このところカラスの産卵期とみえて、私の畑の対角線状にある電柱と高圧線の間を一羽のカラスがしきりに低空で飛び交い、ときおり、すぐ隣のハウス屋根にとまって、私を威嚇するかのように、ジッとこちらを見下ろしている。
目を離すとカラスは後ろから羽音もたてず、飛んできて足の爪で後頭部をひっかけにくるようで、怖くて目が離せない。
カラスが来ると、相手があきらめて飛び去るまで、しばらくはにらめっこが続く。
そのハウスのすぐ隣の畑を耕す私の畑では、今、ニンジンの花が咲いている。
このブログをご覧の皆さんも、収穫の遅れた大根・ネギ・白菜などの花を見た人は多いと思うが、多分人参の花を見た人はおそらくないと思うが、この白い球形の花が人参の花です。
このニンジンのタネを蒔いたのは昨年の11月ころで、普通に人参を収獲した後花をみてみようと、一部の人参を掘らず、そのままにしておいたものだから、ニンジンは花が咲くまで半年くらいかかってやっと花が咲いた・・・ということです。
・・・・と、ここまで書いてきて、ふと気が付いたのは、冒頭に書いたあのカラスもこの珍しい人参の花を見に来ていただけで、私を狙っていたのではないかもしれない!
私はこの花の一部を家に持ち帰り、切り花として花瓶に飾っています。