ブルーシャムロック

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真冬のひまわり

2022-06-12 11:49:32 | 逆襲の藤隆
「でさぁ、多元宇宙というのがあるんだよ。その多元宇宙に
僕とそっくりそのままの顔の僕がいて、そこでつい先日
亡くなつた出木杉英才博士の奥さんであるyちゃんと僕が結婚しているんだ。
出木杉英才は自らの覇業のために邁進しているってかんじかな。」
山田守は、えっくすしに出資ししているベンチャー企業の社長、
よつもり耕史氏づてにその話題を聞いていた。
他によつもり耕史氏はアニメプロデューサーの辻本慎吾氏の演出作品である
「勇者慎吾の奇妙な冒険」にも出資しているようだった。
「それでね。えっくすしに、君はきみが憎惡している出木杉英才氏に似てきている。
と言ったんだよ。彼は怒るどころか、表情を変えずにそうかもしれないという顔をしていた。」
とよつもり耕史氏は答えた。
「えっくすしの研究はあの真夏の事故だったよな。彼にとってはyちゃんを忘れるほどの
ショックを与えたんだった。そして出木杉英才博士への憎惡も消したんだったよな。」
と山田守はよつもり耕史氏に伝えた。
「僕は出木杉英才の方が好きだけれども、彼の存在も必要なのだろう。
ひょっとしたら、出木杉英才がえっくすしに執着する背景なのだろう。」
と答えた。
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歴史に介入する

2022-06-04 05:32:52 | 逆襲の藤隆
「なんだってえっくすし、自分がそんなに嫌われているのか。」
出木杉英才は感情的な表情を見せた。
実は今、えっくすしという男性に拘束されている。
「君が僕の研究の邪魔をしたからだ。火星ロケットを作るぐらいの男が
なんて情けない。君のことを歴史を動かす怪物だと
いつも小学校時代思っていたよ。yちゃんがこの世に存在しなくなった今、
もしかしたら、自分の歴史に介入する君を倒して新しい歴史を
作ることだって可能だったかもね。」
とえっくすしはいう。
「そんなものか。僕は君の理論體系がまだるっこしいと言ったのだ
そして、改善をしたいと思って・・。」
出木杉英才は辯明をした。
「だから言ったろ。僕の研究は僕の歴史のため、火星ロケットは
君の歴史のためだ。君みたいな存在が僕に介入するとは・・。」
えっくすしは苦蟲を噛み潰したような表情だ。
「だって・・。」
色々と辯明する彼が情けない。命乞いなどする生き物ではない
このまま殺してもいいのだが、自分の歴史に介入しないならば助けてやろう
と考えていた。
「君の無意識の態度が無数の人に君の剥身の刄を恐ろしがっている。
それをわからないです自分の力を見せびらかすのは、とてつもなく恐怖だ。」
とえっくすしは表情を変えずに言う。そして出木杉英才を開放した。
出木杉は開放された安堵の表情と、自分が人を傷つけたとあまり考えてもいない
表情だった。
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