ブルーシャムロック

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妖精の布

2022-03-12 05:37:47 | 逆襲の藤隆
「ところで、浩一郎君、萌美ちゃん。よく葉っぱの服とか
和紙とか知っているよね。」
と、いつも水着を作っている平賀知世が、日下部浩一郎と柿沼萌美に
とう。
「そうだね。総合学習のときに、僕が所属している班が、葉っぱで繊維をつく
る部族のことを調べていたんだ。」
と、浩一郎。
「同じことを、私の小学校でも調べ物学習をしていて、私が所属している
班は、和紙のことを調べていたの。」
と萌美。
「ああ、そうか。だから、リゾートタウンで購入してきた水着用布のことを
和紙とか葉っぱで繊維を作った服だと言ったのか。」
と平賀知世はびっくりして答えた。
「そうだね。今回の布の感触もつるごわしていて、不思議な感触だけれども
速乾性はありそうだしね。」
と浩一郎は萌美は完成した知世自作の水着を持って、宿泊している自室
試着のために席を外した。


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