松実ブログ

松実の教員が書き込んでいます。面白い先生がたくさんいますよ☆

オワリハジマリ

2020年03月31日 16時59分40秒 | Weblog

早いもので、3月31日、年度末ですね。

みなさんはどのような春休みを過ごしていますか??

今年度の終盤は、コロナウイルスの影響によりいつもとは違った年度の終え方でしたね。

 

卒業旅行、保護者会、卒業式、修了式、どれもが『例年通り』にはならずに

寂しくも、切なくも感じましたが、会えない今でも、

1人でも多くの生徒の皆さんと保護者の方々、卒業生の皆さんが

『いつも通り』な笑顔で過ごしてくれていたらいいなって思います。

 

どんな場所にいても、毎日会えなくても、笑顔で健康でいることを願っていますよ!

 

さて、今年度のブログはこれでおしまいです。

投稿を読んでくださった方には、本当に感謝しています。

 

教室では語らない事、実はこんなことも考えているんだということ、

生徒の様子や学園での出来事など、脈々と歴代の先生方が続けてきたブログです。

(ちょっと今年度は更新頻度が低くなり大変申し訳ありませんでした…)

17年目を迎える令和2年度、どんな記事がアップされるか楽しみですね。

 

今年度のおしまいと、来年度のはじまり、それぞれより良い春を迎えられますように。

ありがとうございました。

 

マリオより。


桜はいつもどおり

2020年03月25日 06時33分37秒 | Weblog

地元の桜がほぼ満開になりました。
今年も見に行きました。
例の事情により、例年より花見客は少な目です。

その分、ゆっくり見て歩くことができました。
桜は事情も知らず、相変わらず今年も綺麗に咲いています。

咲き誇る花を遠くから眺めてみようと、
いつもは行かない所まで行ってみました。
すると、まるで湖かのような景色に出くわしました。
地元にこんな景色があったんだ…知らなかったな。

しばらくボーっとしていました。
色々な人の顔が浮かびました。

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ウイルスから身を守るには

2020年03月16日 14時18分25秒 | Weblog

生物は細胞を基本単位としていると教科書には書かれています。しかし、ウイルスには遺伝子はありますが、細胞と呼べる器官はありません。したがって、そのままでは自己増殖はできません。しかし、遺伝子は持っているので、自分の複製を作る能力は持っています。

では、どうやって自分の複製を作ったり、子孫を増やしたりしているのでしょうか。ウイルスは他の生物の細胞中に自分の遺伝子を注ぎ込み、その細胞を乗っ取ってしまいます。つまり、その細胞の本来の司令塔である遺伝子を無効化し、自分が注ぎ込んだ遺伝子の指令のみを実行するようにしてしまうのです。

乗っ取られた細胞はその能力のある限りウイルスの遺伝子を爆発的に増殖させます。しかし、その細胞が生きていくために必要な活動はすべて放棄されていますから、いずれその細胞は死んでしまいます。そして、乗っ取った細胞が死んでしまうとウイルスは元の姿に返って細胞外へ放出されます。

このように、ウイルスは他の細胞中では生物として、細胞外では遺伝子とそれを守るためのタンパク質の殻からなる単なる物質になります。ですから、ウイルスは生物と非生物の中間にあると言われます。

ウイルスには大きく分けて2種類あります。一つは他の生物と同じように遺伝子がDNAからできている物です。もう一つは、RNAと呼ばれる他の生物ではDNAの情報を伝える役割の遺伝子からできているウイルスがあります。RNAを遺伝子として持っているウイルスはレトロウイルスとも呼ばれます。

レトロとは元に戻るという意味です。レトロウイルスは自分のDNAを直接宿主となる細胞に注入するのではなく、相手の細胞の器官を使って自分のRNAからDNAを合成させてしまうという狡猾さぶりです。

エイズを発症させるHIVウイルスはレトロウイルスですし、今回世界的な肺炎を起こしているコロナウイルスもレトロウイルスです。

コロナウイルスが悪辣なのは、自身のRNAが相手の細胞のmRNAと呼ばれるDNAの情報を読み取って必要なたんぱく質を作る役目のRNAと直接置き換わってしまうところです。乗っ取られた細胞は自分に必要なたんぱく質を作らず、コロナウイルスが細胞外で必要な殻の成分のタンパク質をひたすら作り出すようになります。コロナウイルスの殻のタンパク質は細胞の細胞膜ととても良く似た成分なので、感染力が強いのです。

ウイルスは細胞外では生き物ではありませんから、いわゆる「消毒」はできません。「物理的に除去する」必要があります。これには、十分な手洗いと接触部分の清浄しかありません。ですから、消毒薬を噴霧することは余り効果がありませんから、石鹸で手を入念に洗い、食物や食器などが外気に触れるのはできるだけ避け、アルコールで十分に拭って除菌することが必要です。


唯々有難い

2020年03月13日 15時05分16秒 | Weblog

みなさん、こんにちは。


前回のブログの時点では卒業式がどうなるか定まっていませんでしたが、マリオ先生のブログにあった通り無事に挙行することができました。

実施のご判断をいただいた理事長、学園長、校長先生をはじめ、行事担当の先生方、準備から運営までご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
そしてお子様を参列させてくださった保護者の皆様にも心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
卒業生のみなさんが立派な姿勢で臨んでくれたので、短い時間でも感動的な式にすることができました。みなさんにも感謝しています。


コロナウィルス感染者数、あるいは死者数が世界中で増え続けているこの状況下で、短縮した形ではあっても、しっかりと節目の式典が執り行えたことは卒業生や保護者の皆様の心を幾分か軽くすることができたのではないでしょうか。
私自身もどうにか卒業生を送り出せてとても嬉しかったです。またどうなるものかと悩ましい日々を過ごしていたのでほっとしました。あとは少しの寂しさと。
卒業式を中止にした学校も少なくない中で、多くの物事に恵まれてこのような運びとなりました。唯々有難く感じます。


まだ今年度は続きますが、本日は最後のブログ当番です。
今年度も1年間大変お世話になりました。皆様、ありがとうございました。
良い年度末を迎えられますように。


こーへい


松実クオリティー。

2020年03月06日 19時24分34秒 | Weblog

今日は、松実高等学園の卒業式でした。

初・中・高等部の123名の卒業生が大きな節目を迎えた日です。

それと同時に、その保護者様、また教職員も1つの節目を迎えた日でした。

 

コロナウイルスの影響で中止になりそうなところ、

様々な対策を勘案して、どうにか執り行う方向に持っていって下さった、

理事長先生はじめ、学園行事担当の先生方には本当に感謝しています。

全員マスク着用、出入り口には消毒液設置、座席も間隔を空け在校生の出席は割愛。

時間も最大限に短縮し、校歌斉唱も予行練習もなし。

 

それなのに!協力体制に満ちた、まとまりある一挙手一投足。

卒業生全員が、たった30分の事前打ち合わせだけで、あんなにキレイに動きをそろえるとは

驚きと感動ひとしおでした。松実生って、すごいんですね。

どんな状態でも、最善を尽くすために試行錯誤すれば、それ相応の質は保たれること、

むしろ『例年通り』ではなかったからこそ、未知なる質の高さを知ることができたこと。

 

本当に、松実生は、松実高等学園の誇りそのものだと感じた1日でした。

 

12年間勤めて、そのうち7回卒業生担任として送り出しましたが、本当に毎年毎年

生徒たちの手紙や贈り物、保護者様からのお言葉ひとつひとつが、宝物です。

大事で大好きな人たちが、卒業させるごとに、どんどん増えていくという幸せに感謝。

 

出会いは、チャンス。

出会いは、別れの始めなり。

ゆえに、別れは、チャンス。という三段論法で、

この別れを、これからの原動力にしようと強く誓った卒業式でした。

 

卒業生の皆さん、本当におめでとうございます。そして、ありがとうございました♡

 

(これまでの卒業生と会いたくなった)マリオより。


この3月

2020年03月02日 23時23分35秒 | Weblog

時が過ぎてしまえば、
「俺たちの高校の卒業式ってコロナのせいで…」とか、
「3年生担任として気持ち良く卒業生を送り出すはずの卒業式が…」と、
当時卒業生だった人も、担任だった人も、
今のこの事態を懐かしく振り返る時が来るのでしょう。

日本だけでなく世界中で、
この異常事態の収束と、一刻も早い日常生活の回復がなされますよう、
祈るばかりです。

皆様、こんな時こそ、
せめて心は健やかにお過ごしください。

また、ある人と話して勉強になりました。
こういった異常事態を迎えると、
「政府はどうしてくれるんだ?」
「会社は仕事を休んだ分の金は補償してくれるのか?」
「学校(幼稚園)は子どもを預かってくれるのか?」
「学校は休校中の宿題はしっかり出してくれるのか?」
というように、誰が自分(自分の大切な人)のために、
何をやってくれるのか?で頭が一杯になる傾向があります。と。

抱えている現実と不安から、そのように考えるのはある意味当然です。
しかし、自分で考え行動を起こすこと、「自分のことは自分でする」
すなわち「自立」した状態を持てれば、
活路を見出せるものもあるはずです。と。
(個人の力では無理なものは当然ありますが)

それを聞いたオイラ、
大切なことはバランス感覚だと思うのです。
生き抜く上で、自分の自立は多数の人にお世話になること、
逆に多数の人のお世話をすることそれは自分の自立につながるのかもしれません。
高い次元での「持ちつ持たれつ」が真の自立ではないでしょうか。


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