マックス・コナー、19世紀ドイツ。
今日は超恥ずかしい人間の肖像をお目にかけよう。今の君たちにはわからないかもしれないが、たぶん20年後の人間がこれを見れば、人間がとんでもない馬鹿をやっていることがわかる。人類の馬鹿が、金と手間をかけまくって神のふりをしているのだ。かっこいいと信じ込んで大真面目でこれをやっているのだ。
ヴィルヘルム2世はプロイセン国王にしてドイツ帝国皇帝、帝国主義政策を強硬に推し進めて外国と対立し、第1次世界大戦の原因を作ったともいわれる人物である。偉そうにかっこをつけているが、まったくの偽物だ。自己活動はほとんどほかの霊にやらせて自分は何もしていない。そういうやつが国のトップにいて、平気でこういう格好をしているのだ。
愚かな人間というものは、こういう偉いものの中で一番偉いものというのになりたがる。これからしばらくの間、偽物の王族というものを、追いかけてみよう。