学年末も近づいた昨日、地元のい小学校から感謝祭を開くから・・・とお招きをされていた。
入学式や卒業式などの形式的なお招きにはまず出席しないが、この感謝祭は5年生の子どもたちが開いてくれるもので、毎年ここには出席をしている。
この小学校では毎年5年生になると、米作りの体験授業があり、都会の子どもたちのようにバケツで稲を栽培するのではなく、1反(300坪)の水田で5月の田起こし、代かきから始まって、夏の草取り、稲刈り、精米まで泥んこになっての半年がかりの本格的な体験である。
あえて昔の手植えの田植え、稲刈りを体験するための人海戦術には学校の先生と子どもたちだけでは手に負えず地域の農家、元農家の人々や父母の協力が必要となり、今日はその協力に対しての感謝祭というわけである。
*招かれた人たちの席がダレ気味に見えますが、これはまだプログラムが始まる前の写真で、90人の大合唱から始まったプログラムは構成も内容もかなり充実したものでした。
招いた人たちをぐるりと取り巻き、収穫を祝って踊るソーラン節、そして米作りと並行して子どもたちが学んできた食に関する様々な学習の成果の披露などなどのもりたくさんのプログラムがテンポよく進められ、、さらにさらに最後には・・・・・。
子どもたちが給食室で自分たちが作ったもち米で炊き上げたお赤飯まで持たせてくれた。
子どもたちの米作りははただやってみただけで終らせず、仲間や大人たちとの協力なくしては出来ないこと、感謝の気持ち、努力に寄る成果の違い、などなど普通の授業だけでは習得できない体験をしてまもなく6年生になります。
ところで、米作りの一環として子どもたちが作った15体のかかしはそれぞれのチームの協力の証でもあり、稲刈りが終っても解体するには忍びなく、そのまま田んぼに置かれていたが、年が明けて1月になって未練を残しながらもようやく解体撤去された。
*3年前の感謝祭はインフルエンザで学年閉鎖が有った都合で、3月11日に延期になり、この感謝祭が終って校長室で懇談をしているときに東北大震災が起きたことを思い出します。