世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ばらの木陰の聖母

2014-02-27 05:24:50 | 虹のコレクション・本館
No,80
マルティン・ショーンガウアー、「ばらの木陰の聖母」、15世紀ドイツ、北方ルネサンス。

ドイツの画家が続くね。
あまり個性的な絵ばかり見るので、たまには少々安心できる絵をと思って選んでみた。

こういう絵は、あまり理屈をこねることなく、ただ安心して見られる。聖母にしているが、ふつうの美しい母と子として見る方がうれしい。天使がそれを祝福している。

ばらの木陰に母と子が安心しているということは、正しく強い力で、しっかりと愛が守られているということを、感じさせる。

こういう風に、強い力で守られていると、こんなにも愛らしい愛が表現できるというわけだ。安らぐね。

実に美しい。

愛を愛らしく表現するためには、正しいことがきちんと行われていなければならないということだ。



この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犀の角 | トップ | 2月の終わり »
最新の画像もっと見る

虹のコレクション・本館」カテゴリの最新記事