みなさん、おはようございます!
厚手のコートでは暑いと感じる日が、少しずつ増えてきましたね。
生徒のみなさんは春休みまっただ中。
春休み前に立てた目標は、しっかりと実行出来ているでしょうか?
進路に向けてオープンキャンパスに行く
昼夜逆転しないように気をつける
資格の為に勉強をする時間に役立てる、などが多く挙がっていたように思います。
春休みも後半戦です。今一度、目標を見直してみてくださいね。
さて、「1年間ありがとう!」とみなさんに言った日から、もう半月がたとうとしています。
そんな3月15日に行われた修了式では
高等部国語教員として、1学年2学年ともに担任の先生へ感謝のサプライズを実行しました。
計画を始めたのは授業やレポート、定期試験が全て終わった2月後半。
最後の授業で何ができるか考えた末、私は各クラスで生徒たちに2つの案を提示しました。
その内容は
①単元は終わったけれど、このまま+αで国語の勉強をすること。
②1年間お世話になった担任の先生へ感謝の気持ちを伝える何かをすること。
この2つを提示し、選択を生徒たちに委ねました。
すると、生徒たちはクラス内で相談を始め、結果どのクラスも②を選択したのです。
はっきりと「②で!」と、言われなかったことには安心しました(笑)
担任の先生と、生徒たちとの絆を実感した瞬間で、とても嬉しかったです。
さて、実施した内容ですが、
1年Aクラスは仕掛けアルバム。
写真をただ貼ってあるだけではなく、ページごとに仕掛けを作り、動いたり飛び出したりするというAクラスならではのこだわりを重ねた、手の込んだアルバム。中には一人一人からのメッセージも。
1年Cクラスは感謝ムービー。
LINEの映像をメインにし、個々が1番思い出に残っている画像を挙げながら、コメントを上げていく形式。最後はクラスメートから、担任の先生への温かいメッセージ動画が。
2年Aクラスは手作りアルバムと、担任の先生の愛猫むぎへのお手製爪とぎベッド。
手の込んだ細かい装飾を施された、愛のあるメッセージアルバム。男子生徒が発案し、時間をかけて作成した爪とぎベッドは、切り株をモチーフにした完璧な仕上がりに。
2年Bクラスは折り紙で作成した花束と、手作りアルバム。
全員で協力をし、不器用で苦戦しながらも皆で折って作った花束。個々のコメントが長文な手作りアルバムは、愛する担任の先生へのありったけの感謝を込めた物となりました。
そして私が受け持つ1年Bクラスでは
最後ということで、学級委員が企画をし、1年Bクラスの集大成として短編ドラマを作製しました。
どのクラスも個性が発揮され、完成に向けて忙しい合間を縫って完成させました。
その結果もあり、最後は涙ぐむ担任の先生を見ることができたクラスもあったと聞いています。
そこで中心になってくれたのが頼もしい学級委員たち。
私がしたことは“提案”でしかなく、
やるか、やらないか。どうするのか、どうしたらいいのか。ということは全て学級委員たちに委ねていました。
どうしたら1年間の感謝の気持ちを伝えられるだろうか、と考え
周りの子たちへ役割を分担してくれたり、欠席していた生徒へ情報を流してくれたり
最後まで誰よりも時間をかけて製作したりと
短い期間の中で、最後の役割を責任を持って立派に果たしてくれました。
さすが学級委員!と目を見張るものがありました。
ありがとう。とても感謝しています。
さて、4月からはいよいよ新学期に入ります。
担任の先生や、慣れ親しんだクラスメートたちと離れ
新しい環境が始まるというのは、とても不安なことですね。
しかし、来年度初めて松実高等学園の一員となる新1年生はそれ以上の気持ちを抱えていることでしょう。
ぜひ来年度先輩になる皆さんは、昨年、一昨年、あるいは自分が転学してきた頃に感じた気持ちを思い出してみてください。
当時の経験を思い出すことができれば、新学期からもいいスタートを切ることができそうですね。
来年度先輩になる皆さん
先輩として、後輩を安心感で包むことのできる環境を整えてくれることに期待しています。
そして、来年度入学するみなさん
初めは不安なこと、心配なこともたくさんあるとは思いますが
それは今の在校生たちも同じように感じて、乗り越えてきた道です。
まずは4月、新しい気持ちで出会えることを楽しみにしています。
ふう
数年前、松実生として入学した私も、とても緊張していたことを今でもはっきりと思い出します。
松実はきっと成長できる場所。そのチャンスをぜひ自分の物にして、輝いてください。応援しています。