夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ドクター・ストレンジ』

2017年02月19日 | 映画(た行)
『ドクター・ストレンジ』(原題:Doctor Strange)
監督:スコット・デリクソン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ,キウェテル・イジョフォー,レイチェル・マクアダムス,
   ベンジャミン・ブラット,マッツ・ミケルセン,ティルダ・スウィントン他

ダンナ出張中で土曜日は映画3本ハシゴ、
日曜日は先月みたいにぶっ倒れないようにと朝イチの1本だけにとどめて帰宅。
だけど、正午前から映画のレビューを書いたりDVDを観たりしながら
夜まで延々とアルコールを摂取しつづけ、
これって映画を観に行っているのとどちらが健康的なのか疑問。(^^;
ちなみに酒量としてはそれほど飲んでおらず、ワイン1本程度です。

そして月曜日は高校の同期生7人で新大阪にて飲み会。
麦焼酎のソーダ割りをいったい何杯飲んだのか。
ところどころ記憶が飛ぶほど酔っぱらって帰宅。
月曜日から飲み過ぎたと若干後悔、でも楽しかったからいっか。

で、火曜日、やめときゃいいものを仕事帰りに2本。
TOHOシネマズ伊丹にて、その1本目です。

マーベル・コミックの異色のヒーロー“ドクター・ストレンジ”。
一時ウチの職場で皆が連呼していたカンバーバッチ君が主演。
それにしてもこの人、本当にいい声をしています。

ニューヨークの病院に勤める神経外科医スティーヴン・ストレンジ。
傲慢な性格にも目をつむらざるを得ないほどの天才で、
彼が音楽をかけながら楽しげにおこなう手術にはギャラリーができる。

そんな彼がある日、交通事故に遭って重傷を負う。
特に両手の傷は外科医として致命的。
あらゆる治療法を試すがどうにもならず、イライラが募るばかり。
いろいろと気にかけてくれる女医クリスティーン・パーマーに八つ当たりし、
ついに彼女もスティーヴンのもとを去ってしまう。

あるとき、半身不随だったはずの男性ジョナサン・パングボーンが
歩くどころかバスケットコートを走り回るほどに快復したことを知り、
どこで治療したのかとジョナサンに聞きに行く。
ジョナサンから修行場カマー・タージの存在を教えられたスティーヴンは、
すがる思いでネパールのカトマンドゥへと向かう。

カマー・タージで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンと巡り会い、
スティーヴンは魔術師としての修行を開始する。
外科医としての腕を取り戻したいだけのスティーヴンだったが、
かつてエンシェント・ワンを裏切った闇の魔術師カエシリウスが
世界を破滅に導こうとしていると聞かされる。
こうして人類の存亡をかけた戦いに巻き込まれてしまうのだが……。

タイムループの話はやっぱりむずかしい。
なかなか一度では理解できませんが、それでも雰囲気がもう面白い。
主演のベネディクト・カンバーバッチは貴公子然としているときよりも
ちょっと小汚いときのほうがいいかも。
『胸騒ぎのシチリア』(2015)でわりと普通の女性を演じたティルダ・スウィントンは、
エンシェント・ワンの丸坊主が似合い、やはりキワモノのほうが向いているかと。
その弟子のモルド役にキウェテル・イジョフォー、大好きです。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で
ゲイリン・アーソ役だったマッツ・ミケルセンは、
優しい父親役から打って変わって悪役のカエシリウス。

字幕担当は林完治さん
予告編を観たときに、モルドから何やらメモを渡されたスティーヴンが
「何これ?」みたいな表情をすると、モルドが「Wi-Fiのパスだ」と言います。
修行場でWi-FIかよと驚くスティーヴンに、モルドは“We're not savages.”とニヤリ。
予告編ではこの台詞の字幕が「イマドキだろ?」となっていたのが楽しかったのですが、
本編では「未開人じゃないぜ」でした。なんかつまんな~い。
予告編と本編で翻訳が変わっているのを見つけるのも楽しいんですけれど。

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