もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

丹波篠山の記憶

2018年11月21日 | 雑記
  先日、兵庫県の篠山市が住民投票の結果、市の名称を丹波篠山市と変更することが決まったというニュースがあった。
 私は昭和33年から2年間、大阪暮らしをしていた時があったが、関西人は当時から篠山の呼称は<丹波篠山>(たんばささやま)と称していたので、当時から私はそれが町の名称かと思っていた。
 それから20年ほどの歳月が流れ、今から40年前後たった頃だったと思うが記憶は定かではない・・・。
  
        
 ある ある雑誌に篠山(ささやま)と大阪が舞台となる田辺聖子さん「どんぐりのリボンという小説の連載始まることになり、ついてはその挿絵は私に描いてもらいたい・・・と田辺さんの方から注文がついたいた。

*今ではゴトー孟というペンネームで工作員?をしているが、当時は東京暮らしで牛坂浩二というペンネームで、広告、挿絵、イラストルポなどを描いていました

 そして、小説の舞台となる篠山への編集者と共に取材旅行ということになり、初日は農協の人の案内で、篠山の風景、山の中の喫茶店、農家の外観と室内などの写真を撮らせてもらったり、スケッチなどをして、翌日は編集者と別行動で、勝手知ったる大阪市内を一人で回って帰って来たことがあった。

 写真の絵はこの連載が終了後に単行本として出版されたときのもので、表紙の下部の篠山口の駅のスケッチは挿絵として連載中には使わなかったものです。
*挿絵として描くときは、スケッチなどのあまりナマっぽい絵は使わないことにしていたので・・・。

 
 
 篠山市が丹波篠山市に変更になるとニュースで知って、改めて現在の篠山口駅を検索してみたら・・・

 当時は田舎の駅だった現在の駅舎は、まったく昔の面影もない近代的なビルとなっていましたが、私がスケッチをしてきた昔の駅舎の写真もありました。
      

*新しい駅舎と昔の駅舎の写真はネットから拝借しました。
 


ニューアイデアの試作

2018年11月08日 | アート・文化

 昨年11月にアイデアが完成したキラキラアートと題した工作は、その後いろいろなワークショップを試みた結果、小学生から七十歳代のご高齢の方々まで幅の広い年齢層の皆さんにとても評判がよく、今年のコミセンまつりでのワークショップもこの工作をすることに決めた。
      ワークショップ用のコンパクトタイプ

 そうだ・・・、ワークショップだけでなく、展示物も少し大人向けの工作を作ってみよう。

 このキラキラアートは、ワークショップでは短時間(15~20分)で出来上がる小さなものを作るが、展示品はキラキラアートの大きな作品を作って人目を惹かねば・・・・。

               

 と言いつつも、さてどんなものを作ったらいいのかわからない。
 大きなものと言えば、恐竜しか思いつかないところで、頭が柔軟性を失いつつある自分の姿に気が付くが、とりあえずA4サイズで恐竜を作ってみよう。

 
 ・・・ってんで、まずはステゴザウルスを作ることにした。

 まずは下描きから・・・
 100均などで売られているクリアファイルに下描きの絵をトレスするところから始まります。
 *下描きの絵に黒や赤を使っているのには、とくに意味はありません。


 初めて作る試作品は、試行錯誤の連続で出来上がるまでに2日間かかりましたが、とりあえずステゴザウルスは出来上がりました。


 この恐竜を作りながら、作品のサイズこそ大きいが、テーマはあまり大人的な嗜好ではないことに気が付き、2枚目の試作は、大人感を出すために次は浮世絵でやってみることにしました。


・・・と言う次第で、渓斎英泉の美人画を模してみたら、ステゴザウルスより、ずっと大人の工作っぽくになって来た。



 次の試作品は葛飾北斎の富嶽三十六景・神奈川沖浪裏を作ってみることにした。

 


 ここまで下描きをトレスしてきたところで、また閃きがあった!
このまま一枚の絵として描き上げてしまうより、手前の大波、中層の波、さらに奥の富士山と3層を別々に描き分けて、立体的に重ね合わせた絵にしてみた方がおもしろいかも・・・
 こうして、いつも制作の途中で新たなアイデアが出て来て進行を遅らせる。
 さてこの北斎は仕上がりまで何日かかるのやら・・・。

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               お知らせ 
 このキラキラアート(コンパクトタイプ)は、他のおもしろ工作と同様に、介護施設などでのお楽しみ会的講習などにも充分お役にたてる工作ですが、実施にあたっては素材・手順などにいろいろなノウハウがあります。
 メールでご連絡をいただければ、神奈川県内(出来れば小田急線沿い)または東京都内などなら施設の指導者、あるいは直接ディサービスなどの方々への指導にもお伺いいたします。

 他の工作に関しましては、ホームページ本家おもしろ工作ランドをご参照ください。
   http://mo-3.sakura.ne.jp/ 

   メールアドレス・mo-3@beach.ocn.ne.jp