『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』(原題:Metallica Through the Never)
監督:ニムロッド・アーントル
出演:デイン・デハーン,ジェームズ・ヘットフィールド(メタリカ),ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ),
カーク・ハメット(メタリカ),ロバート・トゥルージロ(メタリカ)他
実は今月いちばん楽しみにしていた作品が本作です。
せっかく近所でIMAX3D版を観られる環境にあるのだからと、109シネマズ箕面にて。
私がヘヴィメタに興味を持ったのはわりと最近のこと。
さまざまな映画にヘヴィメタのネタが出てくるたびに気にはなっていましたが、
ちゃんと聴いてみようと思ったのは『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』(2005)を観てからだと思います。
「ヘヴィメタ」と言っている時点でファンなんかじゃないと、
真のメタルファンからは叱られそうですけれども。ごめんなさい。
そんな私ではありますが、マイケル・シェンカー・グループのライブへも行き、
車で聴くお気に入りは断トツでジョン・サイクス、
有線で流れる曲を聴けば、「あ、これ、アーク・エネミー」などとわかるぐらいにはなりました。
……と書こうと調べて初めて知ったことですが、
「アーチ・エネミー」と言わなあかんのですね。失礼しました。
本作は人気バンドの“メタリカ”が、昨夏のカナダツアーの締めくくりとして、
入場料たった5カナダドルで催した特別イベント。
公演内容は通常のライブと同じですが、本作としての劇場公開を予定していたため、
各種機材の移動や調整のために中断される可能性が高いという前置きがあって進められました。
ライブの収益は地元バンクーバーのフードバンクに寄付されたとのことですが、
本作の公開で十二分に回収されていることでしょう。
とても面白い試みの作品です。
メタリカのライブ当日。
舞台裏の雑用係を担当する青年トリップは、スタッフに呼び止められる。
会場へ向かっていた車がガス欠で動けなくなった。
その車にはメンバーが必要とするカバンが積まれている。
大急ぎでその車が止まっている場所まで行き、カバンを取ってくるようにと。
トリップは地図を片手にバンに乗り、車を探しに出発する。
しかし、途中で事故に遭い、バンを乗り捨てて徒歩で動くはめに。
夜の街には不穏な空気が漂い、現実か幻覚か、暴動が起きている。
鎧をまとった騎士に吊り上げられた人々がそこここに。
トリップも騎士に追われ、必死で逃げるのだが……。
こんな話がライブ映像に混じって流されます。
かなり悪趣味なシーンも多く、ヘヴィメタ嫌いの人からは有害であると駄目だしされそう。(^^;
けれどものっけからその音にシビレます。
トリップと騎士の間に何かが起こるたびにその影響を受けるライブ会場では、
物が落ちたり倒れたり、停電したり。
ヴォーカルのジェームズ・ヘットフィールドは落ち着いた態度で観客を鎮め、ライブを続行。
実際にこんなこともあり得るとすら思えてしまいます。
メンバー4人とも50歳前後のオッサンたちですが、格好いいのなんのって。
顔も体型もオッサンだけど、なんとなく色気があります。
謎に満ちすぎたストーリーも雰囲気だけ味わえれば良し。
ライブ映像だけでいいんじゃないのという話もありましょうが、
ならばライブに行けばいいわけで。
ちなみにトリップ役のデイン・デハーンは近ごろ引く手あまた。
予告編ではちょこっと喋っていましたが、本編ではたった二言。
「Hey!」と、物を投げるときの「うりゃ~っ」みたいな台詞のみ。
それでも病んだような目元が印象深く、存在感じゅうぶんです。
ヘヴィメタもメタリカも知らん、けどちょっと興味はあるという方は、
『メタリカ 真実の瞬間』(2004)と併せてご覧になることを勧めます。
で、そのカバンの中身はいったい何よ!?
監督:ニムロッド・アーントル
出演:デイン・デハーン,ジェームズ・ヘットフィールド(メタリカ),ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ),
カーク・ハメット(メタリカ),ロバート・トゥルージロ(メタリカ)他
実は今月いちばん楽しみにしていた作品が本作です。
せっかく近所でIMAX3D版を観られる環境にあるのだからと、109シネマズ箕面にて。
私がヘヴィメタに興味を持ったのはわりと最近のこと。
さまざまな映画にヘヴィメタのネタが出てくるたびに気にはなっていましたが、
ちゃんと聴いてみようと思ったのは『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』(2005)を観てからだと思います。
「ヘヴィメタ」と言っている時点でファンなんかじゃないと、
真のメタルファンからは叱られそうですけれども。ごめんなさい。
そんな私ではありますが、マイケル・シェンカー・グループのライブへも行き、
車で聴くお気に入りは断トツでジョン・サイクス、
有線で流れる曲を聴けば、「あ、これ、アーク・エネミー」などとわかるぐらいにはなりました。
……と書こうと調べて初めて知ったことですが、
「アーチ・エネミー」と言わなあかんのですね。失礼しました。
本作は人気バンドの“メタリカ”が、昨夏のカナダツアーの締めくくりとして、
入場料たった5カナダドルで催した特別イベント。
公演内容は通常のライブと同じですが、本作としての劇場公開を予定していたため、
各種機材の移動や調整のために中断される可能性が高いという前置きがあって進められました。
ライブの収益は地元バンクーバーのフードバンクに寄付されたとのことですが、
本作の公開で十二分に回収されていることでしょう。
とても面白い試みの作品です。
メタリカのライブ当日。
舞台裏の雑用係を担当する青年トリップは、スタッフに呼び止められる。
会場へ向かっていた車がガス欠で動けなくなった。
その車にはメンバーが必要とするカバンが積まれている。
大急ぎでその車が止まっている場所まで行き、カバンを取ってくるようにと。
トリップは地図を片手にバンに乗り、車を探しに出発する。
しかし、途中で事故に遭い、バンを乗り捨てて徒歩で動くはめに。
夜の街には不穏な空気が漂い、現実か幻覚か、暴動が起きている。
鎧をまとった騎士に吊り上げられた人々がそこここに。
トリップも騎士に追われ、必死で逃げるのだが……。
こんな話がライブ映像に混じって流されます。
かなり悪趣味なシーンも多く、ヘヴィメタ嫌いの人からは有害であると駄目だしされそう。(^^;
けれどものっけからその音にシビレます。
トリップと騎士の間に何かが起こるたびにその影響を受けるライブ会場では、
物が落ちたり倒れたり、停電したり。
ヴォーカルのジェームズ・ヘットフィールドは落ち着いた態度で観客を鎮め、ライブを続行。
実際にこんなこともあり得るとすら思えてしまいます。
メンバー4人とも50歳前後のオッサンたちですが、格好いいのなんのって。
顔も体型もオッサンだけど、なんとなく色気があります。
謎に満ちすぎたストーリーも雰囲気だけ味わえれば良し。
ライブ映像だけでいいんじゃないのという話もありましょうが、
ならばライブに行けばいいわけで。
ちなみにトリップ役のデイン・デハーンは近ごろ引く手あまた。
予告編ではちょこっと喋っていましたが、本編ではたった二言。
「Hey!」と、物を投げるときの「うりゃ~っ」みたいな台詞のみ。
それでも病んだような目元が印象深く、存在感じゅうぶんです。
ヘヴィメタもメタリカも知らん、けどちょっと興味はあるという方は、
『メタリカ 真実の瞬間』(2004)と併せてご覧になることを勧めます。
で、そのカバンの中身はいったい何よ!?