サミュエル・パーマー、19世紀イギリス、ロマン主義。
これも当然と思ってはいけない。米はそうでもないが、麦は難しい植物だからだ。人間が感謝も礼儀もせず、当然のように収穫していると、いつか麦が人間に復讐するかもしれない。人間は自然界から得られるものを、当然のように食うているが、それは必ず、いやなことにしないように人間が何とかしなければならない問題なのだ。もっと自然界の心に耳を傾け、彼らの要求を知りなさい。それでなければ、人間はいつまでも馬鹿なものなのかと、自然界のものは人間からひいていくだろう。パンをずっと食べていたいのなら、麦の心を知りなさい。人間はもうそういうことを始める時期だ。