ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

鎌倉時代の内管領の専制政治の末路 あるいはアンシャンレジームについて

2020-05-23 23:05:13 | エッセイ
 ずいぶん前の大河ドラマで、足利尊氏の、太平記なのかな、あの時、フランキー堺が演じていた役が記憶に残っている。 北条徳宗家の内管領の平のなんとかいう名前である。平家の血筋ではあるのだろうが、この当時だと、大方は別の名字を名乗っている。千葉とか、畠山とか、葛西とか。北条家も、諸説あるようだが、平家の系譜と称している。平の姓そのまま名乗っているということはどういうことなんだろうな、とその時も思った。  . . . 本文を読む

向谷地生良 「べてるの家」から吹く風 いのちのことば社

2020-05-23 13:07:30 | エッセイ
 出会いたかった本のひとつ。小野寺充太氏から、息子が借りて読んで、私に回ってきた。この経路は、深い意味がある、というふうにも思わせられる。 向谷地氏は精神医療分野のソーシャルワーカー、北海道医療大学看護福祉学部教授。大学で福祉を学び、北海道浦河町にある浦河赤十字病院にソーシャルワーカーとして勤務、その後、まちの教会堂において、精神に障害を持つひとびととともに暮らす「べてるの家」を創立することになる . . . 本文を読む

菅原茂気仙沼市長の市広報のコラムに大切なことが書いてある件

2020-05-18 21:44:38 | エッセイ
 気仙沼市の菅原茂市長は、市広報5月1日号のコラムに「コロナの渦中にて」と題して、次のように書いている。「1月から始まったこの騒ぎの中で、勉強になったこと、考えさせられることが多々ありました。」 市民が疑心暗鬼になる中で、SNSにより不確かな情報が拡散され、傷ついた個人や事業主がいたことは残念なことであり、感染情報について気仙沼保健所の適切な対応が必要であると述べたうえで、「気仙沼保健所長は感染症 . . . 本文を読む

ハンナ・アレント 暗い時代の人々 ちくま学芸文庫

2020-05-16 13:34:57 | エッセイ
 訳者は、阿部齊。筑波大学教授。専攻は、政治哲学、アメリカ政治学とのこと。 ハンナ・アレントは、ドイツ生まれで、マールブルク大学でハイデガー、フライブルク大学でフッサール、ハイデルベルク大学でヤスパースに学ぶ。 ハイデガー!フッサール!ヤスパース!である。こうして並べて書くともの凄いことに思える。いや、そもそも今になってみれば、ハンナ・アレントも偉大な学者である。哲学者、政治哲学者、ということにな . . . 本文を読む

今朝の食卓

2020-05-06 22:01:57 | Weblog
 休日は、まずコーヒーを淹れる。 何も腹に入れていない状態でコーヒーを飲む。美味い。すきっ腹にコーヒーはよろしくないと昔は思い込んでいたが、そんなことは全くない。 生きていてよかった、と思える時。 コーヒーを飲みながらトーストを焼き、フルーツを切って、と朝食の準備。システムキッチンに付属のオーブンを使うと、トーストの焼け具合がいいこと発見。 霊長類(オランウータンなど)は、フルーツが主食なのだな、 . . . 本文を読む

月刊ココア共和国 2020年5月号 あきは詩書工房

2020-05-03 11:32:27 | エッセイ
 秋亜綺羅発行人、佐々木貴子編集人による月刊詩誌第2号。 今号の巻頭歌も、創刊号に引き続き、鈴木そよかという若い歌人の作品。「寂しさの勢いで焼くキャロットケーキに合わせる音楽がない」 なるほど。 面白い。 私も、今日は休みで、朝から音楽を聴いていた。それが何か、と書き始めると、ここでの話題からはみ出てずれて行ってしまう。 歌人は、ふだん、どんな音楽を聴いているのだろう? 寂しいときに焼いたケーキに . . . 本文を読む

気仙沼市のもまれ牡蛎と、両国のバイキングボトル 坂上忍ラベル

2020-05-01 21:03:03 | Weblog
 気仙沼市唐桑町、戸羽平・畠山政則氏、政也氏のもまれ牡蛎と、角星酒造の金紋両国特別純米酒、坂上忍氏手書き文字ラベル。 牡蛎は、今夜はアヒージョではなくて、オリーブオイル煮(ニンニク入れてないので)にしてみました。絶品です。昨夜の牡蛎汁の残りもあっさりと濃厚で美味。 . . . 本文を読む