ラインクラフトの半弟フロレンティーノ Florentinoが米G2ジェファーソンカップS(芝9F)に勝った。父はエンドスウィープの息子スウェプトオーヴァーボードだから3/4弟ということになる
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=37255&category=C
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006100002/
サンデーとミスプロ系の配合は体質が柔らかく出るのが長所でも短所でもあり、柔らかすぎて少し非力だったり、俊敏な動きができないこともままあるので、他の部分にはパワーの要素、力馬とかいかついとか言われるような血を入れるとバランスが取れてくる。「柔らかくて強い」馬ができるわけだ
その力馬血脈の典型がBuckpasserで、サンデーにミスプロとBuckpasserを入れるのはサイレンススズカやゼンノロブロイなどが出る「黄金配合」の一つであることは何度も書いてきた
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1994103997/
Buckpasserの母BusandaはWar Admiral×La Troienneという米血最強のパワーを誇る組み合わせを持つが、同じくWar Admiral×La Troienneの組み合わせのStriking(Numbered Account,プレイメイト,Pokerなどの牝祖)を母とするのがヒッティングアウェー
だからサンデーにミスプロとヒッティングアウェーを入れると、Buckpasserと同じ黄金配合になるわけだが、このパターンからはラインクラフトの他に、ソングオブウインド、コイウタ、アグネスアークなどが出ている
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003102461/
単なるG1馬の弟というだけでなく3/4同血で、しかもその共通する3/4のところに「サンデー×ミスプロ×ヒッティングアウェー」の黄金配合が絡んでいるのだから、これぐらいの成功は当然だろう…と涼しい顔で後付けできる血統だ(^ ^;)
マストビーラヴドの全弟アドマイヤマックスは2歳が初年度産駒になるが、とりあえずミスプロを持ってくればプチ黄金配合になるわけで、「トワイニング×サンデー」のようなお手軽ニックスになるかもしれないですね~
サンデー×ミスプロ以外にもナスキロ血脈のような柔らかな血が多く入るのならば、「War AdmiralとLa Troienne」的な血も強化する必要はあると思います
Grey Sovereign系はCaroやCozzeneやフォルティノなんかの柔らかいイメージでいいと思いますが、Kalamounの系統はPrincequilloではなくPrince Bioをもってきたので、よりドロッとした斬れというか、Cozzeneの系統ほど鋭敏さには欠けるイメージですね
ノーザンテーストはLady Angela3×2で、Lady AngelaはHyperionとTraceryですからAlibhaiのようなイメージで、BMSのVictoria Parkの父Chop ChopはSir Gallahad×Buchan×DominoですからRoman的で、この両方の力馬っぽさ硬さがあります
ですので、その情報だけで配合の良し悪しを判断するということは私にはできません
それと私の仕事の関係上、このブログでクラブ募集馬などの配合についてお答えすることも、できる場合とできない場合がございますので、その点は何とぞご了承ください…m(_ _)m