厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年87冊目 『お金の不安がなくなる小さな習慣』は、どんな未来がやってきても「なんとかなる」と思える人を目指す

2023-12-27 14:02:46 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「お金の不安がない人」は、どんな未来がやってきても「なんとかなる」と思える人です。

この本は、そんな安心感、信頼感のある人になるために、今日から実践してほしい習慣を集めています。

 

資産=仕事で得たスキルや知識、助け合える人間関係など。

お金を持つこと、増やすことも大事ですが、まずは自分の中に生きるための〝資産〟を蓄えて、お金に選ばれる人になることが先決だと、本書では言っています。

 

【my pick-up】

◎基本、定時で仕事を終わらす

日本企業で働く台湾人の友人が「日本の会社は、始業時間には厳しいのに、終業時間にはルーズで、いつまでも残業させる」と嘆いていたことがありました。残業が増えるひとつの原因は、最初から残業を前提に仕事をしているから。働き過ぎてしまう人の多くは、〝ヒマ〟なのかもしれません。ほかにやりたいことがないから、働いてしまうとも考えられます。いい仕事を継続するには「あえて働き過ぎない」姿勢も大事。時間の余裕が積極的な心を保ち、挑戦と成長を続けて、より多くのお金を呼ぶのです。

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2024年86冊目 『仕事と勉強を両立させる時間術』は、今までと同じ時間で倍(仕事+勉強)の価値を生み出す

2023-12-27 13:49:19 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、仕事のムダを省き、結果に結びつく効果的な勉強法で、今までと同じ時間で倍の価値を生み出す方法を紹介します。

 

「この時間で必ずやり切らなければならない」。大事なのはこの意識です。結局、効率的に仕事ができるかどうかの最大のポイントは、この意識をきちんと持っているかどうかということに尽きると思います。(P43)

 

本当に効率化をしたいのなら、本来改善すべきは日々の仕事や勉強に費やす「時間」に対するコスト意識です。

そういった本質的な意識を持たなければ、小手先のスキルやテクニックだけでは成果を得られにくいでしょう。

 

【my pick-up】

◎10時に寝る

私は夜1~2時間の時間を削って勉強するくらいなら、夜は何もしないで寝て、日中のパフォーマンスを最大限に高めるようにしています。そして仕事をさっさと切り上げて、残業はせず帰る。そして帰宅後の数時間を自分の好きな時間に充てる。そもそもの話、残業が多かったり勉強の時間が取れなかったりするのは、日中の仕事の仕方に原因があるのです。

とりあえず今夜は10時に寝てみてください。そして、朝は5時か6時に起きるようにする。早起きした分、早めに出社してもいいですし、勉強でもネットサーフィンでも好きなことをしてみましょう。この生活を1週間くらい続けてみると、効率の違いがわかると思います。夜の数時間が日常の業務にどれだけ支障をきたしているか実感できるはずです。

◎想像力のない人は時間をムダ遣いする

やはり想像力を欠いた人というのはマネジメントする立場から見ても非常に扱いにくいものです。こちらの求める反応を返してくれない、的外れなことを言う、他人の気持ちや立場を考えた立ち居振る舞いができない。そして何よりも、想像力が欠如していて一番損をするのは自分自身です。相手が意図していることを考えずに仕事を始めてしまうと、当然仕事のやり直しの可能性が大きくなります。想像力は「この人は何が言いたいのか?」というのを常日頃から考えてみることです。仕事で多くの人に出会ったりしても、結局そういう意識づけのない人は何も身につけることができません。

◎ノートなんか作るな

よく「本やテキストで読んだことをまとめて、あとで見直すため」と聞きますが、そのために何時間も使って果たして意味があるのかなぁと思ってしまいます。本の内容を確認したければ、もう一度本を読んだ方がいいのではないでしょうか。最近の本はチャートや図を多用してあり、理解しやすいように工夫されています。自分でわざわざ作り直さなくても、プロによるチェックが何重にも入っているわけです。だったら、それを確認するのと自分の作ったノートを見直すのとどう違うのか・・・と疑問に思ってしまいます。

◎1度決めたらブレるな

私は飲み会にはほとんど行きません。私は、人間関係は仕事のやり方やその結果で作れるものだと信じていますので、お酒を飲んで仲を深めようというようなことを考えたことはありません。本当に目標達成したければ割り切ってしまうことも必要です。目標に対して集中力をぶつけるためには、これまでと同じ生活を維持しようとしてはいけません。やはり、どこかを切り捨て、その部分を勉強などに費やすようにしなければ時間はなかなか作れません。

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2024年85冊目 『ジェイソン流お金の増やし方』は、2021年の時点で「長期・分散・積立」投資を拡げた良書

2023-12-26 12:25:02 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

『ジェイソン流お金の稼ぎ方』が最近出ましたので、2年前の前著『お金の増やし方』も再度読んでみました。

 

2024年1月からの新NISAに向けて、お金・投資に関する書籍が大量発生中ですが、本書のポイントは以下に絞られます。

 

僕は米国株に投資をすることをおすすめします。初心者のみなさんが取り組みやすく、かつ僕が投資をしているのとほぼ同じ銘柄は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)」という投資信託だ。(P91)

S&P500からVTIに変更したのは、VTIがカバーしている銘柄には中小企業も含まれているからなんだ。中小企業のいいところは将来的にものすごく成長するチャンスがあるということ。組入企業が多いから(4000社以上)リスクの「分散」にもなるし、「成長性がある」という理由から、僕は「VTI」に変更したんだ。(P96)

アメリカの大企業はアメリカ市場だけでビジネスをしているわけじゃないんだよね。そもそもVTIの組入銘柄のトップはグローバル企業だから、アメリカ株ではあるけれど、全世界で成功をしている会社に投資をしていると考えてもあながち間違いではないと思う。世界を舞台にビジネス展開をしている企業だからこそ、アメリカ市場だけの影響を受けるということは少ないと僕は考えている。(P110)

 

長期間のスパンで見れば下がり続ける市場はなく、「長期・分散・積立」は投資のリスクを最小化できる方法。

お金があれば、生活のためにひたすら仕事をする意識も軽くなり、自分が興味のあることに集中、楽しむことができますね。

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2024年84冊目 『私が50歳なら、こう増やす!』は、現預金の価値が下落する現在は50歳でも油断できない

2023-12-26 12:09:52 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「コツコツ貯蓄をしてきたので老後の資金のめどは立っている」という人にとっても、資産運用は必須です。

なぜなら、インフレが進むということは、大事な預貯金の価値が下落することを意味するからです。

 

今ほど低コストで良質な金融商品が揃ったことはかつてなく、お金に余裕が出てくる50歳から資産運用を始めるのは、いいタイミングであると本書では言います。

 

どのタイミングで積み立てをスタートしても、20年継続すれば、投資元本を回収できているとのこと。

値下がりしたときに売却してしまわないことはもちろん、「安くたくさん買えるチャンスがきた!」と捉え、積み立てを継続しましょう。

 

また、ときには売却(=利益確定)して投資で儲ける楽しさを味わうのもいいと思います。

 

【my pick-up】

◎投資期間は長ければ長いほどいい

S&P500の過去95年間のデータで「10年保有すれば94%の確率で儲かっていた」「20年以上保有すれば100%儲かっていた」。「長期投資をしましょう」というと、よく「長期投資とは何年くらいですか?」と尋ねられるのですが、私はこのデータから「10年以上」が1つの目安だと考えています。

◎1本だけ選ぶなら低コストの「全世界株式インデックスファンド」

世界の企業に分散して投資するインデックスファンドとして私が選ぶとしたら「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」か「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」です。

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2024年83冊目 『仕事は初速が9割』は、成果を出し続ける人は「すぐに仕事を始める」行動が見られる

2023-12-25 14:53:52 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

本書では、「仕事が早い人は、動く前にどんな準備をしているのか?」「初速を上げると、なぜ成果が出るのか?」など、仕事を効率よく進めるための実践的なノウハウを紹介します。

 

成果を出し続けている人は、一般社員と比べて「すぐに仕事を始める(=初速が早い)割合が1.8倍から2.3倍も高い」とのこと。

 

この本でのメソッドは、800社以上の一般社員を対象とした行動実験をもとにしており、再現性は高いと思います。

 

【my pick-up】

◎「作業興奮」でモチベーションが高まる

1.2万人のアンケート調査によって、モチベーションというのは、作業興奮によって最も高まりやすいことがわかっています。モチベーションが高まってから仕事を始めるとか、モチベーションが降りてくるのを待つのではなく、どんな小さなことでもいいから、とにかく何かを始めることによって、モチベーションが高まります。そのきっかけを作ってくれるのが、「ルーティン」を持つことです。手を洗うことでも、パソコンの電源を入れることでも、どんなことでもいいから自分のルーティンを作って仕事に取りかかってしまえば、モチベーションは後からついてきます。

◎一つ仕事が増えたら、他の仕事を一つ減らす

大事なポイントは「一つ仕事が増えたら、他の仕事を一つ減らす」という視点を持つことです。常にこの視点を意識していれば、新たなタスクを始めるときだけでなく、日常的にムダな仕事を減らすことができます。「週報」の作成などは、最初に検討すべきタスクといえます。面倒で時間がかかる作業のわりには、生産性はゼロです。実際にはあまり効果がなく、形骸化した習慣になっていることが珍しくありません。仕事というのは、常に「チェックの目」を持っていないと、次々と増えてしまう性質を持っていますから、気がついたら「残業沼」にはまり込んでしまいます。私の会社では、仕事の効率を高めるために「社内会議」を禁止しています。「社内会議はあって当然」と思い込んでいる人も多いと思いますが、実際にはメールやチャットを使えば不都合はありません。

◎朝起きてから9時間以内に仕事を終える

学んだのが「人間の脳は、朝起きてから9時間までしかパフォーマンスを高められない」という脳科学に関する知識です。朝7時に起床したとすると、脳は夕方4時までしか、活発に働いてくれないのだそうです。マイクロソフトでは、このエビデンスに基づいて「重要な会議を夕方4時以降に開催するのは禁止」というルールが徹底されています。企画書や提案書などの重要な作業は、できるだけ脳がフレッシュな状態にある午前中や午後の早い時間帯にやることで、作業効率が高まります。

◎初速が早いリーダーは最初に目的や意義を伝える

成果を出し続けるリーダーは、到達すべきゴールはハッキリと示しますが、そのプロセスまでは指示しません。目指すべき山の頂上を伝えるだけで、「どのルートから、どのようにアタックするか?」については、メンバーの判断に任せています。プロセスまで指示してしまうと、メンバーがプロセスを考える必要がなくなるだけでなく、リーダーから指示が降りてくるのを待つようになります。そうした状況を作ってしまうと、「自律型」で「自走型」のチーム作りができなくなってしまうのです。

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