園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

古遠部温泉(ふるとおべおんせん)

2012-10-29 17:40:42 | 日記

園長です。

 10月は忙しい月でした。ライオンズ杯サッカー大会、クラス懇談会、園内サッカー大会。地域での行事や小・中学校の行事、そして園舎の改築工事の遅ればせながらの基礎工事など、忍者になって「分身の術」を使えたらどんなに楽だろうと本気で考えてしまいました。

 工事のほうはやっと「パイル打ち」が終わり本日から「根切り工事」と穴掘りが始まりました。やっと実際目に見える変化の工事に突入です。土曜日までかかったパイル打ちの機械は、その日のうちに福島県へ戻りました。よくよく聞いてみると、この機械は、「すぐれもの」だそうで、東北には2台しかない貴重な機械だったようです。当園へ来る前は、前日まで新潟にいたそうで、メンテナンスする暇もないくらい忙しいのだそうです。今頃は福島で震災復興のために頑張っていることだと思います。

 小学校の音楽界、学習発表会も素晴らしかったです。2つの小学校へ行きましたが、大規模校、小規模校のそれぞれの良さを感じてきました。保育園ではわからなかった、こども達の成長ぶりに感心したり驚いたり・・。上級生になると顔かたちまで変わり、しばらく名前が出てこない子もいました。(単なる若年性痴ほう症かもしれませんが・・・65歳までは「若年」だそうで、恥ずかしながらも使わせていただきます。)。私は、昔の「学芸会」で育ったので、音楽界よりも、いろんなハプニングの起きる「学習発表会」のほうが面白く感じるのですが、それはきっと、長坂の発表会も同じような考えで行っているからなのだと思います。とにかく卒園した子どもたちは、堂々と歌い、表現していました。1年生のあどけなさから6年生の堂々とした発表まで最後まで感動して見ることができました。子どもたちの成長を感じた1日でした。

 さて、本日(10月29日)は、私の小学校からの友人の招待で、彼の畑で「サツマイモ掘り」を体験してきました。年長組と年中組約50人が200本の苗から成長したさつまいもを我が畑のような振る舞いで掘り起こし、たくさんのサツマイモを収穫することができました。今年で3年目になりますが、例年より小ぶりのいもでしたが、量はたくさんありました。全員に2個づつ各家庭へお土産。その他保育園の「食育」のために3人の職員がビニール袋に満杯の芋を手に持てるだけ持ち帰りました。袋を引きずりながら秋の斜陽を浴びながらの帰り道、子どもたちは「てんぷらで食べる。」「お菓子にしてもらう。」「蒸かして食べる。」などとサツマイモの食べ方を話しながら帰りました。ひとつの出来事でいろんな話ができることも食育の良さかもしれません。汗を流し、サツマイモの蔓に苦戦し、苦労して掘りあてたサツマイモには愛情がたっぷり浸み込んでいます。家庭でも今日の楽しい出来事を肴に子どもたちと楽しい会話に花を咲かせてほしいものだと思います。

 さて、そんな忙しい中、昨日は、青森県保育連合会主催の「ほいくの広場」が津軽の平川市を会場に行われました。昨年は八戸で行ない、大成功でしたが、今年の平川市は昨年以上の盛り上がりがあったような気がします。特に短期大学生も参加しての発表や活動、各保育園の職員の手作りのおもちゃ、保育教材など感心するものがたくさんありました。青森市中心だったこれまでの開催地を県内3地区を順番に行うことにより、各地区の特徴や思い入れがわかりやすく表現できたのではないかと思います。来年度はまた青森地区に戻りますが、青森地区のむつ市辺りで行えばまた別の青森地区の良さが出てくるのではないでしょうか。

 その帰り道、久しぶりに「碇ヶ関温泉」にでも行こうかということになり、薬効が素晴らしいことで有名な「古遠部温泉」までいくことにしました。ここの温泉は、「体が痛くて動けなかった老人が、1日ゆっくり温泉に浸かって、帰るときはじゃんじゃんと歩いて帰った・・という言い伝えがあるくらい霊験あらたかな温泉なのです。事実、当日は雨が降っていたにも関わらず、狭い湯船にあふれるくらい人が集まっていました。ここの温泉は、湯量が豊富で源泉掛けながしはもちろん、湯口からは大量の温泉が湧き出ています。効能は「効かないものを除く何にでも効く」のだそうです。外の駐車場には水戸ナンバーや宮城ナンバーの高級車も並んでおり、確かに有名な温泉のようでした。良く温まる、私には効きそうな温泉です。妻も大満足のようでした。最近は女風呂が大変賑わっており、楽しい話をしている内容が男風呂にもよく聞こえることがあるので女の人たちは注意しましょう。ここは板一枚で仕切られているので話声は良く聞こえます。どんな話かって・・・それは秘密・・悔しかったら古遠部温泉までいってみておいで。

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早起きは三文の得

2012-10-17 21:08:17 | 日記

園長です。

 久しぶりの登場になりました。なんと2週間ぶりの登場です。この間、いろんなことがありました。特筆すべきことは「八戸東ライオンズ杯ちびっこサッカー大会優勝」です。今年はF保育園がダントツの強さを誇っていたので、優勝はあきらめていましたが、準決勝でライバル「K保育園」がPK戦の末、F保育園を破り、決勝の相手となったのです。予選ブロックでは長坂が1-0で勝っていたのでF保育園よりは闘いやすいと思っていたのですが、さすがに決勝戦では思う通りに試合は進まず、一進一退の攻防の末、1-0でライオンの優勝旗を手にすることができました。今回のライオンズ杯は、強豪が予選ブロックで破れたり、前回最下位のチームが決勝トーナメントに進出したりで、結果を予想するのは至難の技でした。それでも2年連続7回目の優勝を長坂保育園が飾ったのは、ラッキーな面もありましたが、普段からの心構えと、伝統の力が生きていたということだと思います。担任と保護者のサポートが子どもたちの実力を何倍にも大きくしたのだと思います。来年も追われる立場になりましたが、こども達の個性を生かしつつ、優勝を目指したいと思います。頑張ろうな、まおくん。

 さて、秋の味覚と言えば「きのこ」です。今年は記録的な残暑で、キノコの発生は1カ月くらい遅れました。今の時期になってようやく、毒キノコ・食きのこが一斉に出てきました。いつもは9月の初旬に採れる「マツタケ」も10月8日に出始めの幼菌を収穫したばかりです。夏のきのこと秋のきのこが入り乱れて発生している状況です。8日には珍しい「シャカシメジ」もとりました。しかし例年とれる「ホンシメジ」は未だ発生を確認していません。地球温暖化の影響がこんなところにも影響していたのには本当にショックです。

 昨日、久しぶりに6時に起床したので、我が家の番犬「ゴン」の散歩を、いつもより少し長めのコースへ変更して出掛けました。我が家は郊外にあるので、近くには山道も健在しています。ゴンと山道をゆっくり散歩していた時、林の中でガサガサゴソゴソと何かが動く気配がしました。最近テレビで目撃情報が多い「熊」かと思いましたが、何と老夫婦がキノコをとっていたのです。「おはようございます。」と声をかけると、「こごにかっくいがしがさっていだ、あんだもとんなせえ。」と誘ってくれたのでした。ただ、「でも、誰さもおしえねえでな、友達さもおしえねえでな。」とくぎをさされました。要するに「口止め料」として仲間に誘われたのでした。そこに敷かさっていたキノコは「ならたけ」(かっくい)という味のいいキノコでした。ゴンを枯れ木に繋ぎ、ビニール袋をもらい、本当に座ってキノコを採りました。10分も採るとビニール袋が一杯になり、ゴンも吠え始めたので丁寧にお礼を言い、その場を後にしました。それにしても我が家から5分もかからないところでキノコが大量発生しているとは本当に驚きました。でもあの夫婦はどこで気がついたのでしょうか、地元の人でもあまり通らない山道なのに・・・・。

 本日も近くを通りました。昨日とは別の場所に大きな「かっくい」が出ていました。そのあたりをじっくり見ていたら、なんと天然の「エノキタケ」がアカシアの切り株にびっしり発生していました。天然のエノキタケは素人が見ても絶対わかりません。スーパーで売っている「もやし風エノキタケ」しか見たことがない人には絶対わからないと思います。晩秋のキノコでよく食毒を聞かれるのが「エノキタケ」です。たいていは足蹴にされて捨てられていますが、知っている人は、捨てられたエノキタケを拾っている人もいるのです(私ではありません。念のため)。この天然のエノキタケは味も歯切れも最高で、一説には「マツタケよりもおいしい」という人もいます。私はマツタケのほうが好きですが・・・。最近、日暮が早くなり、仕事が終わってから散歩・・・などはできなくなったので、明日あたり、もう一度のぞいてみようと思います。今度はどんなキノコが待っているか楽しみです。早起きは三文の得、と言いますが、早起きは秋の味覚に出会う、絶好の時間です。時間を大切に有効に使いたいと思います。秋はいいなあ。きのこもおいしいなあ。

 遅れていた園舎改築工事も19日から本格的に始まりそうです。くい打ちの機械が三陸復興支援工事からやっと帰ってくるそうです。いよいよ11月から目に見える新園舎の改築が始まります。

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遊具移設

2012-10-02 13:33:14 | 日記

園長です。

 10月に入っても、なかなか本格工事に入れません。な~ぜか?それはね、重機が三陸の復興支援で全部出払っているからなのだそうです。お盆までは重機も人もいたそうですが、お盆明けから震災復興の工事が本格的に始まり、みんな三陸の方にとられ、市内はもぬけの殻になったそうです。そういえばあまり工事現場を見なくくなったのはそのせいなのでしょうか。おかげで玄関や工事の出入り口、遊具の移設など時間をかけてじっくり作ってもらっています。今日は、保育園の遊具の中で一番大きな「ドリームワールド」を移設してもらいました。クレーンでつり上げ、あっという間に完成です。ついでに「旗揚塔」も撤去してもらい、園庭は寂しくなりました。今月13日にライオンズ杯サッカー大会が行われるというのに、ボールを蹴る場所もなくなりました。今までの園庭の半分でこれから半年を過ごさなければなりません。保育士の創意工夫が必要とされます。これからどんな保育を見せてくれるのか、とても楽しみです。

 心配なのは「子育て支援拠点事業」で行っている「園庭解放」です。今までは広い園庭で存分に遊んでもらいましたが、これからは保育園の子供たちと共有で遊んでもらうことになります。ひょっとするとトラブルが発生するかもしれませんが、子供たちの成長を見る貴重な場面になるかもしれません。心を大きく持って見守ってほしいと思います。

 それにしても重機は今どこにいるのでしょうか。10月半ばまで帰ってこないという情報もあるようですが、早く帰ってきてほしいと思います。基礎工事に入る前の「パイル」を打ち込む機械は、特に少ないそうで、工事の1か月遅れは確実だ様です。このままだと年度内完成は危ういといわれ、はらはらどきどきしている園長です。災害の復興もしてもらいたいし、保育園の工事も進めてほしい・・・。複雑な心境です。

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