ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

ふることのふみ?

2009-08-14 00:51:51 | 寓話集まで
阿那邇夜志愛袁登賣袁! (あなにやし えをとめを) 阿那邇夜志愛袁登古袁! (あなにやし えをとこを) ああじつに 可愛らしいむすめだ! ああほんと 清々しい若者だこと! 天地別れて間もないころ 天地貫く真柱を太く立て 汝は右から 我は左から 真柱をいそいそと廻り 出会い頭に 魔法の呪文を唱える 阿那邇夜志愛袁登賣袁! (あなにやし えをとめを) 阿那邇夜志愛袁登古袁! (あなにやし えを . . . 本文を読む
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月の光が

2009-08-08 00:09:04 | 寓話集まで
月の光が あまねく照らす 夜の闇の街を 山を海を 月の光が あまねく照らす 月の光の届かない 夜の闇の陰のほかは 闇の下の うごめくモノ 不分明なモノ 生温かい親密なモノ 月の光が あまねく照らす 安アパートの二階のベランダの男の 横顔を 月の光が あまねく照らす 男の肉体の裏の暗い闇の ほかは 男は火を点して 赤い火を点して かすかな熱を喫って かすかな光を射して 暗闇にかすかな光 . . . 本文を読む
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佇む

2009-08-03 23:02:40 | 寓話集まで
ショッピング・ビルの外縁の木製ベンチに腰掛けて一服 広場の向かいのビルのイルミネーションを眺め 佇む 仕事帰りの 夕暮れの 独りの ターミナル 夕映え たそかれ (かはたれ) (朝焼け) 行き止まりの終点の 昏い空 昏く紅い空 五階建ての揺れる揺れない横長のターミナルビル ターミナルは地下に 電車は 地上の高架橋からまっすぐ地下に潜り込み 吐き出す 通勤客すべてを 吐き出す 送り出す 湧き上 . . . 本文を読む
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雨のターミナル

2009-08-01 00:56:45 | 寓話集まで
雨 ふらふらの雨 傘をさす人 通勤帰りの ターミナル 空中広場 ふるふるの雨 ふろふろの雨 雨雨ふれふれもっともっともっとふれ ふろ ふら ふり ふる 古着のジーンズ 古着の背広 着古した背広 体に馴染んだスーツ パリッとしたスーツ ダークなグレーのスーツ(女物) ベージュのパンツスーツ(女物) 手に持った紺のスーツの上着とゆるめたネクタイ 地味なワン . . . 本文を読む
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