名種牡馬ブライアンズタイムは3代母の父がEight Thirtyなので、この血を引く活躍馬の血統表にWar Relicが潜んでないか調べてみたところ、やはりという結果が導かれたので簡単にまとめておきます
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a000082/
まず直仔でいうと、ナリタブライアンとファレノプシスはPacific Princess牝系を通じてDamascusが入るのでEight Thirty≒Speed Boat5×7になりますが、当時ブライアンズタイムとDamascusは有名なニックスで、ノーリーズンやエムアイブランなども母系にDamascusを持っていました
Sword Dancer(Damascusの父)
└△
└△┌Man o'War
└Speed Boat
└Friar's Carse
またタニノギムレットは母父にCaroを通じてRelicが入るし、シルクプリマドンナは母母父がIn Reality、マイネルマックスは母母がダンディルート×Buisson ArdentでRelic4×3、War Relic=War Kilt5・5×4、そしてダンツフレームやレインボーダリアはEight Thirtyそのもののクロス
母父ブライアンズタイムでみても、エスポワールシチーは父が持つHostageの牝祖Anchors AheadがWar Relicの全姉だし、ブルーコンコルドは母がブライアンズタイム×ヴェンチア(→Relic)、ビートブラックは3代母Kaweah MaidがGood Example≒War Relic4×5(つまり母はEight Thirty≒Good Example≒War Relic5×6・7)、ティコティコタックは母母がRelic5×3(つまり母はEight Thirty≒War Relic5×5・7)
そして父父ブライアンズタイムでみても、突出した代表格といえるウオッカは3代母の父がダンディルートで、その母DentrelicはWar Kilt=War Relicの全きょうだいクロス3×3なのです
このようにブライアンズタイムを父や祖父に持つ大物の多くが、Eight ThirtyにWar Relic≒Good Exampleを合わせていた、という事実は動かしようがありません
Eight Thirtyは1936年生、War Relicは1938年生ですから、今ではこのニアリークロスは6×8とか7×7というぐらいの濃さでしかなく、メインクロスといえるほどの影響力はないと考えるべきでしょうが、それでも「ディープ×Storm Cat×War Relic」や「フジキセキ×Deputy Minister」が黄金配合たりえるだけの何かは伝えていると考えられるのです
この“暗躍”と呼ぶにふさわしいしつこい影響力は、Eight ThirtyとWar Relicがニアリーである部分が、「Friar RockとMan o'Warを通じるRock SandとFairy Goldの強いクロス」になっているからでもあるでしょう
┌Fair Play
│└Fairy Gold
┌Man o'War
││┌Rock Sand
│└△
War Relic
│ ┌Rock Sand
│┌Friar Rock
└△└Fairy Gold
我々のバイブル「配合史」にも、「War RelicはRock Sand3×3、Fairy Gold3×3で影響力が強い」と書いてあります
ダイワメジャーは他にもカレンブラックヒル、トーセンベニザクラ、フラムドグロワールはIn Realityを通じてSpy Song≒Iltisになるのでしょうか。
後はダローネガ、トーセンベニザクラが持つホワイトマズルや、エピセアロームのCozzene経由でのSpy Song≒Relicなどもありました。
Relic持ちだとメジャーアスリートとオメガホームランも該当します。
このへんもWar Relicいじりとしては似たような働きになっているのかも?と睨んでます(・∀・)
ちなみにホワイトマズルでいうと、ニホンピロアワーズはフジキセキ牝系にホワイトマズルですな~
ポイントはそこですものね。
色々見つかるもので、ついつい本質を忘れて先走りすぎました(笑)
反省します~(´・ω・`)