十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
~
今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じて歩けばいいの?
一つしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている
拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたいことがあるのです
自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる
~
今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦しくて甘いいまを生きている
『手紙』 アンジェラ・アキ より抜粋
中等部の午後の合唱コースでみんなが課題曲に選んだ曲です。
これは、アンジェラ・アキさんご本人が幼いころに自分自身へ宛てた手紙からヒントを得て出来上がった曲だそうです。
「25歳のわたしへ。」
「10歳のわたしへ。」
みなさんは自分にお手紙を出すとしたら、未来の自分に宛てますか?過去の自分に宛てますか?
私は10歳のとき、日記帳の最後のページに「20歳のわたしへ」という手紙を書いたことがあります。
「犬は飼いましたか?」「どんな学校に行っていますか?」等、小学生らしい幼い質問に混ざって「20歳のあなたはいま幸せですか?」という質問がありました。
今度は、10歳の私に書いてみよう。
「可愛いビーグル犬を飼ったよ。」「素敵な女子大に行ったよ。」「いま私は幸せだよ。」
過去の自分に自信を持って「大丈夫だよ」って。「幸せだよ」って言ってあげられるように。
未来の自分に会うのが楽しみになるように。
今の自分を精一杯ほめてあげながら、優しい気持ちで生きられるといいですね。
もえ