園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

茅の輪

2011-06-30 20:38:40 | 日記

園長です。

 今日は6月30日。神明宮の茅の輪くぐりの日です。1年のちょうど真ん中、無病息災をお祈りしてきました。この地方では「シンメン様」と言われ、サクランボがちょうど出盛りになります。沿道では「佐藤錦」が大きな顔で並んでいます。今日は、雨模様だったのでイマイチの人出でしたが、保育園の子どもたちにも何人か出会いました。参道には夜店が立ち並び、夏の夜の賑わいを醸し出していました。妻と4番目の娘と孫2人で行ったのですが、夜店が初めての孫たちは、たこ焼き屋を見ると立ちどまり、金魚すくいのところではしゃがみこみ、非日常の雰囲気を十分に楽しんでいました。「たこやき」「チョコバナナ」「シャンピン」「綿あめ」「大判焼き」を買いました。味は大したことはないのですが、雰囲気に飲み込まれ買ってしまいました。

 大判焼きと言えば、小学校の時に大笑いの思い出があります。私は、小学校の4年生から6年生まで「書道」を習っていました。春から秋は歩いて30分くらいの塾までを歩いて通っていましたが、さすがに冬は厳しいのでバスに乗って通っていました。塾は廿三日町にあり、帰りは裏通りの「神明宮前」から乗っていました。この神明宮前には屋台の「きんつば焼き」屋があり、寒い日にはちょうど良いおやつになっていました。今から約45年くらい前ですから、1個5円か10円だったと思います。バス代は往復分20円しかもっていなかったので、本来は「きんつば」は買えないのですが、そ日は小学校の後輩もいて、ついいいところを見せようとして、「きんつば」をおごってしまいました。寒い日のほかほかのきんつばは最高です。甘いアンコとカリカリの衣。冬の北風に吹かれながらきんつばを食べていると幸せな気分になり、バス賃を使ったことをすっかり忘れていつものようにバスを待っていました。そしてバスに乗り込んだのでした。バスに乗り込んで、しばらくして、思いっきり焦ってしまいました。バス代がない・・・。寒い日でしたが汗が背中を流れるように流れていました。仕方がないので運転手さんに事情を話すと、「次に乗った時に今日の分を払ってね。」と一言だけ言って許してくれました。本当にいい時代だったと思います。

 私は、鯛焼き、大判焼き、大福餅など甘いのもが大好きですが、この「きんつば」(おやき)だけは甘いだけではなく、しょっぱい味もする思い出です。あの当時はみんなが貧乏だったので少しくらいのことはみんなが多めに見てくれていたような気がします。2人の孫にはとても理解できないような、昭和のとても甘く、酸っぱい切ない思い出です。

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サッカー大会大胆予想2

2011-06-27 16:19:50 | 日記

園長です。

 熱い戦いが終わりました。大会の前に予想した「勝手にベスト8」は、8分の6が予想的中でした。外れた2チームの代わりに浮上したのが「城下」と園長お勧めの「白鴎」でした。城下は、強豪藤覚と南売市を撃破し、堂々予選リーグトップの成績でした。ベスト8にあげていた南売市は勝ち星なしの予選3位。大混戦だったCブロックからは白鴎が抜け出した。今年は少し厳しいと思っていたが、上位3チームの争いは白鴎に天は味方したようだ。一生懸命頑張った副園長に敬意を表したいと思う。こざくらは堅い守りは素晴らしかったが、得点力に欠た。今年は本当に激戦だった。参加チームに力の差がほとんどなくなった証拠だろう。その中でも、城下は良く頑張った。決勝はてっきり「小中野保育園」と思っていた私は、がっかりするより、実力未知数の城下にどんな戦いをすれば良いのか不安のほうが大きかったのですが、子ども達の力を信じることで不安を解消しました。その城下は小中野戦で全力を出し切ったせいか、決勝では力を出し切っていないようだった。まあ、長坂の力が一枚上だったと言うことかな・・・。てな訳で優勝は5年ぶり8回目の長坂保育園に輝いたのでした。今回の予想は私の全くの私見で行ないましたが、75%の高確率でした。昨年サッカーのD旧コーチの資格を取得した成果が出たのかも知れません。少しだけ見る目が出てきたということでしょうか。この調子で保育力も成長したいものです。とにかく頑張った子ども達には大きな拍手を送りたいと思います。また、子ども達のためにオリジナルTシャツまで作り応援してくれた保護者の皆様にも深く深く感謝いたします。ありがとうございました。秋もよろしくお願いいたします。

 

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サッカー大会大胆予想

2011-06-21 14:59:01 | 日記

園長です。

 平成元年から始まった「八戸市幼児サッカー選手権大会」は今年で23回目を迎えました。私が園長になったのは昭和63年4月なので、園長になって2年目に取り組んだ事業でした。気心の知れた4人の園長が集まり「なにか面白いことがしたいね。」という言葉がこの大会の発端でした。あれから23年。参加チームは年々増え、今では参加20チーム、4市町村をまたがり参加しています。参加したいチームはまだまだありますが、これ以上増やすと1会場、1日では消化しきれないので、涙を呑んでお断りをしています。保育園でこのくらいの規模の大会は珍しく、多方面から関心を集めています。それにしても23年も続いたことに各園の協力と保護者の応援が欠かせなかったことは確かです。この大会を通してサッカーを楽しみスポーツに関心を持ってもらえれば本望だと思います。もちろん体力作りにも大きな役割を果たしていると思います。学力ばかりが注目される昨今ですが、健康な体つくり、体力作りは、基本中の基本だと思います。

 さて、23回目の優勝はどの園に輝くのでしょうか。全くの私見で予想してみたいと思います。まずは、Aブロック。小中野は守備がしっかりしていてなかなか点数が入らない。福聚は今年は一回り小さく見えるが、混戦にはめっぽう強い。面白いのは五戸から参加のみゆき保育園だ。ここはここ数年めきめきと力をつけてきている。先週も十和田、五戸地区の保育園が集まる大会で活躍してきたとの事。八戸のレベルにはまだまだと思っていたが、力強いボールを蹴っていた。三沢のチャリティとサンフラワーは、調子に乗ると手強い存在になりそうだ。ここは、長坂が練習試合で唯一負けた「小中野保育園」と勢いのある「みゆき保育園」をあげたいと思う。

 Bブロックは、今大会最激戦のブロックだ。藤覚、南売市は常勝チームの代表格。それに最近強くなった城下、尻内が続く。三条の試合は見ていないので何ともいえないが、今年も苦戦?。このブロックもダントツのチームは見当たらない。常勝藤覚は練習試合では負けても本番に強い。ここはやはり藤覚ははずせない。同格で南売市、城下か。今日見た限りでは南売市に分が少しあるような・・・。とにかく難しいブロックだが、伝統と実績を重視して藤覚と南売市をあげたいと思う。

 Cブロックは、今回一番決勝トーナメントに近いブロックのようだ。ズバリ「こざくら」と「むつみ」でいかがでしょう。こざくらの試合は見ていないが、評判では守りが堅い。むつみは混戦に強そう。ボールを蹴る力は5チーム中、一番ではなかろうか。ダークホースとして白鴎をあげたい。今年は年長組が少なく苦戦は必死のようだが、ここの副園長の頑張りに期待しようと思う。大きな声だけでは子ども達は強くならないが、一生懸命子ども達とボールを蹴っている姿は絵になる。頑張れ白鴎。川口は津波の被害はなっかようだが、いつものバスは非常時用に園に備え付け、大型バスでやってきた。この環境がどちらに転ぶか、神のみぞ知る。すぎのこは園長の言葉は力強いがなかなか成果を出せないでいる。サッカーよりほかのところが忙しいようだ。まずは善戦を期待する。

 Dブロックは、長坂が強そうだ。2日間の練習試合でも7勝1敗。失点は2しかない。得点はいっぱい。昨年は準決勝で足元をすくわれたが、今年も優勝を狙えるチームになった。しかし、長坂には「魔の準決勝」のジンクスがまとわり付く。2番手は全くわからない。しいて言えば「ひまわり」「小久保」あたりか。根岸、こどもの城はおとなしいチームで争いごとは好まないように見える。体力よりも頭脳で勝負か。長坂は戦っていないがひまわりが強そうに見えた。以上、勝手に予想した結果、今回のベスト8は「小中野」「みゆき」「藤覚」「南売市」「こざくら」「むつみ」「ひまわり」「長坂」でどうでしょうか。きっと番狂わせがあると思いますが、とりあえず予想してみました。ご意見、苦情、その他多くの異見があると思いますが、ここは笑って見逃してください。本当に勝手な予想でした。これでもうよそう・・・なんてね。子ども達と保育園、保護者にとって楽しい大会になるよう祈ります。お天気だけが気がかりです。

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粋な計らい

2011-06-16 15:38:54 | 日記

園長です。

 昨日、用事があって東京まで行ってきました。当然「日帰り」です。交通費は東京、八戸往復で「一万円」。しかも往復「新幹線」でした。通常だと東京まで往復で3万円弱の料金なので、いかにお手ごろな値段かがわかります。JR東日本は粋なことをやるもんだ。「大人の休日倶楽部」もびっくりしたが、今回は震災の影響も考えると「グッドアイデア賞」だったと思う。ただ、期間限定で2週間くらいしか使えないのが少し・・惜しい、という感じです。でも6月と7月の2回開催は「太っ腹」と言いたい気分です。

 朝、6時56分発の「はやて100号」に乗り、いつもより1時間多い、4時間で東京着。新橋まで山手線に乗り、そこから「ゆりかもめ」という新交通機関に乗り、東京湾をモノレールで「有明」まで。ゆっくり20分くらい空中散歩のようでした。こちらはの乗車券は「大人の休日倶楽部」のスイカで支払いました。スイカって東京に来ないと使えないのですが、とても便利です。近距離の支払いはスイカでスイスイ・・。田舎者が都会人と同じ行動をとれる、唯一のものかもしれません。11時半ごろに会場に着き、展示会へ。来年の園舎改築を考えて大型遊具の視察です。八戸からの業者の方の紹介もあり、説明も細かいところまでしていただきました。保育遊具は値段が高いのでなかなか大型遊具にまでは手が届かないのですが、一生に一度の買い物・・・と心に決めて説明を受けました。今年は「新発売」の製品が比較的多く、目移りするものばかりでした。午後2時から「藤森平司先生」の子ども・子育て新システムの話を聞きました。聞けば聞くほど・・???の連続です。はっきりしたのは、どうやら私達、保育園は「総合施設」という0歳から6歳までの保育と教育を行なう「学校」になるということでした。幼稚園もほとんどが「総合施設」へ。幼稚園を継続したいところは、「預かり保育」は認めない、と言うことでした。保育園として残れるのは、0~2歳児の受け入れだけで、3歳以上は認めないということです。ほとんどの幼稚園、保育園は「総合施設」へ移行しなければ経営が成り立たないような仕組みだと言えます。これまでの幼稚園、保育園の歴史、積み立てられた文化は崩壊されるようです。それでも子どものために行なう改革であれば賛成しますが、どうやら本音は「都会の待機児童解消」のために、定員割れが続く幼稚園に0歳児から2歳児を受け入れさせる、と言うことらしいです。そして「子ども園給付」という一本化した財源から5つの制度「幼稚園」「保育園」「総合施設」「認証園等」「家庭保育等」に振り分けるということです。今までは幼稚園、保育園、認定こども園の3分化だけだったものが、ますますわかりにくくなったようです。これから、その一本化した「子ども園給付」がどの省庁が受け持つかで熾烈な国獲り合戦が始まるということです。子どもが大事なのか、大人の都合が優先されるのかここではっきりわかると思います。もう何回も書きましたが、「子どもを大切にしない国は滅びるのです。」、そろそろ政治家も官僚も目覚めましょう。日本にとって何が大切か、何をしなければならないか、「幼児教育」という面から考えて欲しいと思います。そういう意味では今回の制度改革には大きな?マークが付きまといます。それでも経済効率を追い求めるのでしょうか。子ども達の前途は多難を極めそうです。

 そして、午後5時56分発のはやて300号でちょうど午後10時に八戸へ着いたのでした。ちょうど往復に8時間かかった計算です。15時間中、8時間が新幹線の座席です。今日はお尻が痛くて大変です。早く元の3時間になって欲しいものです。電車の高速化は私の忍耐力を著しく衰退させたようです。でも「一日乗り放題一万円」の企画は大成功だったようです。昨日は最終便が大混雑だったようです。週の真ん中でこれなのですから、週末はどんなに込み合うか・・・。でも、これを企画した人たちは、きっとほくそ笑んでいることでしょうね。したり顔が目に浮かぶようです。JR東日本の一本勝ち。またお願いしたいものです。ありがとうJR東日本。

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放射能

2011-06-04 15:04:43 | 日記

 園長です。

 「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり。」・・・本当に月日の経つのは早いもので、いつの間にか6月に入ってしまいました。5月は連休があったのに、天候に恵まれず、なぜかもったいない休日にしてしまったようです。いつもの5月、6月だと、お花見や釣りなど行楽三昧なのに、今年はなかなか思うように動けません。なぜか?長女の孫が手かせ足かせになって身動きが取れないのです。こういうと「邪魔者」だと勘違いされかねませんが、実に可愛くて私のほうが離れられないのです。「内孫より外孫の方が可愛い」とよく言われますが、我が家は外孫しかありえないので、可愛さが倍増です。でもこの先、まだ3人も娘が結婚を控えているので、10年後くらいに全員が結婚したら、大変なことになりそうです。その孫達もだんだん筑波へ帰る話しが多くなりました。嬉しいやら寂しいやら・・・少し複雑な心境のじいじです。

 さて、先日、園児のお母さんが、「保育園では放射能についてどう考えていますか。」という質問をされました。詳しく言うと、福島県産の農産物などは放射能汚染が心配されますが、保育園ではその辺をどう考えて、対処しているのですか。」ということでした。我が園では、給食は大切な保育の一環として考えているので、基本的には「地産地消」を方針としています。今は、葉物も地場産が多く出回っているので、問題はありませんが、こちらにはない「お茶」や「レンコン」などは、産地を注意して注文しているようです。しかし、ここにお母さんの悩みがあったそうです。放射能汚染も心配なのですが「風評被害」に加担しているようで、自分でも答えが出せない・・ということでした。福島と言えば「桃」の名産地です。これからおいしい桃がたくさん収穫できますが、果たして、売れるのでしょうか。私くらい年齢を過ぎていれば、おいしく頂く覚悟は出来ていますが、子ども達には果たしてどうなのか?いろいろ悩みは尽きません。それにしてもたった1箇所の原発がもたらす放射能被害は、地域も家族も人間そのものも破壊してしまいそうです。一刻も早い対策と沈静化を願わずには要られません。地震、津波の被害もさることながら、これから発生するであろう被害を考えると、目に見えない恐怖は、心までも真っ暗にしてしまいそうです。今こそ、国全体で対策を考えるべきで、政治家の輝く場面なのに・・・わが国の政治やは一体何を考えているのやら・・・。全国会議員が福島や宮城、岩手でボランティア活動をして見るべきだと思います。国民の痛みが理解できるように・・。被災地も国会も一日も早い復興と回復を願いたいと思います。

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