の重みといえばそうかもしれないが~。 知事の祝辞にしても担当者の書かれた原稿を校正し . . . 本文を読む
ユンタクは尽きることなく、90代、80代の生涯現役役者の言の葉は味わい深かった。 康忠さんは話が面白くて、楽屋でメイクの準備が前に進まなかったという逸話を、3人の実演家から聞いた。 弁が立つ役者の皆さんは、才能に溢れている。お話しの中身は記念パンフの中に収録します。お楽しみに!書くべき事柄はそこにあるのだという事、耳を澄まして聞くことが問われている。 . . . 本文を読む
13日土曜日、60年ぶりに再演する「落城」(一名真壁樽)の出演者の皆さんと、玉城流家元で「沖縄芝居実験劇場代表」玉城盛義さんもごいっしょに琉球新報記者伊佐尚記さんの司会で座談会が「国立劇場おきなわ」で行われました。みなさまの篤い思いゆえに時間は2時間を超えていました。 真喜志康忠さんは若い世代のみなさんにとっては、女性シンガーソングライター・女優・絵本作家・エッセイスト・小説家のCoccoさん . . . 本文を読む
舞台公演のチラシを持っていた私は「康忠先生」と声をかけた。どうも「てだこ大ホール」近くで、地下駐車場から表に出た所で、右側から先生は歩いてこられた。声をかけると振り向かれた。住職さんはそのまま歩を進められた。 「先生、チラシができましたよ」と手渡した。そして真喜志家・家族会やきさ子さんの話をした。 「まだお一人で食事されているのですか。明日伺いますね」と話していた。康忠先生は手を振って歩を進められ . . . 本文を読む
(浅地紺地を演じる真喜志康忠と玉城千枝)昨今、奥様に先立たれて、あのお元気だった演出家の幸喜さんが、もう昔の事は皆忘れたとささやきながら、しかし康忠氏については、役者真喜志康忠の凄さをこれでもかと、思うほどにお話しされた。曰く、稽古の鬼だったのだ。4時間も5時間も時間を忘れ役に没頭する姿が浮かび上がってきた。稽古の鬼の文言は以前、幸喜さんはすでに書かれている。役者魂を一身に背負った凄まじ . . . 本文を読む
英語字幕のタブレットが見られる状況になっていることはいいですね。かつて沖映劇場(70年代~80年代)は、イヤフォンで英語でも聞ける沖縄演劇を開催していました。パンフにも英語訳が紹介されていました。 モダンな設備や舞台セットで一躍人気になった劇場です。今、国立劇場おきなわが、多言語で舞台が観られること、現代の利器をうまく取り入れているのは、いいね。 日本語の説明があり、英語や中国語、韓国語が続く、な . . . 本文を読む
(琉球新報3月20日)以下、文章がおかしくなっているところを修正。ランダムに書いている。つぶやきとして~。 ********「なはーと」が、次々面白い企画をしている。現代劇と沖縄芝居の競演である。抜擢されたのが前国立劇場おきなわの芸術監督で、芸大準教授、そして沖縄芝居実験劇場の事務局長嘉数道彦さんである。 すでに新作組踊や新作沖縄芝居の実作があり、好評を得ている。その作品について、このブロ . . . 本文を読む
チケットなどは、4月に入って販売になるかと思います。詳細はおってこちらで公開します。6月8日の本公演にむけてのプリイベントは無料公開で去年12月16日(真喜志康忠氏命日)に沖縄県立博物館・美術館講堂で開催されました。200人余の皆さんが駆けつけて下さいました。深謝!イベント実行委員長は宮城弘岩さん、事務局長はかつて神戸のわしたショップで部下として働いていた兼次賢一さんです。しかし、お二人は肝心の記 . . . 本文を読む
(平成12年5月15日、沖縄藝能史研究会会報より)この作品は毎年繰り返し上演されても観客に感動を与える作品だ。一途な人間の愛が描かれている。「無法松」の沖縄バージョンだが、無法松と異なる。どう異なるか、小論にまとめた。 もう少し丁寧に作品論として書いてみたいが、沖縄演劇論の中で掘り下げたいと考えている。 以前「国立劇場おきなわ」でも幸喜良秀演出で上演している。昨今は「劇団うびらじ」で東照子さん主演 . . . 本文を読む
東京、大坂、沖縄の、伝統芸能は重要無形文化財。能鳳先生、おめでとうございます㊗️ 多くの優れた後継者を育てた(てている)貢献はすばらしいですね!所で、女形芸のモデルは宮城能造さんによると辻の踊り子ですね。ヲゥドゥイングヮーと呼ばれます。能鳳先生は師匠の能造氏(1906‐1989)に「女形の条件としてヲゥドゥイングヮーヌグトーサー(踊り子のようだね)と言われるようになりなさい」と教えを . . . 本文を読む