園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

年賀状

2024-01-09 15:25:52 | 日記

園長です。

 新しい年が明けてもう9日。年末年始の後に成人の日の連休があり、思いっきり休んだあ・・という気持ちは全然ありません。我が家では札幌からと埼玉からの帰省した孫やいとこなどで年末年始は大騒ぎ。普段は3人での生活なのに狭い家に7人がすし詰め状態。我が家にある部屋はすべて貸し切り満員になりました。それでも1月1日には、野球の先輩でもある白山神社に妻と行き、今年の無事をお祈りしてきました。神社の宮司さんとは若いころ朝野球でバッテリーを組んでいたこともあり、神事はすべてお願いしています。宮司さん曰く、昨年の「七五三」のお参りはとても少なく、少子化を心配している。ということでした。政治家の皆さんは口を開けば「少子化対策」と言いますが、すべてが生まれてからの子ども・親の支援であり、今までもたくさん取り組んできました。が、ここに至っては「直接原因」を作っている「結婚」若しくは昔懐かしい「お見合い」など、男女の出会いを増やした方が良いと思うのは私だけでしょうか。出会いアプリなどスマホを介した簡単な出会いもあるでしょうが、責任のある仲介での出会いはこれからは必要なのではないでしょうか。そんな不安な話をしながら最後はお互いの健康を称えあい、神社を後にしました。ゆっくりできたのはその時くらいかなあ。

 さて、本題に入ります。お正月のお楽しみ、お年玉・・・違った、年賀状。今年もたくさんの年賀状をいただきました。来年は年賀状も値上がりするということで、「年賀状は今年限りで」という方も何人かいました。あいさつ程度の年賀状なら私も廃止に賛成ですが、心のこもった年賀状は捨てがたいものがあります。最近はパソコンですべてできるので「自筆」は少なくなりました。中には墨で達者な文字が書かれている方もあります。私は筆不精と坐骨神経痛、仕事が山積みなどの理由で今年はつまらない年賀状を出してしまいました。心からお詫び申し上げます。卒園児や園児、保育関係者等たくさんの年賀状の中に特に印象的だった言葉を二つ紹介します。

 「園長先生!いつかワールドカップに連れて行くよ」。昨年の卒園児から頼もしい年賀状が届きました。昨年は、大きな大会の優勝を目指して頑張ったのですが、どちらも悔しい敗戦となりました。人一倍頑張り屋の彼は小学校に上がり、サッカーのクラブチームに入り、大活躍しているようです。この文面を見たとき、とても驚きました。私は父である先代の理事長から「この保育園からオリンピック選手が出てほしいなあ」と運動会を開くたびに聞かされていました。その影響もあり、卒園式のあいさつの時に「君たちがオリンピックや世界大会に出ることがあったら地球の裏側でも幟をもって応援に行くからがんばれ」とはっぱをかけていたのです。いつかワールドカップに連れて行くよ・・・。涙が出るほど感動しました。来月からそのためのお金を積み立てようと思います。昨年の年末にウ”ァンラーレから推薦されポルトガル遠征に選ばれた6年生の一人が長坂卒園です。在園時は大人しい性格でしたが、クラブでもまれて精神力も技術も培ったようです。彼の活躍も期待したいと思います。たった6歳までの保育園生活。そんなに早く花を咲かせないでも大丈夫、いろんなことに挑戦しようとする気持ちを私たちは育てているのです。サッカーに限らず野球、バスケットなどいろんな競技を楽しんでください。スポーツだけではなく、絵を書くことや文章を書くことも面白いですよ。江南小学校の校長先生は二代続けて小説で賞をもらいました。何時仕事をしているのか・・などと言ってはいけません。きっといろんな努力をして時間を作っているのです。私も見習わなくっちゃ・・・。今年も年賀状で元気で頑張っている様子をたくさん確認できました。いつも応援しているよ、楽しんで挑戦してください。年賀状ありがとう。

 さて、二つ目の年賀状には「「人口減少社会の到来によって保育の新しい役割を見直す必要がでてきました」という言葉です。これはS宿せいが子ども園園長F・H先生の言葉です。東京はまだまだ余裕がありそうですが、地方はすべてで「人口が減少しています。我が園はF・H先生の理念を少しだけ実践しているので情報だけは見逃しません。たくさんの情報の中から我が園でも応用できそうなのをチョイスして子どもたちと楽しんでいます。我が町、八戸では1年に生まれる子どもが1,200人?くらいになりました。小学校の統廃合は皆さんもご存じの通りです。八戸には保育園・こども園・幼稚園が100園以上あります。今までの通りには行きません。どこに目標を置き、何を目指すのか、小学校の下請け企業にはなりたくないと思っています(連携は大切です)。

 ということで少し長くなりましたが、年当初から大地震災害や飛行機事故など一年を予言するような災害が起きていますが、火災、地震、津波、土砂災害の訓練(戦うのではなく逃げる)をしっかり行い災害や事故(空からの災害はお手上げですが・・)に備えようと思っています。来月は指導監査もあるのでそろそろ寝ぼけ眼を覚まし、気持ちを整えようと思います。何はともあれ、今年も良い年でありますように・・・子どもも職員も保護者もその家族も・・・そして私だけに少しだけいいことが欲しい園長です。

 

1月6日(土) 今日は大学で保育や教育の勉強をしている卒園児が、ボランティアに来てくれました。午前中は0・1歳児クラスに入り一緒に散歩へ行き、午後は4・5歳児と一緒に絵を描いたり会話を弾ませながら過ごしていました。明日は成人式を控えているそうですが、元気いっぱいな子どもたちと一緒に、沢山遊んでいました。昨日は違う卒園児も顔を見せに来てくれたようで、とても嬉しく思います。成人式を迎える皆さん、おめでとうございます。 さて、今日の給食は子どもたちに人気の『炒飯』でした。「いっぱいです」と盛り付けてもらうお友だちが多く、大きく口を開けて食べていました。『やみつきキャベツ』にはパリパリの揚げ麺がのっていて、小さいクラスのお友だちも手でつまみながら、麺をポリポリ食べていました。『春雨スープ』には、もやしや椎茸、人参などの野菜が入り、中華味でチャーハンにぴったりでした。明日からまた寒くなるようなので、連休中は体調管理に気を付けてお過ごし下さい。(若江)

1月5日(金) 今年の七日は日曜日に当たってしまったので本日「七草がゆ」を作りました。伝統と歴史と思惑が入り交じった「七草がゆ」ですが子どもたちには人気がありませんでした。「これくさ~い」「味がない」などと食が進まなかったため、今年から七草がゆは「啓蒙と味見」に主眼を置き、作るのはクッキング保育の一環として仲良しのグループが作りました。大型の鍋に一つだけ、しかも「おかわり用」に準備したようです。七草がゆの謂れはたくさんあるようですが、飽食に慣れた子どもたちには舌が合わないようです。さて、本日の献立は「鯖の竜田揚げ」でした。今年は辰年なので龍にちなんで「竜田揚げ」にしたのかなあ、と思います。私は辰よりサバの不漁の方が気になります。最近はスーパーでも「ノルウエー産」が目立ちます。「イカとサバの町八戸」の名が廃るというものです。ゆりのき通りの小中野付近には6月ころになると「イカのカーテン」が現れ、ものすごい匂いが「やませ」に乗って根城の地まで届いたものです。懐かしいなあ、八戸では当時、「イカは買うのではなくもらったり、拾ったりするもの」と言われていました。大型トラックに満載以上に積まれたイカは、少しの振動でも揺れて、そのたびにイカは道路に落ちるのでそれを近所のおばあさんたちがバケツを持って拾うのです。私の高校時代に柳橋付近で散々目にした風景です。え~給食に戻ります。もう一品は「野菜納豆」でした。2,3年前まではこれにチーズの小間切れが入っていましたが、チーズは好き嫌いがあるので納豆にもやし・ほうれん草・人参に落ち着いたようです。これは結構子どもたちに人気で、「いっぱいです」という子がほとんどです。やはり「ひきわり納豆」が良いのかもしれません。納豆といえば大学時代に栃木の友達の家に泊まりに行ったとき、「これ食べてみて」と渡されたのが、甘納豆のような糸を引かない干しブドウのような納豆でした。塩納豆とか言っていましたが、匂いは確実に納豆の匂いでした。私の舌には合わないなあ、と思いながら2,3個食べた思いがします。ところ変われば食べ物もいろいろ変わるようです。  園長

1月4日(木) 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします・・・と言いたいところですが、元旦早々能登地方で大地震があり、津波や火災で大災害になっています。また、羽田空港では旅客機と自衛隊機が衝突し、旅客機が火災を起こし機体が全焼しました。幸いこちらは訓練が行き届いた誘導により人的被害はなかったようです。被害や災害に合われた方々には心からお悔やみ申し上げます。地震の規模は東日本大震災と変わらないくらいだそうです。地震列島の日本は、いつ・どこで大地震が起きるかわかりません。日ごろの訓練と心掛け(覚悟)が大事なようです。  さて、我が園に待望の調理員さんが本日から仲間入りしました。本日は「セミバイキング」の仕方をじっくり見てもらい、園児との関りも深めるよう一緒のテーブルで食事をしました。笑顔がとてもよく似合う給食のおばさん?おかあさん?お姉さん?です。今日のメニューはお正月恒例の「松風焼き」と「紅白なます」「キントン」でした。松風焼きは和風ハンバーグ的な食べ物で子どもたちには人気です。好き嫌いが分かれるのが「紅白なます」です。所詮「酢」が入った千切りにした大根と人参なので好きな子はお代わりをしていましたが、ほとんどの子は「少し、もっと少し」と言っていました。災害が起こると好き嫌いは言っていられなくなるので今から「なんでも食べられる子」になるよう訓練をしていきたいと思います。いろいろ悩ましい問題がありますが、本年もよろしくお願いいたします。  園長

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