常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

小寒

2018年01月06日 | 日記


昨日、24節季の小寒、いわゆる寒の入りである。冬麗という季語が相応しい晴天になった。そのため、放射冷却現象が起きて、朝の最低気温は連日-5℃前後を記録している。会う人ごとに挨拶の言葉は、「寒いですね」。寒に入れば寒いのは当たり前、別の挨拶言葉を探したい。例えば「日が長くなりましたね」など。

一心に見つめてもただに寒の闇 米沢吾亦紅

日中に水分を多くとるようになって夜中に尿意を覚えて目を覚ますことがある。じっとベランダののカーテンを見ても深い闇があるばかり。時計を見ると、一時頃である。人口の灯りののない本物の闇は、もう村上春樹の小説のなかにしかないのかと考えながらまた深い眠りに就く。そして目覚めると、南の大平山に朝日があたり、その裾野が靄に包まれた風景が広がる。新しい年にに馴れてきた朝の風景である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする