栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
金鯱賞は馬群を割れないルージュバックにとってフルゲート最内は最悪、▲プロディガルサンは前走◎でしたがセントライトで直線フラフラしていて急坂をグイグイ駆け上がるイメージがあまりなく、ここもスローなら○ヤマカツエースの変則連覇ですかね
◎ナスノセイカンのAJCCは4角のコーナリングが全然よくなくて、やはり実績どおり右回りはダメ、この馬は東京や新潟の直線でも右手前では150ｍぐらいしか走らずすぐに左手前に戻してしまうので、そもそも右手前が得手ではないんやと思います
ハーツクライ×ホワイトマズルで母母がHis Majesty＝Graustark2×3ですから持続力が売りの血統ではあるのですが、新潟では上がり10.3-11.3を鬼差ししたこともあり、左回りの差しはわりと展開不問、この人気なら◎で入る手はある
スローでの穴は☆アングライフェンのピッチではないかと
瀬戸は◎ケルティックソード、ワンアンドオンリーとヌーヴォレコルトを足して割ったようなハーツクライ黄金配合で、POGでも推奨した馬です
なのにダートに振れてしまうのはアビ(ディープスカイの母)恐るべしと言うしかないですが、ダート馬といってもわりとナスペリオン的ストライドで走るタイプで、だから大箱中距離で狙ってみたいなと前から思ってました
スルーオールはPoker3×4を持つのでSeattle Slew的なストライドをよく伝え、この牝系はダートのコース別成績(出走10以上)では中京の連対率が最も高い(46％)のも納得、○マイティーゴールドも大きな馬で中京1800は合っているでしょう
他ではスパイキュール産駒で大箱向きの▲プリンシアコメータ、Nijinskyクロスの胴長☆ロバストミノルあたりは拾いたい
ゆきやなぎは○ムーヴザワールドは2歳秋にいきなり新馬勝ちしてオオッと思わせましたが、ここ2走をみるとまだまだもっさりしてて同時期のタッチングスピーチと大差ないかなあという気もしてきて、共同通信も追ってから全然ギアが上がってないし(それでも3着やから器はある)、メンツの薄い自己条件に戻ってキッチリ決められるかどうか
脚長でストライドで差す▲エーティーラッセンを少頭数外回りで狙う手もあるんですが、◎マナローラは内回りの4角をミルコが最内から斜めに横切りながら差し切った前走がちょっとドゥラメンテみたいで、これも外回りに替わるのはかなりプラスでしょう
母がMr.Prospector2×3、Northern Dancer4×4と強いクロスを二つ持ち、3歳春にある程度完成するハーツ産駒とみればここで◎が打てる
うずしおは◎ジュールポレール
前走も◎でしたが、サダムパテックの下で父がディープ、母のラトロパワーや自身のPocahontasクロスなどでパワーを補っていて手先が強い走り
前走は巧く立ち回ってアドマイヤリードの強襲を封じましたが、この馬阪神のほうがパフォーマンス上がると思います
相手は○オートクレールと▲ラベンダーヴァレイが本線
中山の特別はこれから考えますが、「No.1予想」ではアネモネSを、「厳選予想 ウマい馬券」ではアネモネSとフローラルウォーク賞を予想していますので、今週もよろしくお願いします
