園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

緑の黒髪

2015-08-11 15:41:33 | 日記

園長です。

 今年の夏は暑い。全国的に見ても猛暑が続いているようだ。それでもお盆を前に少し暑さも緩んできたようだ。昨日は夕方から雷雨になり、いつもより快適に過ごせました。

 こう暑いと、風呂はついついシャワーだけになってしまいますが、本当はぬるいお湯にじっくり浸かるのが健康には良いようです。我が家でもほとんどシャワーが多いのですが、先日、思い切って風呂(お湯)を沸かして入浴しました。つくばから里帰りしている孫と久しぶりに一緒に入りました。今年年長の孫は、「おばあさん大好き」で私とはいることは滅多にないのですが、どういう風の吹き回しか、一緒に入ることになりました。最初に孫の髪の毛を洗いました。「カラスの濡れ羽色」とはいきませんが、細くて黒い髪がふさふさで、つい「いい髪だなあ、じいじもほしいなあ。」というと、「ジイジの髪もいい髪じゃん、だって、白い毛が濡れたら黒くなるじゃん」。いつの間にか優しい気遣いができる子になっていました。最近、特に髪の毛が白く、そして薄くなりました。鏡を見ても生え際がスカスカ、地肌が丸見えになってきました。最近少し高い「育毛剤」にしていますがあまり効果は見えません。まあ、年齢にふさわしいということでしょうか。学生時代の髪を少しとっておいて「かつら」にしておけばと後悔しています。10年くらい前までは、少しくらいの雨では地肌まで届かないくらい「貯水能力」が高かった頭髪ですが、今は一粒でも雨がわかるくらい感度が良くなりました。5粒くらい降ると、つつ~と雨がそのまま頭部を通過し、目に入ろうとします。本当に困ってしまいます。

 そういうわけで、孫たちのふさふさした髪をシャンプーで洗ってあげると、忘れかけていた豊富な髪の感触が蘇ってくるようです。ちなみに孫は「女の子」なのでつやつやと光る長い髪をしています。毛の質は細いので、私の「かつら」には向いていませんが、とてもいい髪をしています。

 「毛」というと、最近保育園の子どもたちから「毛が出ている」と言われます。何のことはない「鼻毛」のことですが、子どもたちには珍しいらしく、「毛が出ている」と大はしゃぎしています。そういわれてみれば、子供の時に「鼻毛」を切った覚えはありません。散髪屋でも鼻毛を切ってくれたことは記憶にありません。今は、自分から「鼻毛も」も注文していますが、あの当時はどうしていたのでしょうか。「毛」と言えば、「チャック」に挟まれた毛は痛いです。どこの毛かは、言えませんが、「うう・・・」とつい唸ってしまうほどの痛さです。風呂から上がったら、ちゃんんとパンツを履きましょう。 

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ザリガニの逆襲

2015-08-03 10:48:17 | 日記

園長です。

 ここ数年、八戸三社大祭の期間中に小川原湖へしじみを採りに行くのが我が家の夏休みの過ごし方になっています。今年はちょうど2日が日曜日に当たったので、騒がしい孫二人を連れて「湖水浴&シジミ採り、おまけにザリガニ釣り」を楽しむために出かけました。午前の出がけに雷雨になりましたが、すぐに止んだので太平洋ルートを通って、小川原湖へ直行しました。

 雨上がりの少し涼しい気温でしたが、いつもよりは人出が少なく、落ち着いた小川原湖でした。早速着替えをして、孫たちとシジミ採りをしましたが、浮気者の孫たちはシジミどころか少し入ってすぐに「寒い寒い」を連発しおやつタイムに入りました。私は、晩御飯の味噌汁のシジミ採りに精をだしました。ベテランは岸から20メートルくらいの腰辺りまで水に浸かり、アミの袋に半分くらいも収穫していました。私は、体調のことも考え、危険の少ないと思われる5~10メートル近辺を右手オンリーで砂をかき分け、一粒づつ確認しながら採りました。今年のシジミは生育も数もまずまずで、30分くらいすると結構な量が採れました。中にはスーパーでもなかなかお目にかからない大きな(直径2センチ以上)シジミも結構とりました。湖底の水草が茂っているあたりの砂地の表面にあることが多く、隠れた生育場所になっていたのかもしれません。これで十分と思うくらいまで採り、陸に上がりましたが、「寒い」。日焼けを恐れてTシャツを着ていたのですが、水にぬれたTシャツは冷たく重く、まさに「凶器」のような感じでした。

 さて、その後、着替えをして近くの水路に行きました。ここは、知る人ぞ知る「秘密のザリガニ捕獲場所」なのです。いつもだと数人の小学生たちが竹竿にするめの餌を付け、ザリガニ釣りを楽しんでいます。この日は、小学生たちの姿も見えず、我が家だけの貸切状態でした。近くで木の枝を見つけて、1メートルくらいの紐の先に、サキイカを付けて釣り開始です。妻がいち早くガマの穂の茎につかまって餌を待ち構えているザリガニを見つけたのですが、そんなはずはないと逃がしてしまいました。その後、石を敷き詰めた護岸の隙間から数匹のザリガニをゲットしました。ちょうど私が渓流釣りの時に「川虫」をとるために持っていた「アミ」が大活躍し、6歳の孫は大喜び。3歳の孫はさすがに触ることができず、アミに入ったザリガニに大興奮・・・。でもサイズは例年より少し小さめでした。そのうち、2名の小学生が私たちからサキイカを分けてもらい、ザリガニ釣りに参戦。ザリガニ釣りは初めてということで、二人がかりで大騒ぎ、それに我が家の孫も参入し、ザリガニ釣りの競争が始まりました。

 小さめのザリガニを4匹釣り、そろそろ終わりにしようといった頃、妻と孫の竿に「大物」が食らいつきました。餌のサキイカに挑みかかるような大きなはさみを持った立派なザリガニが、岩の隙間から餌だけをとろうと必死になっていました。体は岩の中なのでなかなか出てきません。何回か試みているうちに、やっと出てきたのが「ここの親分」ともいえる20センチくらいの全身赤く、はさみを振り回して相手を威嚇しながら上がってきた超大物でした。私は「伊勢海老」と思ったくらい大物で、アミの中で暴れていましたが、誰も触れません。私がつかもうとしたとき、思いっきり「エビそり」をして30センチくらい飛び跳ねたその伊勢海老君は、石の割れ目へ隠れました。私はその中へ指を差し入れ、つかもうとしたら、大きなはさみで挟まれてしまいました。敵もさるもの必死の攻防の末、私の左手の中指から出血し、伊勢海老君は私の手の届かない深場へ逃げてしまい、試合終了。人差し指からは結構な出血があり、「窮鼠猫をかむ」のことわざを思い出してしまいました。その後私にも、巨大なザリガニが来ましたが、3度目の失敗から、危険を察知したようで、穴から出てこなくなりました。ザリガニも「学習」したようです。痛い指をいたわりながら何とか5匹のザリガニをゲットし、帰路に着きました。一緒に釣っていた小学生たちはその後も熱くなり頑張っていましたが、大物が釣れたかどうかはわかりません。久しぶりに興奮したザリガニ釣りでした。問題はこの釣ったザリガニをどう処理するかです。私はゆでて「食す派」なのですが、妻や孫たちは「自然守る派」で意見が合いません。そのうち保育園へ寄付することになりそうです。ザリガニ釣りは面白い。保育園の子どもたちにも是非経験してほしい遊びです。八戸にはそんな場所があるのかなあ。誰か知っていたら教えてください。久しぶりの休日を楽しんだ園長でした。これから三社大祭の「お還り」の参加してきます。午前中に雨が降ったので、少し涼しくなりましたが、午後3時からの出発はどうなることやら。子どもたちよりは私の体調が一番心配です。頑張ります。

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八戸三社大祭の思い出

2015-08-01 10:53:46 | 日記

園長です。

 今日の八戸地方の新聞は「夏の宵 極彩色」等とお祭りの記事が大きく取り上げられています。今日は「お通り」で三社大祭最大のイベントが午後から行われます。この八戸三社大祭は国の重要無形文化財にしてされていて、最近、世界遺産にも登録されようかという、勢いのあるお祭りです。今日は土曜日、「お昼お迎えです。」という子が多く、子どもたちも楽しみにしているようです。

 お祭りの思い出というと、なんといっても「なすときゅうりの漬物」です。私が参加していたころは、今みたいに夏の真っ盛りではなく、8月21日からの秋祭りでした。夏の日差しも落ち着き、夕方になると虫の声も聞こえ、秋の色彩が濃いお祭りでした。子供たちはちょうど夏休みが終わりに近づき、夏休みの宿題と格闘しながら夏の名残に浸っていたものでした。秋と言えば「秋ナス」。嫁にも食わせるなというおいしい食べ物ですが、この茄子一夜漬けを町内のおばさんたちが漬けてくれるのです。なすの紫色が塩で輝きを増し、ところどころ生の「半しもり」の状態でおにぎりとともに昼食で出されるのです。基本的になすときゅうり1本づつなのですが、なすの方が早くなくなっていたように思います。おにぎりも海苔などはなく、ただの「塩むすび」かよくて「ごま」が少しだけついていました。私たちはそれを奪い合いながら、競争して食べたものでした。あの時の茄子の漬物は最高でした。今、あの時の味をさがしてもなかなか出会えません。我が奥様も料理が上手で漬物もおいしいのですが、あの時の味には届いていないようです。何もなかった貧しい時代の、化学調味料や添加物が一切入っていない「天然自然食品」がそこにありました。また、今のように飽食の時代でもなかったので、ご飯と漬物が最高のお祭りの食べ物だったのです。夜になり山車小屋で出されたのが「手作りドーナツ」でした。おなかがすいている子供たちは競い合って食べたものでした。味の方はあまり覚えていませんが、大人数で競い合いながら食べるのは、すべておいしく感じました。一人で黙々と食べてもあの味にはならなかったと思います。

 さあ。今日も最高気温が30度を超えるそうです。お通りは午後3時出発ですが、暑さははんぱないことだと思います。ここ何日か、天気予報ばかり気にしています。なぜかって?3日の「お還り」の天気が気になるからです。保育園の子供たち約30名、保護者が約20名、職員が5名参加します。年長と年中組なので、日ごろから「わくわく教室」や「サッカー」「散歩」で体力作りをしていますが、さすがにこんな暑い日は「水遊び」に変更になることが多く、暑さ対策が気になるところです。こまめな水分補給を心がけながら、子供たちの様子を見ていきたいと思います。

 明日からは青森の「ねぶた」や弘前の「ねぷた」御所川原の「立佞武多」など北東北の祭りが一気に花を咲かせます。個人的には「立佞武多」を見てみたい気がしますが、宿泊もままならないと地元の園長先生が言っていたので今回はあきらめようと思います。また、私は青森県に住んでいながら「ねぶた」をまだ見たことがありません。他県の人から言わせると「青森のもぐり」だそうですが、八戸にはねぶたに負けない立派な祭りに誇りを持っているから、わざといかないようにしているのです。・・・というのはうそで、ねぶたは夜の祭りなので、アルコール抜きには語れないそうです。八戸の祭りは昼の祭りで、しかも主体が「こども」です。根本的に青森のねぶたとは一線を画しています。どちらがいいのかはあえて判断しません。青森ではねぶたが終れば雪がちらほら空から落ちてくるそうです。1年で一番熱く燃え上がるねぶた祭り、やはり勢いが違います。だから日本の祭りベスト1に選ばれたのでしょう。八戸三社大祭も「世界遺産」に登録された暁には「世界の祭りベスト10」位を目指そうと思います。

 最近、認定こども園関係や決算・各種報告関係の書類、定款変更まで一気に片付けたので、少し余裕ができました。いやあ、余裕があるというのは素晴らしいことです。いつも何かに追われるように仕事をしてきました。自分のペースではなく、それこそ「強制的」に・・・。今、本当の園長としての仕事をしているように思っています。いつまで続くかわかりませんが、しばし「喫茶子」を楽しみたいと思います。さあ、3日は頑張るぞ。少し歩く練習もしないと・・・。

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