夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ウォークラフト』

2016年07月13日 | 映画(あ行)
『ウォークラフト』(原題:Warcraft)
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:トラヴィス・フィメル,ポーラ・パットン,ベン・フォスター,ドミニク・クーパー,
   トビー・ケベル,ベン・シュネッツァー,クランシー・ブラウン,ルース・ネッガ他

前述の『ブルックリン』とハシゴ。
99%は端っこの席に確保する私ですが、この日はTOHOシネマズ梅田のシアター5
迷わず最後列のド真ん中を押さえました。

ダンカン・ジョーンズ監督はデヴィッド・ボウイの息子。
監督デビューしたと聞いたときは、父親の七光りだろうと思い込んでいましたが、
『月に囚われた男』(2009)を観て仰天。
いやはや凄い才能の持ち主のようです。
次はどんな作品を撮るのかと思っていたら、人気ゲームを映画化。

人類が平和に暮らす世界“アゼロス”に何者かが侵入。
夜間の城の見張り人が全員殺されるという事件が起きる。
城にこっそり忍び込んでいたカドガーという青年を捕らえると、
彼は魔法の国から修行途中で逃げ出してきたらしく、つまりは魔法使いに成り損ねた分際。
それなのに、死体を調べさせてくれたら何かがわかるかもしれないとほざく。

騎士長ローサーが興味を引かれてカドガーに調べさせたところ、
カドガーはとんでもないことが起きていると主張、
アゼロスの守護者であるメディヴに一刻も早く知らせるべきだと言う。

守護者に面会を求めることができるのはアゼロスの王レインだけ。
レインの許しを得たローサーがカドガーを連れてメディヴのもとを訪れたところ、
別世界に暮らしていたはずのオーク族がアゼロス侵略を目論んでいることがわかる。
しかも目下オーク族を束ねているグルダンは暴君で、
悪の魔法フェルを用いて人間の住む村を次々に焼き払っているらしい。

グルダンのやり方を疑問視するオーク族の騎士デュロタンは、世界が荒廃することを悲観。
たとえ裏切り者になろうとも、人間と手を組むべきだと考え、
人間とオークのハーフ女性ガローナを介し、戦略を練り始めるのだが……。

この手の物語って、だいがいオタクが入っていますよね。
『ガルム・ウォーズ』なんかもそうでしたけれど、よくわからないカタカナ頻発で、
最初のほうはついていくのが大変。
ただでさえカタカナを覚えられない年齢になっているんだから。(^^;

つまらなかったか面白かったかと言われたら面白かったけれど、
ダンカン・ジョーンズ監督らしいかと聞かれたら全然。
ファンタジーアクションよりもSFのオタクのほうで突き進んでほしいなぁ。

これも続編があってもおかしくない終わり方。
世のなか続編だらけで、ちょっと勘弁してほしいかも。

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