夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『テラフォーマーズ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の4本目@伊丹)

2016年05月06日 | 映画(た行)
『テラフォーマーズ』
監督:三池崇史
出演:伊藤英明,武井咲,山下智久,山田孝之,小栗旬,ケイン・コスギ,菊地凛子,
   加藤雅也,小池栄子,篠田麻里子,滝藤賢一,太田莉菜,福島リラ他

前述の『ズートピア』〈吹替版〉とハシゴ。同じくTOHOシネマズ伊丹にて。
年齢層はちびっこたちからグッと上がったものの、私は最年長の部類に入るかも。
若者は別に三池祟史監督のファンではないですよね。
お目当ては誰? 小栗くん山P? 私は山田くんで。(^o^)

しっかし、評判に違わぬ駄目さに唖然呆然。
大好きな三池監督なので、悪い評判など気にせずに観に行きましたが、
これはヒドイ。ほんとにヒドイ。鑑賞に堪えない。
タダで観たからいいけれど、久々の金返せレベル。(^^;
同じ火星が舞台なのに、『オデッセイ』とちがいすぎる。

地球では人口爆発が深刻化。人類の火星移住が計画される。
まずは火星の過酷な環境を地球化するため、コケとゴキブリを移植。
それから500年が経過し、いよいよ計画の仕上げに着手することに。

そのために集められたのは、小町小吉(伊藤英明)をはじめとするワケありの日本人15名。
殺人犯だったり、ヤクザだったり、少女売春組織の長だったり、テロリストだったり、
要はいなくなってもいいと思われている者ばかり。

計画を仕切る本多晃(小栗旬)は、小吉らに多額の報酬を提示し、
人類に先んじて火星へ行き、掃除をしてくるようにと言う。
小吉は拒否しようとするが、共にいると誓った秋田奈々緒(武井咲)はさっさと書類にサイン。
もしもサインを拒めば、殺人犯として追われている小吉には死刑が待っている。
致し方なくサインする。

さて、小吉と奈々緒以外に火星へ掃除に行くメンバーは、
武藤仁(山下智久)、蛭間一郎(山田孝之)、堂島啓介(加藤雅也)、大張美奈(小池栄子)、
大迫空衣(篠田麻里子)、手塚俊治(滝藤賢一)、吉兼丈二(渋川清彦)などなど。

火星に到着した一行は、さっそくゴキブリ掃除をするために船外へと出るが、
彼らの目の前に現れたのは二足歩行する巨大なゴキブリの化け物(=テラフォーマー)軍団。
地球を出発するときにそれぞれ異なる昆虫のDNAを組み込む手術を受けていた小吉らは、
その昆虫パワーを駆使してテラフォーマーに立ち向かうのだが……。

予告編は何度も目にしていたものの、ゴキブリの話とは知らず。
視覚的に耐えがたく、もうほんとに勘弁してよ状態でした。
普段の三池監督の作品はどんなにバカバカしい話でも、
役者がみんな楽しそうなのがいいのですが、これは人を舐めすぎ。

『アイアムアヒーロー』だって相当バカバカしい話ではありましたが、
登場人物のキャラが丁寧に描かれていてよかった。
対するこれはそのキャラもぐだぐだ。まったく惹かれるところがないんだもの。
上映中にスマホを触る人多く、いつもは腹立たしいところですが、
これだけつまらなければ、スマホを触りたくなる気持ちもわかります。

ラストシーンを観ると、続編をつくるつもりのようです。
お願い、やめて。

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