「Eight Thirty≒War Relic≒Good Exampleの血の強化は、走るダート馬を出すのに必須と思われる。Deputy Ministerやフジキセキの血を引く牝馬との配合は成功するはず」(『パーフェクト種牡馬辞典』ヘニーヒューズの「血統チェック」より)
土曜にらいおん君と「東5新馬は面白い配合のStorm Cat系がいっぱい出てるねえ~」という話をしてたんですが、「ヘニーキセキ」「ヘニーフレンチ」を猛プッシュしてきた私としては、「ヘニーフレンチ」JRA初出走となるマコトモンジョワは(事前に実馬を確認できなくとも)馬券にしてみたかった
東京5R 2歳新馬
◎12.マコトモンジョワ
火曜にヘニーヒューズ×フジキセキのドンフォルティスが北海道2歳優駿を完勝。先週土曜には同じ配合のプロミストリープが新馬を圧勝。3月に発行した『パーフェクト種牡馬辞典』で「ヘニーヒューズ×フジキセキはダートで成功するだろう」と書いてきたが、同じ理由でヘニーヒューズ×フレンチデピュティの組み合わせにも注目している。ちなみにダートで新馬勝ちしたオーヴァーライトは母母がフレンチデピュティの姉だ。ヘニーヒューズ産駒はストライドで走るので東京コースも合っている。
そして5Rのパドックを見ながら「ミスターメロディはStorm Cat系のダート馬として文句のつけようがない配合」とも書いておきました
結果はミスターメロディが「おおおお前はモーニンか!それともアジアエクスプレスか!」という圧巻のレコ勝ち、マコトはゲートをもっさり出て最後方も、直線は追えば追うほど伸びる感じで3着
馬券的にも大勝利やったんですが、ヘニーキセキやヘニーフレンチを馬主生産者にも一口POGでも推してきた私としては、思惑どおり近未来ダート黄金配合になりそうなのがホッとしています
ミスターメロディはStorm Cat×Deputy Minister×In Reality、マコトモンジョワはStorm Cat×Deputy Minister×Affirmed、やってることはドンフォルティスと寸分違わない
地元新冠の村田牧場さんが「全体に柔らかい産駒が多い」と評するヘニーヒューズですが、こないだ三輪さんとヘニーヒューズの話をしたときに、「フレンチデピュティを柔くしたイメージですかね。望田さんふうに言うとフレンチデピュティの甘酢漬け?」
ヘニーヒューズ産駒はここまでJRAのダートで8勝をあげていますが、内訳は京都ダ1400で3勝、福島ダ1150と中京ダ1200と東京ダ1400と阪神ダ1400と札幌ダ1700で1勝ずつ、ヨハネスブルグと同じStorm Cat~ヘネシーのラインなのに夏の2歳戦で思ったほど出脚がよくなかったのは、小回り1200より大箱1400向きのストライドで走るタイプが多いからではないかと
下記エントリ「ヘニーヒューズの砂のツボ」では、女傑Beholder(ヘニーヒューズの北米での代表産駒)の配合についても説明していますが、今年のBCジュヴェナイルターフに勝ったMendelssohnは、そのBoholderやキャッシュコールフューチュリティ(米G1・AW8.5F)のInto Mischiefの弟にあたります
Leslie's Lady(父Tricky Creek)
├Into Mischief(父Harlan's Holiday)
├Beholder(父ヘニーヒューズ)
└Mendelssohn(父Scat Daddy)
このように3頭の父はいずれもStorm Cat系で、このスーパーニックスの根拠も牝祖PatelinがEight Thirty≒War Relic3×3・4であることで説明できますね
門別でドンフォルティスが、デルマーでMendelssohnが、東京でミスターメロディが、Eight Thirty≒War Relic≒Good Exampleが各地でうなりをあげる
ヘニーヒューズの砂のツボ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/bcec2c6e21bd250180eb70f6078d45f0
これにヘニーヒューズとなると、さすがにやり過ぎな感じになるんですかね(^_^;)
トリプルニックス、いつか実現するといいなぁ(*´∀`)