世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

贈り物

2008-03-21 09:48:40 | 有為のしらべ

最近、わたし自身の苦しさのためか、花の写真を撮ると、みなとても苦しそうな顔で写ります。見てると、わたしも苦しくなるので、今日はちょっとお休みです。

昨日は、アクリル毛糸で、子供の入学準備のために、クレヨンバッグを編んでみました。男の子なのにピンクなのは、お店にピンクの毛糸しかなかったからです。持たせてみたら、喜んではくれたけど、やっぱりピンクは似合わなかったな。また暇ができたら、違うのを作ってみましょう。

雨がやんだら、めっきりと春めいてきました。庭に、水仙の花が咲いているのを、発見しました。確か、去年までは咲いていなかったはず。水仙が種で運ばれてくる可能性は低いので、たぶん、犯人は子供でしょう。どこかで球根を拾ってきて、埋めてくれたのか。ともかく、小さな楽しみが増えました。

夫が、飼い犬を中に入れたので、どうしたのかなと思いましたら、春ですね。どうも、かわいい恋人ができたようです。うちの庭に、パグ系のかわいい男の子が、何度もやってくるんですよ。首輪をしてるから、飼い犬なんでしょうが、どこの子かな。お顔は少々ぶちゃいくなのですが、誠実そうな好青年といったところです。うちの娘も、大人になって、男性の趣味がよくなったようです。

また子犬が産まれるといいな。できたら、母親に似たほうがうれしいけど、まあいいや。みんな、かわいいから。

苦しいことはありますが、それを苦しいとしないように、なんとかしていく。うつむいて咲く水仙の美しさにも、澄んだ喜びを見出す。わたしのために、来てくれたのだ。

冬にこもる心に、そっとささやきかけてくる。驚かさないように、やさしく。

きっとそんな贈り物が、今日も届くでしょう。だれが届けてくれたのかな。きっとやさしいひとにちがいない。目に見えなくてもいい、わからなくてもいい。ただわたしのためにと、だれかが届けてくれたのだ。

わたしがいま、とても疲れているから。



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