土曜阪神の芝マイルの新馬を勝ったナリタハリケーンはクラックシードと同血の間柄で、ミスプロ×サンデーの柔さとHyperionやLa Troienneの硬さのバランスがいい配合で、大物とまではいきませんが上級に行ける中距離馬
続く芝1400mの500万下はニンジャが馬群の外でも折り合いがついてひと捲り
前回テン乗りでもっていかれたメンディザバルですが、ここはちゃんと手の内に入れてましたね~
もうちょっと抜いて走れるようになれば、メイショウカンパクのように1800mベストに完成しそうな馬です
ネオユニ×Singspiel
ディープ×Machiavellian
Haloクロスの捲りが小倉と内回りで炸裂
小倉では土曜にグラーネが未勝利を快勝、日曜はジャニアリシックスが筑前特別で一気に捲って2着と、ネオユニ×Singspiel(Halo3×4)の捲りが炸裂
グラーネはヴィクトワールピサをちょっとほうふつさせる捲りで、とりあえず小回り2000mならOP級の評価
そして中日新聞で捲りきったかに見えたところで差されてしまったダノンバラードも、母がSingspielのイトコ(母同士が全姉妹)ですからHalo3×3です
Devil's Bagやサザンヘイローやロージズインメイとは一線を画す斬れをサンデーサイレンスが伝えたのは、、父Haloの軽いスピードを母Wishing Wellのハイインローと米アウトサイダー血脈で斬れに転化させていたからで、だから孫の代でHaloをクロスするとHalo的なフワッとした軽さに戻しているような効果があり、ヴィクトワールピサ、ロジユニヴァース、ダノンシャンティ、サンディエゴシチー、メイショウクオリア、ノーザンリバー、コスモネモシン、アーリーロブスト、ハートビートソング、メイショウドンタク、デボネアなどなど、サンデー系のHaloクロス馬は総じて斬れというより機動力に長けた脚質になりやすく、タメてズバッと斬れるのは母父がDarshaan系でMillicent≒Mill Reef4×5を持つダノンシャンティぐらいです(そのダノンにしても、アンカツさんは動きたいときに動ける機動力十分な馬だと言っていた)
ディープインパクト産駒においても、ダノンバラード(Halo≒Sir Ivor3・5×3)やフレールジャック(Halo≒Sir Ivor3・5×4)の内回り小回りでのスムーズな追い上げをみると、Halo≒Sir Ivorの継続クロスを配合のメインにすると機動力で走る馬になりやすいという傾向は感じられます
エリカ賞を勝ったヴィルシーナも土曜中山最終を勝ったターゲットマシンも、私は外回りで買うべき馬だと書いてきましたが、どちらも母父にMachiavellianが入ってHaloクロスで内2000mを小賢しく捲って勝つのは、これはやっぱりダノンバラード的というべきで、むしろ外1800mでズバッと斬れなかった後の内2000mでこそ狙うべき馬だったと
もちろんジョワドヴィーヴルのようにナスキロを配合のメインにするとストレッチランナーになりやすく、たとえばディープ×Caerleonは東京+外回りで[11.3.4.6]、中山+内回り+小回りで[1.4.2.7]、つまり内回り小回りで最初に勝ったのがジョワドヴィーヴルだったのです
そんなわけでディープ産駒の場合は、まず配合的にHalo≒Sir Ivorがメインなのかナスキロがメインなのか、そしてそれがどの程度発現しているのかを押さえたうえで、Halo的な馬ならば内回り、ナスキロ的な馬ならば外回りで力を込めて買えばいいのではないか…と
20回ぐらい復習して参考にします~
しばらく熟読します(笑)
1点だけ突っ込みますと、ヴィー“グル”ではなく、“ヴィーヴル”です。間違えやすいので注意して発音しましょう。
あ、グローネになってる箇所が一箇所。。。
> ナリタハリケーンはクラックシードと同血の間柄で、ミスプロ×サンデーの柔さとHyperionやLa Troienneの硬さのバランスがいい配合で、
とあるのですが、Hyperionはクロスが多いので分かりますが、
La Troienneはかなり薄い位置にありますよね。
そんなに遠い所にあるのに
そこまで影響しているのでしょうか。
このブログを読んだり、サラブレを読んでいて
La Troienneの位置は割と遠い所にあるので常々疑問に思っていました。
ナスキロ、ハイインローについて
知って間もないので理解が足りていない所がありますが
お答えいただけると幸いです。
「ミスプロ×サンデーの柔さとHyperionやLa Troienneの硬さのバランスがいい配合」といつもの調子で書いてしまいましたが、ザックリ言いすぎだったかもですね~
言いたかったことを詳細に書くと、Fabulous Dancerの力馬っぽさは多分にHyperionのクロスとLa Troienneの影響に因るものと考えられ、そこに同じNorthern Dancer系でHyperionをクロスししかもBelladonnaと似た組成のFlower Bowlも引くMiesqueと、Northern Dancer系でLa Troienne絡みの血を継続クロスしているラストタイクーン~El Gran Senorを合わせたことで、この3血脈の力馬っぽい側面がナリタハリケーンにはONになっており、同時にサンデー×ミスプロの組み合わせが伝える柔らかさもONになっていて、そのバランスがわりとうまくとれているようにみえる…と言うべきところを、メンドクサイのでいつもの調子でザックリはしょりすぎてしまったというわけですね(^ ^;)
ご指摘ありがとうございました~
これからもよろしくお願いします。