ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

出来杉に牙を向けるものに

2018-10-20 12:16:46 | 逆襲の藤隆
PROFESSOR さんですか。私に何か用がありますか ?
たしかに僕は、出来杉を憎んだものです。
そして、出来杉の殺害された嫁さんが彼の手に落ちることを
すごく危惧したものです。
しかし、今となっていはあの大事故などがあり、
出来杉のことは忘れてしまっています。
そして、亡くなった嫁さんが、出来杉のものになったのは
正しかったのかもしれません。
あの時、私が亡くなった嫁さんと結婚したのであるならば、
それはそれで不幸になったのかもしれません。
私は大事故の収集に追われ、あの女性のことなどうでも良くなっていました。
後で聞いた話ですが、私を愚弄していたようですし。
気がつけば僕も研究家になっていました。あの出来杉と同じ土俵です。
現在の研究が出来杉と畑違いで良かったと思っています。
ひょっとしたら、出来杉より先に死ぬかもしれません。
でも、自分の研究をやり遂げられたらなと思っています。
最近、出来杉が命を狙われているようですね。
彼は、力を振り翳しすぎて、そこの加減を知らなさすぎる。
そして、彼らと受けて立つみたいなことは考えていないでしょうね。
力がある同士、命を持って戦うということがない彼はその後悲劇が待ち受けているでしょう。
「俺は強い。俺は怖い。」
みたいな態度がひょっとしたら身を守る道具になっていたのかもと考えています。
そういうふうに牙を向いてきた生き物の手に落ちたり、和解に時間がかかったりするの
かもしれませんが・・。
僕は、出来杉にも彼の命を狙う生物にも与しません。どうなるのか・・。
ただ僕は僕の研究を全うしたいだけです。
僕の報告はこれで御仕舞いです。 PROFESSOR さん、ボイスレコーダーを切りますよ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出来杉がいない未来

2018-10-12 09:24:56 | 逆襲の藤隆
出木杉君、何度も言ったが、自分の世界に介入しないで欲しい。
君は介入することよって自分の勢力を与えようとしているなと
思った。
僕はあの事故の時、「君の奥さんと結婚しなくてよかった」
と思った。
また、違う未来に君の嫁さんになった人と僕が結婚したようだが、
僕に彼女を差し出すことによって、自分を守ろうとしたのかもしれない。
残念だが、そんなことをしてまで自分を守ろうとしていたようだが、
彼女、結婚する前から僕のことを嫌っていて、君が好きだったようだよ。
僕が先日亡くなった奥さんと結婚して、君がパラレルワールドの
金髪美女の嫁さんと結婚する世界を見た・・。
何か、都合よく歴史の神が介入していて無理やりハッピーエンドに
しているようにも思えて悲しかったよ。
僕はそんな君がいつでも介入できる未来は嫌いだ。
最もあの事故で自分を冷静に見つめてからだが。
君の嫁さんを殺害した生き物だが、きっと
「君の首を一族の靈前に差し出して、歴史を変えるべき現れた生き物を倒して
新しい歴史を作る。」
とでも思っている。君の心は彼らを迎撃できる心ではなさそうだ・・・。
あ、怒って出て行ったか。彼の感情を表にした表情は美しい。
僕もあの男が消えた未来を見てみたいよ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする