園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

多目的子育て支援棟建築(10月の巻)

2018-10-30 09:36:45 | 日記

園長です。

 10月のカレンダーも残すところあと1日となりました。「光陰矢のごとし」と言われますが、本当に月の経つのは早いものです。10月も色んなことがありました。最大のイベント「八戸東ライオンズ杯」では、強豪城下保育園に今年2敗目を喫し、準決勝で敗れてしまいました。城下保育園とは今年3回対戦し6月の八食フットサル大会で勝っただけで2連敗となりました。3位決定戦ではPKを1-0で制し、ブロンズ像をいただきました。今年の城下保育園は強かった・・・。来年に向け、年中組が年長組の指導をうけて練習しています。負けても勝っても子供たちの成長には欠かせないサッカー大会となりました。城下の負けたときのわがチームは担任も含め、ほぼ全員が泣いていました。あの涙はこれからの子どもたちの成長に大きなプラスとなることでしょう。

 また、ここ数年保育士不足が叫ばれています。わが園でもここ3年間で新採用が1人となかなか職員を募集しても応募がありませんでした。他の保育園でも同様のようで、顔を合わせると「いい保育しない?」という合言葉のような会話が交わされます。保育園には毎日のように「人材派遣会社」から保育士の紹介のFAXが舞い込んでいますが、やはり地元の養成校の方が安心できます。今年は6月に31年度の募集をしたのですが、短大の方から「9月まで実習があるので10月以降の採用試験にしてください。」と言われ、10月13日に採用試験、面接を行いました。最近では珍しく、園見学に5名の学生が参加してくれました。実際の応募は3名でしたが、久しぶりに複数の応募に感激してしまいました。立派な学生たちだったのでこれからの活躍が楽しみです。

 さて、そんな状態のなかで9月に契約を交わした「多目的子育て支援棟 どんぐりの杜」は着々と工事が進み、今現在「建方」に入っており、大型クレーン者から木材を吊り上げながら柱などの枠組みが出来上がっています。新築ですが、基本的には「増築」の扱いなので、本園からの引きこみ(水道・下水・電気等)なので工事は大変なようです。園庭には機会が入ることができないので「人の手」で穴掘りをしています。本当にご苦労様です。

 これから工事は佳境に入りますが、細かい打ち合わせなどようやく私たちの出番がやってきます。壁の色や素材など子どもたちの環境を考えたものにしたいと思います。基本的な間取りは決まっていますが、中身はしっかり吟味して使いやすい建物にしたいと思います。来年の消費税10%を見込んだ駆け込み建設が多く、工事の方も大変なようです。工事関係の会社も人出不足のようで私たちのような社会福法人関係の厳しい建物は敬遠されているようで、なかなか入札が決まらないと聞いています。テレビでは「働き改革」や「外国人労働者拡充」など騒いでいますが、人出不足は短期間で解決するものではないので慎重に進めてほしいと思います。長年かけて壊してきたものは短時間では戻りません。倍の時間をかけて取り組まないとこの不透明な霧は晴れないと思います。付け焼刃ではなく本質をしっかり見極めた取り組みを期待します。

 

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インバウンド

2018-10-12 13:30:03 | 日記

園長です。

 毎日忙しい日々を送っています。先日9日は八戸東ライオンズ杯サッカー大会があり、10日は今年初めて行う「食育まつり」がありました。いつもの「キノコ汁会」からサンマ、シシャモ焼き、おにぎり作りと子どもたちが園で行っている食育をまとめてみました。もちろん野菜もあります。散歩へ行ったチームは「キノコ」も採ってきました。今は「ツチスギタケ」「ナラタケ」「クリタケ」がとれます。近くの神社はキノコの宝庫となっています。最近の家庭では匂いと煙を敬遠し焼き魚をあまりしないようですが、保育園ではあえて秋の味覚「サンマ」「ししゃも」に挑戦しました。基本的には1匹を二分して焼きましたが、1匹丸ごとも20匹くらい焼きました。年長の男の子たちが競争してそれに挑戦していました。頭と骨だけ残し、すべて食べきった子どもたちでした。外で食べるご飯はおいしいものです。ましてそれが自分たちで作ったものであればなおさらです。お変わりの声がたくさん聞こえていました。これぞ食欲の秋。秋の食育です。

 さて、そんな忙しい毎日ですが、その間隙をぬって「研修」に行ってきました。金沢と東京です。どちらも観光を目玉に多くの観光客が押し掛けるところですが、少し違和感がありました。顔は日本人と変わらないのに言葉が外国語。台湾と中国の観光客です。日本人の観光客より賑やかで人数も多いようです。最近は外国人のお客さんを「インバウンド」と呼び経済効果を挙げているようです。青森県でも東北では仙台よりもインバウンドが多いと報道されていますが、「おもてなし」を考えると少し心配になります。何よりわが国では「英語」が教育の中心になっていますが、中国語の勉強も必要なのではないでしょうか。英語を話す外人より圧倒的に中国語を話す外人が多いのです。2,3年前、浅草寺に行ったとき、仲見世のお客さんの半数くらいが中国語を話していて、「ここはどこ、私は誰?」という状態なったことを思い出します。見た目は日本人、言葉を聞くと中国人。私には中国人と台湾人の区別はつきませんが、基本的には「なまり」が少しあるくらいで同じ言葉のようです。青森空港では中国の都市と定期便を運航していますが、近いうちに八戸にもその効果が出てくるのではないでしょうか。三沢の米軍基地とインバウンド・・・英語と中国語、語学に弱い私にはどちらも難しい問題です。早く「外国語翻訳機」が開発されることを期待します。

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