栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のレース回顧~エンジンがかかる前に楽勝

2012-11-24 19:11:32 | 血統予想

京都9R 京都2歳S
◎4.ダンツアトラス
○1.エピファネイア
△2.シェイクザバーレイ
△10.クラウディオス
○はクリスエス≒ハビタット3×4など父母相似配合になっていて、この配合パターンはヴィクトワールピサやブエナビスタのように競走能力の高い父母を持つ場合が成功しやすい。脚が長く体質が柔らかく可動域が大きいので、外回りの長い直線でスピードに乗ると惚れ惚れするような華麗なストライドになるが、内回りのスローで器用な小脚を要求されるようなレースになると取りこぼしの可能性はあるだろう。◎はデビュー戦がコディーノの2着で、2戦目が3馬身半差の圧勝、そこで負かしたジェイケイネオはデビュー戦でレッドレイヴンの2着だから、どちらも説得力がある内容だ。ヘイロー≒レッドゴッド4・5×5だから小回り向きの機動力型で、デイリー杯は持ち味が活きなかったがここは巻き返しがあるはず。

京都11R 京阪杯
◎16.ウインドジャズ
○15.スプリングサンダー
▲4.サドンストーム
△2.グランプリエンゼル
△12.テイエムオオタカ
×5.シュプリームギフト
×6.ジュエルオブナイル
注9.パドトロワ
注10.エーシンヴァーゴウ
サクラバクシンオー×サンデーサイレンスは柔らかくなりすぎて1200mより1400mのほうが勝率も連対率も良いが、サクラバクシンオー×ダンスインザダークはダンスの母系に入るニジンスキーやフラワーボウルがノーザンテーストの頑健さを引き出すので、アグネスウイッシュやダイワナイトやマッキーバクシンなど1400mより1200mのほうが勝率も連対率も良い。◎は実績だけなら1400mベストだが、母父ダンスインザダークだし、5月の京都で速い上がりを猛然と追い込んでいて1200mが忙しいということはないだろう。揉まれ弱くて大外一気しか手がないが今の京都はインが荒れて外伸び優勢だし、ニュー中京の稍重で連勝したようにそういう馬場も得意としている。

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エピファネイアは超スローの内回りの4角で急にペースアップしたときに、少しでもモタつくシーンがあるのかないのか、そこだけを固唾を呑んで見守っていたんですが、エンジンがかかる前にもう抜け出してしまい、終わってみればデビュー戦より楽な競馬だったんじゃないかと(^ ^;)
パドックで実馬をみても、シーザリオの胴と脚を長くしたような体型で、ちょっと頼りなく思えるほど筋肉や関節が柔らかで、どうみても皐月よりダービー向きやと思うんですが、今後の角居師のローテには注目したいですね~

ノーブルコロネットの新馬はちょうど移動中で見逃してしまいましたが、なかなか強い内容だったようで、「ディープインパクト好配合馬リスト(2012)」で私も栗山さんも◎評価(ベスト10)にした馬だけによかったです
半姉のノーブルジュエリーもPOGで指名した馬なんですよね~

明日はさすがに11月の東京・京都という感じで、「ディープインパクト好配合リスト」がトーセンワープカミノタサハラキョウワシコウ、「一口馬主好配合馬ピックアップ」がフルグランパーフェクトスコアと出てきます

しかし京都は外差しかと思いきや、土曜はなかなかのインベタでした
東京はいつものJCウィークという感じで、外も伸びる公平馬場に

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土曜のボツ予想~シワくちゃの勇気ある先行

2012-11-24 10:51:47 | 血統予想

例によって川崎近辺に転がり込んでるんですが、昨日はチネチッタ川崎が1000円デーやったんで、井筒監督の「黄金を抱いて翔べ」観てきました~
ま~アラを探せばなんやかんやあるんでしょうが、面白いか面白くないかといわれれば、文句なしに面白いです
鯖寿司のところとラストシーンでウルウルきました(^ ^;)

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先週は超インベタだった東京Cコースですが、昔からJCウィークは不思議と内外公平馬場になるんですよね~

エクセレントジョッキーズは◎ドリームトレイン
ホワイトマズルにDiesisとHis Majestyからハイインロー血脈を重ね、先行したときは③①②②⑤①②、しなかったときは⑧⑯③③⑪⑨の粘着脚質、そして鞍上は勇気ある先行でHyperionを絞り出すシワくちゃ顔の名手

オリエンタルはたとえインベタ馬場であっても、◎シャドウパーティーが何とか届くだろう…というノンキな予想で
前々走で宣言しましたが、オープンに行く馬やし行くべき配合やと思ってるんで、オープンに行くまでは基本◎は動かしません

ファンタスティックJTは◎プランスデトワール
母似で距離は1400~1600mベスト、そしてLyphard4×2のディープ産駒ですから前受けしてこその配合でもあり、4角で5番手以内にいたときは⑩①②①、⑩は直線カベで全く追えなかったもの
ここもシワくちゃの勇気ある先行で

追記
先ほど「一口馬主好配合馬ピックアップ2011」ピックアップ馬のドリームハヤテが未勝利勝ち
これも2着3着ときてなかなか勝ちきれなかっただけによかったよかった(・∀・)
Caerleon=Video4×4、このクロスは揉まれ弱い性格に出やすいんですが、この馬もスンナリ先行なら頑張るんですよね~

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JC外国馬について少し~サドリーフをアサクサ方面に舵を切れ

2012-11-24 09:51:37 | 血統予想

JCの外国馬について、栗山さんがちょこっと触れているのでそれを叩き台に…
ジャパンC外国馬の血統~栗山求の血統BLOG
http://kuriyama.miesque.com/?eid=510

血統表をみてのとおり、レッドカドーRed Cadeaux(これは母父パントレセレブルがONになったというか、ピュアブリーゼのような重厚なフットワーク)を除く4頭が、欧州芝2400mの黄金配合である「Sadler's WellsとMill Reefのニックス」=サドリーフを持っています

このニックスの根拠はBold Reason≒Never Bendの3/4兄弟クロスですから、欧州のタフな芝を走るのに必要なLa Troienne的パワーがONになりやすい配合

たとえばサドリーフの代表格In the Wings=ハンティングホーク(Sadler's Wells×Shirley Heights)からみると、アサクサデンエンはそこにHaloを入れてSingspiel、そこにもういっちょHaloを入れてHalo3×4、さらに母父MachiavellianからMr.Prospectorを取り込んでました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1999110191/

ローエングリンはIn the WingsにHaloを入れてクロスがMill Reef5×3、ライブコンサートはIn the Wingsにミスプロを入れてHalo≒Red God3×5

イギリス人もアイルランド人もフランス人もみんな大好きサドリーフ、これを日本人好みの味付けにするには、Haloやミスプロの軽さを取り込みナスキロ柔さをONにすれば、あらあ~口の中でサクサク軽くてフワフワ柔らかくて美味しくできましたねえ~と、シマントガワ先生に合格点をいただけます

逆にいうとホットシークレットやクラフトマンシップのような配合だと、東京2500m野郎か洋芝野郎というのがサドリーフの辿る道

ソレミアSolemiaはMill ReefをSir Gaylordに合わせていることもありフランス血統らしい柔らかさはあるのですが、Haloやミスプロとは無縁なので動きに俊敏さは感じられません
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008190005/

他もやっぱり東京2500mか函館2000mならというタイプにみえますが、ジャッカルベリーJakkalberryは母がサドリーフですが同時にナスキロクロスでもあり、父はMachiavellian産駒でMr.Prospector2×3にHalo≒Sir Ivor3×4ですから、アサクサデンエン側へ舵を切った配合ではあるのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006190008/

香港でジャガーメイルに負けてますから、東京の芝がフィットしたとしても恵まれ3着ぐらいとみるのが妥当なんでしょうが、でも恵まれ3着ぐらいは想定しておこうかなあ…と

コメント (1)
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