ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
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人は、退出下さい。

exam systemの事

2019-04-20 07:28:19 | 逆襲の藤隆
「木之本さん、exam systemのことはご存知かな?」
はじめと名乗った男性は、自分の住んでいる家の一室にある資料を指していった。
「そんなもの知らないよ。」
木之本はそんなことを言う。
「私は出来杉英才博士のラボでシーラカンスやマンモスの研究を行っていてね。現在の動物と

融合を行うところだった・・・。しかし、研究の過程で私が死人を出してしまって、結局この
罪人村送りだ。」
はじめは、口に酢を入れたような顔をしていた。
「exam systemって何のための研究なんですか?」
木之本は聞いた。
「なんのためにもならなない。木之本さんが幸せに暮らすためにあったらいいね。」
はじめは資料を閉じた。
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どぐされ者のバラード

2019-04-19 18:32:00 | 逆襲の藤隆
とある場所、とある村、そこに、ある二人の男女が進んでいた。
「ここはどんな村なんでしょうか。」
女性が聞く。
「ここは、罪人村といって、犯罪者が住んでいる村だよ。僕もどんな罪を犯しているかわからない
けれども
そこにいるんだ。」
村人の一人がそう答えた。
「へぇ。でも、個々の村だったら、私を追ってくる人から逃れられるようにも思えるんだ。」
女性が言う。
「木之本さん、こんな村でもいいの?」
男性が言う。
「うん。これからは私が犠牲になるべきだと思う。バーミリオンも知世さんも、私から自由になるべ
きかなと。」
村人はポカーンとした顔で言った。
「前住んでいた人は、結婚詐欺。他に殺人レスラーも住んでいた。つい半年前、村を出て行った
けれども、
やるべきことを見つけたのか、それとも死に場所を見つけたのか・・・。ここの村長さんがそういう
ことを
話すんだ。僕も彼にはいじられるけれども、色々村人のことを考えているのかもね・・。」
男女に話しかけた村人の男はそう答えた。
「たもつさん、私もそういうことを思うと罪人なのかもね。」
女性は言う。
「そんなことを言っちゃ駄目だよぉ。」
たもつという名前の村人は女性を見た。
「いいんですよ。彼女は言い出したら聞かないから。僕はそれでもついていく。」
男性はそう答えた。
「なんだか怖い・・・。」
たもつという村人は改めて男女を見た。
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