amazonへのリンクはこちら
評価 (3点/5点満点)
この本では、仕事のムダを省き、結果に結びつく効果的な勉強法で、今までと同じ時間で倍の価値を生み出す方法を紹介します。
「この時間で必ずやり切らなければならない」。大事なのはこの意識です。結局、効率的に仕事ができるかどうかの最大のポイントは、この意識をきちんと持っているかどうかということに尽きると思います。(P43)
本当に効率化をしたいのなら、本来改善すべきは日々の仕事や勉強に費やす「時間」に対するコスト意識です。
そういった本質的な意識を持たなければ、小手先のスキルやテクニックだけでは成果を得られにくいでしょう。
【my pick-up】
◎10時に寝る
私は夜1~2時間の時間を削って勉強するくらいなら、夜は何もしないで寝て、日中のパフォーマンスを最大限に高めるようにしています。そして仕事をさっさと切り上げて、残業はせず帰る。そして帰宅後の数時間を自分の好きな時間に充てる。そもそもの話、残業が多かったり勉強の時間が取れなかったりするのは、日中の仕事の仕方に原因があるのです。
とりあえず今夜は10時に寝てみてください。そして、朝は5時か6時に起きるようにする。早起きした分、早めに出社してもいいですし、勉強でもネットサーフィンでも好きなことをしてみましょう。この生活を1週間くらい続けてみると、効率の違いがわかると思います。夜の数時間が日常の業務にどれだけ支障をきたしているか実感できるはずです。
◎想像力のない人は時間をムダ遣いする
やはり想像力を欠いた人というのはマネジメントする立場から見ても非常に扱いにくいものです。こちらの求める反応を返してくれない、的外れなことを言う、他人の気持ちや立場を考えた立ち居振る舞いができない。そして何よりも、想像力が欠如していて一番損をするのは自分自身です。相手が意図していることを考えずに仕事を始めてしまうと、当然仕事のやり直しの可能性が大きくなります。想像力は「この人は何が言いたいのか?」というのを常日頃から考えてみることです。仕事で多くの人に出会ったりしても、結局そういう意識づけのない人は何も身につけることができません。
◎ノートなんか作るな
よく「本やテキストで読んだことをまとめて、あとで見直すため」と聞きますが、そのために何時間も使って果たして意味があるのかなぁと思ってしまいます。本の内容を確認したければ、もう一度本を読んだ方がいいのではないでしょうか。最近の本はチャートや図を多用してあり、理解しやすいように工夫されています。自分でわざわざ作り直さなくても、プロによるチェックが何重にも入っているわけです。だったら、それを確認するのと自分の作ったノートを見直すのとどう違うのか・・・と疑問に思ってしまいます。
◎1度決めたらブレるな
私は飲み会にはほとんど行きません。私は、人間関係は仕事のやり方やその結果で作れるものだと信じていますので、お酒を飲んで仲を深めようというようなことを考えたことはありません。本当に目標達成したければ割り切ってしまうことも必要です。目標に対して集中力をぶつけるためには、これまでと同じ生活を維持しようとしてはいけません。やはり、どこかを切り捨て、その部分を勉強などに費やすようにしなければ時間はなかなか作れません。