常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

紅葉幻想

2023年10月08日 | 登山
今日、24節季の寒露。朝の冷気が一段と増す季節である。あれほど暑かった10日前が、朝夕寒い。鳥海山にも初冠雪がきた。異常な気象がやっと暦に追いついた。今日、蔵王のドッコ沼に行った人の話では、沼周辺の紅葉はやっと始まったばかりらしい。例年より1週間から10日遅いようだ。テレビの番組でも、紅葉を特集したものが放映されている。涸沢カールの見事な紅葉が放映された。ここを訪れたのは一昨年だが、紅葉には少し早い時期であった。テレビに撮られているような紅葉を見るには、よほどの幸運がないと不可能だろう。何度も通いつめてやっと見られる景色と思われる。高い視点から見下ろす箱庭のような紅葉の光景は、昨年の秋に見た月山の紅葉を思わせるものであった。

この番組で紹介された紅葉番付は、東の横綱が涸沢カール、そして西の横綱が尾瀬沼となっていた。そこで生成AIで月山の紅葉を作成依頼した。表題の画像であるが、実際に見た月山の紅葉からはかけ離れたものなっている。幻想をみているような光景である。ネットの画像を検索して尾瀬の紅葉を見た。

こちらは、木々や草紅葉が自分の目線で見える。身体ごとすっぽりと紅葉に包まれたような感覚だ。この秋は、夏の異常な高温で紅葉も例年のようではないらしい。京都などより、山岳の紅葉は、夏の気象の影響が小さいかもしれない。

鳥海山や月山に初冠雪が来ると、高山の秋はさらに短い。短い光彩の時を経て、眠りの季節を迎える。紅葉を見るというより幻想のうちに冬山へと姿を変えていくのかも知れない。
コメント (2)
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