まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

無限背進・○○のための○○

2010-01-18 19:09:17 | ドライブ人生論
目のいい人にはわからないかもしれないけど、
ぼくのように極端に視力の低い人間が朝起きてまず最初にすることは、
メガネを探すことです。
ところが目が悪いのでメガネがなかなか見つかりません。
メガネを探すためにメガネがほしい、という感じです。
子どもの頃実際にそういうメガネを用意したことがありますが、
おわかりの通り、
そのメガネも夜寝るときに外してしまうんだとすればけっきょく同じことで、
メガネを探すためのメガネを探すためのメガネが必要、という具合に、
無限に背進を続けることになります。

この問題の唯一の解決策は、
寝るときにメガネを置く場所を決めておく、という以外にありません。
そうすれば朝起きたとき手探りでそれをさがすことができるのです。
でも、寝るときに正気を保ってるときはだいたいこれでうまくいきますが、
酔っぱらってるときとか、
布団の中で本を読みながらいつの間にか寝てしまったときなんかは、
メガネかけっぱなしならいいけど、
たぶん寝ている間にいつの間にか外してしまうのでしょう、
けっきょく朝起きてどこだどこだと大騒ぎが始まることになります。
そういうときはやはりメガネを探すためのメガネがほしくなります。

さて、今年の福島は久々に雪が多くなりました。
東京出身のゼミ生には、最近の福島市内はほとんど雪が積もることはないから大丈夫だよ、
なんて甘い話を春先にしてぬか喜びさせてしまいましたが、
まったくのウソ情報になってしまいました。
雪国の福島でなんとか生き延びていって欲しいと思います。

さて、雪の降る日は電車は不安なので車で行くことになりますが、
私はこういうとき大学に着くと必ずある物を持って研究室に向かいます。
それは何でしょう?















先のメガネの話との連想ですぐにわかったと思いますが、
私はスノーブラシを研究室まで持っていくことにしています。
雪の日に1日働いて駐車場に行ってみると、
車が雪にすっぽり埋もれていたりします。
そういうときに大活躍するのがスノーブラシですが、
スノーブラシはたいてい車の中に置いてあるので、
スノーブラシを取り出すためのスノーブラシが必要になってしまうのです。
またまた無限背進の始まりです。

これを解決するには、スノーブラシを車の中に置いておかず、
必ず一緒に持って歩くようにするしかありません。
大学の構内や校舎の中をスノーブラシを持って歩くのは
けっこう恥ずかしいのですが (ほかにそんな人を見たことはありません)、
帰るとき駐車場で四苦八苦してる人たちを横目で見ながら、
持参したスノーブラシで悠然と雪を下ろすときの爽快感はたまりません。
そういうとき 「ああ自分は目が悪くてよかったなあ」 と思うのです。

無限背進解決法のお話でした。
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