ブルーシャムロック

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兵庫県での日々

2022-07-23 05:52:27 | 逆襲の藤隆
「小学校時代だったら、褌に羞恥心はあんまり存在しないよな
それだったら、なんとか大丈夫だろう。」
浩一郎の友人は言う。
「僕も好きな水着を着て楽しくやっているから、尚更有頂天なるというか。」
浩一郎は言葉を選ぶしかない。
褌が恥ずかしくて、嫌いな人は小学校ぐらいの年代から存在している。
「白い褌すけて恥ずかしかった。もしかしたら、浩一郎が着用している
褌は赤ふんなのか。」
と友人は言う。
「ああ。やっぱり僕にとっては透けない方がいいからね。」
と友人に言葉を伝える。まさか平賀知世さんや萌美ちゃんにデザインしてもらった
奇抜な柄で泳いでいたとは思えない。
「兵庫県にいたとき、俺としては、男子校で色々あったけれども
ここで我慢すれば、大学で楽しいことをしよう。って思えた。だから
褌も耐えられた部分がある。」
と友人は答えた。自分のように褌が大好きで、やめるのに心の葛藤があった
自分とは正反対なんだなと、褌から遠ざかった今感じるのだった。
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褌を締めていた中学校

2022-07-22 18:14:03 | 逆襲の藤隆
「ところでさぁ、俺の通っていた中高一貫校だけれども、中一の
夏の臨海学校が、褌で泳ぐんだよ。」
ある年の春、日下部浩一郎が大学に進学したがその時知りあった
同級生の一人がそんなことを言う。
「へぇ。」
浩一郎は小学校時代、スイミングで褌で泳いでいたことを隠していた。
だから何も知らないように隱しだてをして聞いていた。
「まあ恥ずかしいけれども、開放感があるから好きになるんだよ。」
と友人は言う。
浩一郎は小学生ならばいいけれども、中学生はと考える。
「確かに。開放感があって気持ちいい。」
と浩一郎は思わず答えてしまった。
「そーなの。やっぱり俺と同じ年代で褌をつけていたんだ。」
と友人は言う。
「ああ。」
と浩一郎は思わず友人に小学生時代のことを話した。
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