Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』レビュー(後編)

2023年11月23日 23時59分59秒 | 映画鑑賞(レビュー)

<前編からの続き>


【ネタバレあり】


まだ見てない方は注意してください。
結構、核心をついています(笑)



【事実やそのイジリが面白いというポイント】


ガクト氏が埼玉解放戦線員を引き連れて、千葉の港から和歌山に向かう際、千葉解放戦線員のリーダーがその現場にいないことを、千葉の戦線員である海女二人に強く尋ねるところがある。


個人的には、ここのシーンが一番ウケたのだけど、前作を見ていないとココの面白さが分からないんだよな。
そう千葉解放戦線員のリーダーは「伊勢谷友介」氏だから。(だったから。)


多くを語ることは控えるが、なぜ不在なのかということがしっかりネタになっているところが面白かった。
また、京都市長と神戸市長のラブシーンがあるのだけど、これが大阪府知事の前で展開されるというのがミソ。


実際の夫婦があってこそのヒヤヒヤ感も味を出している。
案外まさかの演出で笑った。



【残念ポイント】


現代劇の編は前回、島崎遥香氏麻生久美子氏が務めていたが、今回は様変わりしてしまっていた。
ここは引き継いでいてよかったのではないかと思うのだが。


今回、関西メインの劇中において、埼玉ネタを無理やり差し込むために、現代劇をこの展開にしたことは分かるのだけど・・・(今回の現代劇は本編と思いっきりつながっておらず、むしろ全く関係がない。)


あとは、千葉の戦線員である海女役二名が前作に引き続きそのままキャスティングされていたのはいいとして、終盤のあるシーンにおいて埼玉ポーズを披露したことは違和感アリアリだった。


日本を関東チームらで救ったというくくりでは仕方のないことかもしれないが、埼玉ポーズをあそこで展開するのは不快感しかなかったし、千葉県人としてあれは許されないシーンだった。



【おわりに】


この作品の封切りに当たり、とある県知事へキャストらで形式上だが詫びを入れている件が今回もあった。
今回は、関西圏を中心に、大阪京都神戸連合軍VS滋賀和歌山奈良+埼玉等の魅力度ランキング下位の連合軍という構図。


なかでも特に滋賀がめちゃめちゃイジられているという設定だ。
滋賀がその対象になるのは分かるし、琵琶湖の鉄板ネタも引き合いに出すのは分かる。


だけど、京都における洛中洛外のネタは個人的に知らなかったので、ちょっと膝を打ったテーマだったと感心している。


なお、実際には琵琶湖の水を調整しているカギは京都にあるという事実を知らない方が、このストーリーはもっと突っ込んで楽しめるはずだ。



なお、この続編は難しいと思うな。


なぜなら関東近県、関西近県のネタぐらいに強烈なインパクトがある隣県どうしの格差があるところは、他の地域であまり考えられないからだ。



【蛇足/愚痴】



封切りのこの日、第二回目の上映だった割に客席は1/4~1/3ほどの入りで相当空席が目立ったのは意外だった。
そんな環境の中、ガラガラの空間なのに狙ってオレの隣で鑑賞する輩がいた。


ムカつくことに、それぞれのグループは席間を開けながら予約している・・・というのにだ。
後に分かるのだけど、その彼は、着席するなりいなや、終始思ったことをまあまあの音量で独り言を言い続け始めた。


そして本編が始まる前から時折、悲鳴のような騒ぎ声を出すので、オレも我慢できず「おい、うるせーよ」と一喝したのだけど効果があったのはわずか数分だけ。


本編中もグフグフと気色の悪いうめき声を発しながら、キャストのセリフを繰り返すように発声したりと、まさに翔んだ野郎だった。


しかも、エンドロールが流れた瞬間に、大きく立ち上がり小躍りしながら客席を縫うように出て行き、最後まで周りに迷惑をかけ続けていた。


そんな奴の隣で鑑賞し続けた不運もあって、本来あるべきところの半分ももしかしたら楽しめなかったのかもしれない。



【参考記録】


過去作のレビューはコチラ


<前編へ戻る>



(封切り初日なので、フル上映のスケジュールだったけれど、あまり客が入っていなかったのは気になる。前作を見ていれば、まあまあ楽しめるんだけどなぁ。)



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映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』レビュー(前編)

2023年11月23日 23時59分58秒 | 映画鑑賞(レビュー)

【ネタバレあり】


封切りが、それこそ11/23なので今回はその初日に鑑賞したことになる。
ゆえに、どう語ってもネタバレになるリスクは否定できないのであしからずご了承ください。



【鑑賞後、感想を一言でいうなら?】


まあ、(前作も観ている感じでいえば)こんなもんでしょうかね・・・・・というところ。
少なくても、免疫があるので前作よりは観られる?のかも。



【総評の前に】


前回も評しているが、縦軸のストーリーに登場するキャストは、出身地に対してほぼ忠実であるところが面白いところでもある。


つまり、事実とフィクションのコントラストが絶妙だから映画の作品として成立している。
そこで今回、ワタクシが気になった主要キャストのホントの出身地を以下に整理しておこう。


前回と重複あり。また印は、個人的な主観判断評価で、◎は名キャスト、〇は良キャスト、△は普通キャスト、▽は残念キャスト・・・となっている。また情報の一部は、ウィキペディア等から引用したものもあることを申し添えておきたい。)



▽ 東京都知事の息子役「二階堂ふみ」→沖縄出身

◎ 隠れ埼玉解放戦線リーダー“麻実麗”役「GACKT(以下、“ガクト”という。)」→沖縄出身

〇 大阪府知事役「片岡愛之助」→「大阪府堺市出身(本作どおり)」

△ 滋賀解放戦線リーダー役「杏」→「東京都出身」

△ 神戸市長役→「藤原紀香(兵庫県西宮市出身)」

▽ 京都市長役「川﨑麻世」→「京都市出身(本作どおり)」

◎ 滋賀解放戦線員役「堀田真由」→滋賀県出身(本作どおり)

▽ 市役所職員の妻で滋賀出身の役「和久井映見」→神奈川県出身

△ 千葉解放戦線員(海女)の役「中原翔子(熊本県出身)」「小沢真珠(東京都出身)」



【キャストについたイメージは守るべき】


ガクト氏については、前作・前評同様にどこ出身でもいいわけで名演だったといえよう。
そしてやはり他のキャストの選択もほとんど頂けないというのが当方の意見。


神戸市長役の藤原紀香氏はギリセーフだとしても、今回初登場の和久井映見氏はチト残念という感じで。
役柄である埼玉と滋賀の両方を背負っている感じには見えなかった。


なにより太ってしまっていて、逆に気の毒さも感じてマイナス評価。
あと、二階堂ふみ氏杏氏が男性役として演じている点が前回に引き続き残念ポイント。


どうしても両氏をキャストしたいなら、別に女性でもストーリー上は問題ないはず。


なおガクト氏が劇中、だいぶ進んだところで滋賀解放戦線リーダーの杏氏に対して「弟だったのか」とつぶやいたところで『えっ男だったの?』とこちらがその事実にようやく気づく始末で。


鑑賞中もこの瞬間に館内が「ざわっ」としたから、みんな同じ感覚だったのだと思う。
(前作ではそれぞれがゲイであるような設定になっているから、もう引き返せないのはやまやま分かるのだけど。)


<後編に続く>




(封切り初日、京成ローザ でこの映画を鑑賞。大人気かと思って前日予約したのに、ビックリするほど当日は会場がガラガラだったという。)






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映画「翔んで埼玉」レビュー

2019年05月11日 23時59分59秒 | 映画鑑賞(レビュー)


映画 翔んで埼玉」



【ネタバレあり】


もう封切りから日数も経っているので、そろそろ皆さんの感想を突き合わせてもいいころではないかと思い、勝手ながら遠慮なく個人的なコメントを綴らせていただくことにいたしました。


【感想を一言でいうなら?】


思っていた作品とは違うなぁ~



【その心は?】


原作を全く知らない当方が拝見した予告編において、主人公役と思われる二階堂ふみ氏が
「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」


と、ぶっ放すシーンがあまりにも印象的で、どんな作品なのかと大いなる興味が沸いたことから、当映画を鑑賞したのが最大の理由。


そして千葉も同様にディスられるということも予告編などから事前に知っていたため、学園テイストからどのような抗争物語になるのかもあわせて映画館に行ったのだけど・・・・


「え?全然ストーリー展開が想像とだいぶ違うんだ~、なんかガッカリ」って感じだったな(笑)



まあ、土地勘があるので、多少はクスッときたけれど、二階堂ふみ氏が作品序盤で、そのフレーズが飛び出したところがオレのピークだったかも知れない。


【総評の前に】


非常に地域色が出る作品であるし、中終盤で埼玉県(千葉県)にゆかりのある有名人も数多く登場する。
それなのに、なぜ本編のキャストにこだわらなかった※のかが、この作品においては残念でしかないと思うところ。


(※ ただし縦軸のストーリーに登場するキャストは、出身地に対して実に忠実なんだぜ?)


そこで、主要キャストの出身地を以下に整理しておこう。


(印は、個人的な主観判断だが、◎は名キャスト、〇は良キャスト、△は普通キャスト、▽は残念キャスト、▼は超残念キャスト・・・となっている。また情報の一部は、ウィキペディアから引用したものもあることを申し添えておきたい。)


▽ 東京都知事の息子役「二階堂ふみ」→沖縄出身

◎ 隠れ埼玉県人リーダー“麻実麗”役「GACKT(以下、“ガクト”という。)」→沖縄出身

▼ 東京都知事役「中尾彬」→千葉県木更津市出身

▽ 知事の執事兼千葉側のリーダー役「伊勢谷友介」→東京出身

△ 埼玉デューク役「京本政樹」→大阪出身

▽ 埼玉出身の男子生徒役「加藤諒」→静岡出身

△ 麗の家政婦役「益若つばさ」→実際に埼玉出身

〇 隠れ埼玉人役「間宮祥太郎」→神奈川出身

〇 神奈川県知事役「竹中直人」→実際に神奈川出身


<キャストについたイメージは守るべき>


ガクト氏に至っては、あの風貌や雰囲気でどこ出身だかどうでもいいところがあるし、あの役ならガクト氏以外おそらく演じられないかもしれないと感じたほど名演だったといえようか。


しかし、他のキャストの選択がほぼ頂けないというのが当方の意見。
特に都知事役の中尾彬氏は、当方の中で氣志團よりもゴリゴリに木更津出身だということが刷り込まれているからな。


だから違和感ありありで作品を整理しながら鑑賞するというのは、やはり(映画として本線が)ブレる。
東京出身でアクの強い俳優だったら、まだ色々いたような気がするけどねぇ。


【総評】


極端に描くと「こういうことか」となるのは理解できるが、ある一定の土地勘と地域にかかる経験年数がないと楽しめない作風になっていることは間違いないこと。


それでいて、土地勘もない鑑賞者が拝見してもいいようにキャストを用意したとあれば、どの層に見てもらいたかったのかと疑問符が付く。


イタリアではこの映画がウケたということになっているが、それは極端な味付けであるところだけだろう。
(東京都区外から神奈川以外へ一歩でも出ると、極端なクソ田舎になるという設定のこと。)


日本人で特に関東出身なら、深いところ(キャストの本当の出身地や深谷ネギ・野田醤油などのご当地名産品、ダサイタマというフレーズ、ネタにされた俳優の出身地など)を知っているとそれが邪魔してしまうため、まったく何も知らないで映画の世界に入り込める人間しか高評価は得られなかったのではないかという率直な感想を述べたい。


また大いなる疑問として、なぜ二階堂ふみ氏を男性役としたのか謎。
鑑賞中は、さいごに「実は女性でした~」と暴露することと信じて疑わなかったが、結局男役で通し切ってしまった。


そのため、作品を見る目として最後までブレるわけで、最初からネタバレだった「ハッピーエンドでのキスシーン」も、男女のキスとなるならやっぱり違和感となる(本編ではボーイズラブの流れなんだよね)。


だったら、もっとナヨッちいパタリロ風が似合う男優であってよかった気がする。
フォローするならば、二階堂氏が俳優としてやり切ったことは評価したいと思っているが。


あと、益若つばさ氏が家政婦役って・・・生活感のあまりない人にこの役は合わない気がしたけどな。
抜本的にこの映画のピークは、あのセリフが飛び出す序盤に来ているので、終盤のダレた流れは正直飽きる。


ハッピーエンドになる流れも分かっていたし、結末もバレバレだし、CGを駆使した映像も見ごたえはあったが、東京マラソンの映像を差し込んだりと雑な一面もあって、評価点はどうしても低くなる。


なお、エンドロールの演出(芸人はなわ氏による「埼玉県のうた」を流しながら埼玉を紹介するテイ)は感心した。
実際のエンドまで客が一切席を立たなかったからな。


邦画は、こんなエンドが気持ちいいはず。
蛇足だがその塙氏は、春日部生まれとしているが、千葉県我孫子市でも幼少期を過ごしていることを紹介しておこう。


【参考:縦軸ストーリーのキャスト】


△結納に向かう婚約者役「島崎遥香」→実際に埼玉出身

△婚約者の父親役「ブラザートム」→実際に埼玉出身

〇婚約者の母親役「麻生久美子」→実際に千葉出身(注)


<キャストが親子のイメージにかけ離れていやしないか?>


いかつい父親役は、ブラザートム氏でよかったのだろうか?
だって御年60をゆうに過ぎているんだぜ?
年齢のバランスが悪すぎないか?


また婚約者役の島崎遥香氏の芝居もなぁ・・・
20代中盤なら年相応だが、他にいなかったかなぁ埼玉出身の女優さんが。


その母親役の麻生久美子氏も、さすがの演技だったけれど島崎氏の年齢に対しては若すぎたかも(御年40歳)。
とはいえ、千葉出身で50前後の女優さんって、やっぱり思いつかない。


<注>

さすがの名演技を披露した麻生氏は、千葉県佐倉市出身で当方の知人が高校の同級生。
その知人曰く、本名と芸名が結構異なるため、結構有名になるまで本人かどうかわからなかったというのは余談まで。


【PS】


この作品の封切りに当たり、埼玉県知事へキャストらで形式上だが詫びを入れているという事実がある。
オレ的には、フィクションであることを強く作品中でも紹介しているし、埼玉にとってもいい紹介になったと思うから、それはそれでよかった気がするけど。


それより、茨城・栃木と小倉優子氏への扱いが、ちょっと気の毒だったように思ったのはオレだけだろうか。
(特に茂原出身のゆうこりんへの表現は、本人に承諾されているとはいえ、可哀想だよww)


【さいごに】


オレは千葉県人であるけれど、埼玉に対して特別な負のイメージは持ち合わせていない。
埼玉県に友達が住んでいることもあるけれど、もちろん海のありなし等で論じるつもりもない。


たとえば、作品中で登場した千葉の野田や流山という地域は、海に出ようと思えば埼玉県から海を目指す距離とさほど変わらないからだ。


そして千葉は、東京の看板を借りなければ発展しなかったのかもしれないことだって認めるさ。
なので、自分は兼ねてから埼玉だからとか千葉だからとかを張り合ったりしない。


でも、超絶美人女優の桐谷美玲氏が千葉出身というネタは、埼玉より強かった気がするww。
(笑・加えて高偏差値の公立高校を卒業していることを紹介しておこう。超アタマいいんだぜ、彼女。)


また、野田周辺が醤油臭いとかピーナッツで地引網とか千葉へのディスりは、千葉県人としても面白かったので評価したいところ。
実写化されただけでも凄いことだというから、それだけに様々残念に思う作品だったなぁ。


最後に、重ねてとなるが二階堂ふみ氏の位置づけとキャストにおける出身地の整理が万全なら…
もっと跳ねた(翔んだ)かもね。


 

 

 

 

 



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