地1号受信機#1号機の修復作業記録 その3 (2016年02月21日)
全ての部品を配置し、配線する作業となっていましたが、今まで配線するのを躊躇していました。
この原因は、オリジナルの中間周波トラスが欠落しており、その補完にトリオのT-11で代用した点にあります。
このため、地1号受信機の検波段からのAVC部と水晶濾波器の回路部分がオリジナルものとして実現できそうにないことです。
今回は、割り切りとして、地1号受信機ですが、回路実装としてはム-65の回路図を採用し、将来オリジナルの中間周波トラスが入手すれば回路変更するこことしました。
なお、部品配置は、地1号受信機の配置を生かし、不要部品には配線しないこととします。
地1号受信機とム-65受信機の部品の相違点は、以下のとおりです。
☆部品変更について
部品番号53の300Ωは、部品番号55を使用する。
☆余剰部品について
部品番号 7 0.01μF
部品番号19 0.01μF
部品番号50 500KΩ
部品番号51 0.01μF
部品番号55 300Ω
部品番号59 500KΩ
部品番号60 0.01μF
部品番号85 100KΩ
部品番号86 500KΩ
部品番号87 500KΩ
部品番号88 0.01μF
部品番号89 30KΩ
なお、部品番号71の検波陽極抵抗器500KΩ 10-05型が正式仕様ですが、実測値では50KΩの抵抗器となっています。
どうも、製造段階で50KΩの抵抗器が誤って装着されたと判断し、配線的には部品番号87の500KΩを使用します。
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