「Danzig譲りのパワーを誇ったアグネスワールドや、Nureyev譲りのパワーを誇ったスリープレスナイト、こういうパワーでゴリ押しするスプリンターは平坦中京より急坂中山のほうがベターで、高松宮ではHaloを持つ馬の軽さの前に涙を飲むという歴史が繰り返されてきました」
…と、2010年3月「高松宮記念、血の歴史」では書いたのですが、昨年ニュー中京がオープンした際には、
「急坂ができてこれまでよりパワーが要求されるようになると、スプリンターズと高松宮は、以前より密接につながるようになるかもしれない」
とも書き、結果はカレンチャンがスプリンターズに続いて高松宮も制覇
スプリンターズSはアグネスワールドの時代からパワーのあるNorthern Dancer血脈を引く馬が強いレースで、良馬場で行われたここ4年でいうと
カレンチャン:父にDeputy Minister、母にマルゼンスキー
ウルトラファンタジー:父にFairy King
ローレルゲレイロ:父にLyphard、母にCaerleon≒マルゼンスキー2×3
スリープレスナイト:父にDeputy Minister、母にNureyev
Deputy MinisterとマルゼンスキーとCaerleonとFairy Kingに共通するのは、La Troienneのパワーを引いていることですね
あとこの4頭に共通するのは
・Never Bendの血を引く(ウルトラファンタジーはBold Reason)
・Bold Rulerの血をひく(ウルトラファンタジーはBold Rulerの半妹の仔Protanto)
つまりNever BendとBold Rulerのスピードでダッシュし、Northern DancerとLa Troienneのパワーで踏ん張る…というのが大まかな共通点かと
高松宮記念、血の歴史
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/a2b04d86c2c5fa8d5b31aeb73f2bf12b
カギは望田さんのおっしゃる4つの血なんですね。